GRANDFATHERS「BBB」が、ライブDVDつきデラックスエディションで再発!

 GRANDFATHERS(以下GF's)とは……  青山陽一、西村哲也、大田譲(現カーネーション)などによる、なんというか実に味わい深いロックバンド。  メトロトロンより2枚のアルバムをリリースして「大往生」してしまったが、1999年に一度だけの再結成ライブを。   その後も時々ライブを行っていたが、昨年10月、実に21年ぶりとなる3rdアルバム『GRANDFATHERS』をリリース、全国ツアーも成功のうちに終えたばかりである(私は行けなかった。しくしく)。   その1999年5月の渋谷クラブクアトロでのライブ。  なんと私は一人で観に行ってきたのである。  兵庫県中部のド田舎から新幹線に乗って。 青山の小さいホテルをとって。  そんなことができたのも若かったからなのね……(今に比べて背負うものもなかったしな)。  ホテルについてすぐ会場に向かい、夕食はカロリーメイトだけだったけど、そんなこと気にならないくらい楽しかった(だいたいにおいて私は旅行において食べ物にはあまり重きをおかない)。  ライブはもちろん最高だったし、濱田理恵さん(小さいお子さんをお持ちの方には「もぐらトンネル」「くりとくり」などでおなじみ)も生で見ることができてうれしかった。  翌日は新宿あたりのレコ屋に繰り出し、「陽気な若き博物館員たち」を買ったのもいい思い出である。  さて、そんなGF's、2枚目のアルバム「BBB」も先ごろ、ボーナストラックつき、ライブDVDつきデラックスエディションで再発されました。  ジャケットが故・ナンシー関による消しゴム似顔絵というのも泣けるが、歌詞カードを開けたとたん……うわあ!  昔、フリーペーパー上で青山氏ご自身が「醜悪な写真」と仰っていたが、そんなことはないけどちょっと赤面である。  今回のブックレットで「湾岸スタジオ(ムーンライダーズ鈴木兄弟のご自宅)の前で撮影された」ことが明らかになったが、この写真をそんな所でお撮りになったの……?  「ROUGH MIXのテーマ」は文句なしにかっこいいし(なぜベスト盤に収録されなかったんだろう)、西村氏がヴォーカルをとる「東京モノリス」も久しぶりに聴いてみて改めて気に入ってしまった。  前作「Westers Charnande」はもっと当時のバンドブームを少し彷彿とさせるストレートなバンドサウンドだったのに比べ、今作はソウル、ブルース、ラテンなど多様な音楽をエッセンスとし、よりふくらみのあるバンドサウンドに変貌しているのが印象的。  「ロック画報」カーネーション特集で大田氏が「青山の曲はだんだん構築がすごくなってきて、間違えずに弾くのがやっとという感じになってきた」と語っていたが、飛躍的に青山氏のソングライティングのスキルが向上したということなのだろう。   その後ソロアーティストとして大活躍する片鱗がここに見えるように思う。  歌詞も前作にひきつづきかなり意味深で、深読みすればするほどドキドキしてしまう。  どちらかというと朝や昼というより、夜に聴きたいアルバムかもしれない。  今回は貴重なライブDVDつきということで、確かに90年代に入ってからの本当に貴重な映像が(ビデオテープの関係か、若干乱れているのはご愛敬)楽しめる。  元カーネーション・棚谷氏の若き日の姿も。  解散ライブ「大往生」のために作成されたというコメント映像で、青山氏が「みなさん、どーも、すいません!」と仰っているが、彼が一人で出来る音楽を突き詰めてみたかったという理由で解散となったことが、ファンに対して少し負い目になっていたんだろうなーと。  でも結果的には、メンバーがそれぞれの場所で成功し、また21年という歳月を経て大傑作である3rdアルバムを生みだすことが出来たわけだから、良かったんじゃないのかなあ。  いやあそれにしても、青山氏のヴォーカルは本当にいつまでも瑞々しくていい意味で年齢を感じさせませんなあ。  (だいぶ前にリリースされたものですが、いろいろばたばたしていてなかなかブログに着手できませんでした。これからもタイミングを大きく外した記事が増えてくると思いますがご容赦願います
BBB[デラックス・エディション](ライブDVD付き2枚組み)
Pヴァイン・レコード
2013-02-06
GRANDFATHERS

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posted by つむ at 11:48

GRANDFATHERS「Western Charnande」デラックス・エディション!

 GRANDFATHERS(以下、GF's)のまさかの21年ぶりサードアルバムの余韻も冷めやらぬまま(本当に本当に名盤でした!)、なんとまたしてもサプライズ。  ファーストアルバム「Western Charnande」が、なんとボーナストラックつき、ライブDVDつきデラックス・エディションで再発というではありませんか!  さっそくAmazonで予約してみたものの、発売日を過ぎても配達されない。気をもんでいたら、「入荷遅延」のメールが……。  きっと、注文が殺到したのだろう。  青山陽一氏の名盤「DEADLINES」でもこんなことあったな。  と思っていたら数日後、無事届いたのでした。  さっそく愛用のDAPに全曲を放り込み、ガンガン聴いています。    そもそも、バンドブーム全盛期にリリースされたはずのこのアルバム。   しかし、当時のバンドにありがちな青さや幼さもなく、かといって老成しているわけでもなく、本当に「GF's」としかいいようのない個性がすでに確立されていた。  「あなたとハイな午後」「ないしょの茂みにて」などなど、ちょっと意味深(いや、かなりそのままでしょう、今のGF'sの歌詞と比べてみたら)な内容の歌詞も楽しみ。  「Slit No.1」のようなアコギ一本の渋い名曲も、「僕は火の車」のようなハイパーロックチューンも、同列で楽しめる。  ボーナストラックは、メトロトロン以前の音源から。  10年以上前にリリースされたベスト盤でライブヴァージョンを聴いて大好きだった「石のうさぎ」も、オリジナルはどんなんかな?と聴いてみたら、なんとまあ、うさぎにふさわしい可愛らしいリズムだったんだね。  やはりデジタルリマスタリングされているおかげで、音がものすごくクリアになっている。そのせいで、単純にカッコ良さが増している。  バンドブーム期に青春時代wを過ごした方、なんか見落としているような気がしていたら、こちらをぜひ聴いてみてほしいです
ウェスタン・チャーナンデ[デラックス・エディション](ライブDVD付き2枚組み)
Pヴァイン・レコード
2013-02-06
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posted by つむ at 14:08

GRANDFATHERS「GRANDFATHERS」

 1999年5月のゴールデンウィーク明け、渋谷クラブクアトロにて、GRANDFATHERSの再結成ライブがあった。  近畿の山奥から、なんと私、宿を取ってまで、ひとりで馳せ参じたのでした!!  というのも、1998年暮れにメジャーデビューを果たしていた、GF'sの青山陽一氏に夢中になっていたから。  青山氏がかつて所属していたバンド、その再結成ライブ、これは行かなきゃダメでしょ! と、新幹線で東京まで駆けつけましたよ。 私も若かったなあ。  ギターの西村哲也氏を見るのはその時が初めてだったんだけれど、歌声もキュート(失礼)で、なんだか独特のほんわかした雰囲気がある人だなあと思った。 ゆるずさん(ベースの大田譲氏)に関してはカーネーションでおなじみだったので、いつもながら安定感があるなあと。 アンコールでは濱田理恵さんetc.も登場して、全員で名曲「ROUGH MIXのテーマ」をやってくれたっけなあ……、と、思い出を語ればきりがないところに、なんと、実に21年ぶりのGRANDFATHERSニューアルバム、その名も「GRANDFATHERS」リリースとな!  21年の間に日本の音楽もずいぶん変わったのかもなあ、というのが、今回の新譜を一聴しての率直な感想。  どういうことなのかというと、なんだか、街やテレビで流れるJ-POPが、必要以上にプラスティックで無機質なものに聞こえるのだ、このアルバムを耳にしてしまうと。  それくらい、ざくざくした、手作り感が感じられる、それでいてクールな風通しのよさも感じる、そんなバンドサウンドなのだ。  晩秋に苦めのコーヒーを入れて聴くのにぴったりな日本のバンドサウンドなんてそうそうあるものではない。  青山氏の作品は、このところのソロでもおなじみの「どこの国のどんな人のお話なんだか…?」と感じさせる少し不思議な世界。   もちろんGRANDFATHERSのアルバムであって青山氏のソロではないわけなので、今作では西村氏の作品も収録されているし、西村氏とゆるず氏が2曲ずつヴォーカルを取っていて、いい具合のスパイスになっている。 ゆるずさんはカーネーションの新作でも1曲歌っているが、直枝氏とも青山氏ともまたひと味違う、主張しすぎないのに存在感と安定感があるヴォーカルがいいですねー。  全体にミディアム系が多い気がする中で、ラスト「Help my Soul」のかっこよさにはぶっ飛び。 なんで前作「BBB」などに収録されなかったんだろうと思える、GRANDFATHERS節全開のスリリングなロックナンバー。 ライブではさぞかし盛り上がったんだろうなあ。  ライブといえば、行きたい気持ちはやまやまなんだけれど、ここ数ヶ月猛烈になんやかんやで忙しくて、その上関西は京都……。 神戸にも来てほしいなあ。 京都は悪いけどちょっと遠いよー。 行かれる方は絶対楽しめると思う。 保証します。
グランドファーザーズ
Pヴァイン・レコード
2012-10-17
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posted by つむ at 15:16