中山可穂「銀橋」

 中山可穂さんの「男役」「娘役」に次ぐ、宝塚シリーズ第3弾が出ていたことを知り、さっそく読みました。  人気男役・レオンこと花瀬レオと、ナッツこと永遠ひかるの間の学年に当たる、実力派男役・ジェリコこと鷹城あきらが今回の主人公。  いぶし銀の輝きを放ち続ける超実力派専科の男役・アモーレこと愛河凛(そういえば大河凛って男役さんがいたな)に憧れ続け、恵まれたルックスと実力にもかかわらずスター路線に乗ることをかたくなに拒み、新人公演でもアモーレさんの役をゲットし、別格男役として宙組で不動の地位を築いていたジェリコ。  ある日、音楽学校時代から親しくしている上級生・レオンが、花組から宙組に異動してきてトップになる。  ジェリコにとっては願ってもないことである。  しかもそのお披露目公演は、アモーレさんの退団公演ともなってしまい、ジェリコは気合を入れて稽古に臨むが、千秋楽を前にまさかの事態が起こる。アモーレさんが公演中に姿を消したのである――。  「男役」からの通しキャラであるレオンと、下級生のナッツの禁断の(?)関係性がその後どうなったのか、ナッツの憧れの人であるパッパさんこと如月すみれの謎、などなど、通して読んできた読者には興味をそそられる内容であり、ジェリコとアモーレさんの師弟関係にも涙が。  実際の専科さんってどうなんだろう。すみれコードぶっちぎりで言えば、下手したら還暦前後のお姉さま方である。アモーレさんのように舞台でのケガがもとで視力が極端に落ちてしまっている人、持病を抱えている人もいるかもしれない。  もっとも、アモーレさんのように自らの退団公演の途中に劇場を出ていき、武庫川の河原で心臓発作を起こして倒れるなんてことが現実に起こったら大変だが、タカラジェンヌとして年齢を重ねていく過程には、人には言えないしんどい状況も往々にしてあるのかもしれない。  タカラジェンヌは全員が未婚の女性だが、若い時期は誰にとっても永遠ではない。退団したら一人の女性としてどう生きるのか、残るなら残るでどう、タカラジェンヌとして生きていくのか、そんな姿を、パッパさんとアモーレさんは読者に示してくれているのかもしれない。    個人的には、ジェリコのお父さんのキャラがなんとも言えず味があると思った。  堅物な、誰も笑顔を見たことのないほどの大学教授が、まさかの一人娘のタカラヅカ志望という事態に大いにうろたえ、とことんタカラヅカについて調べつくし、ジェリコの入団後はすべての公演に足を運び、DVDもすべて買うのである。  親子なのに敬語で話す父が、タカラヅカという共通項でなんとか娘との距離を縮めようとする、そんな不器用な、ぎこちない親子愛がなんだかしみるんだな。  リアルジェンヌさんのお父さんにも、そういう人が結構いるのかも……?
銀橋
KADOKAWA
2018-09-21
中山 可穂

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posted by つむ at 10:00

中山可穂「娘役」

 中山可穂さんの「男役」に次ぐ、宝塚シリーズ(?)第2弾は、タカラヅカの娘役と、彼女に純粋な愛をささげるヤクザの組長という、ありえないようであるかもしれないファンタジーである。   大鰐組組長・ムッシュこと大鰐健太郎を殺るべく、尾行を続けてきた他組の若衆・片桐蛍一。  ある日、ムッシュが入っていった先、それはなんと宝塚大劇場……。  大いに戸惑いながらも当日券をゲットし、背後からムッシュの首に手をかけたその瞬間、舞台上でラインダンスを踊っていた初舞台生・のび太こと野火ほたるが勢いよく飛ばしたハイヒールが片桐の目の前に飛んできたのだ。  なぜか片桐はそのハイヒールを持ち帰り、夜の大阪の街をシューズリペアキットを探して奔走し、一晩かけて修理し、宝塚歌劇団雪組に送り返す。  ほたるが飛ばしたハイヒールは、天からの啓示だったのか。片桐は組を移籍し、大鰐組預かりになる。ムッシュの話し相手となった片桐に、もう自分は長くないと悟っていたムッシュは、自分が知る限りの宝塚歌劇の知識を教えるのだった。  チンピラ上がりから組内二番手、そして組長へと、組内でめきめき地位を上げる日々の中で、片桐はほたるに思いを寄せ続け、ほたる会に入り、花代をたっぷり弾み、しかしお茶会には決して顔を出さず、あくまでヤクザとしての分をわきまえてひそかにほたるを応援するのだった。  一方のほたるは、子役専科と揶揄されるほど子役が続き、初めての新人公演ヒロインで主演の薔薇木涼とのデュエットダンスで尻もちをついてしまうという大失態を犯し、初めてのバウホールヒロインで練習しすぎて疲労骨折してしまうなど、苦難の娘役生活を送っていた。  そんなある日、雪組行きつけの寿司店で、片桐とほたるは生涯にたった一度、言葉を交わすこととなる――。  クールで熱い、クレバーにして大胆な片桐がとにかくかっこいい(その苦み走ったいい男ぶりから、雪組の組子たちからは「健さん」と呼ばれる)。現実にこんなヤクザさんいるんかしら、というくらい。 そんな片桐が、ほたるのこととなれば途端に純情になるのがまたかわいい。  片桐が拾われる「大鰐組」の描写がまたヅカファンには受ける。なにしろ組長以下組員全員に愛称がつけられ(ちなみに片桐は「ギリ」)、若頭は「二番手」と呼ばれ、組のモットーは「品格・行儀・謙虚」(これ、実在したタカラヅカの大御所・春日野八千代御大が、タカラジェンヌの心得として口を酸っぱくして言っていた言葉)。 組長がヅカファンだからってこんなに徹底するとは、と、笑いながらも、こんな組があったらいいなあとも思う。  一方で、チャンスを次々にふいにしながらも別格娘役として活躍していたほたるが、なんと研10(入団10年目という意味です)でまさかのトップ就任(これは娘役としてはかなり遅い部類)! 片桐にとってはずっと願い続けていたこと、だったのだが……。    ハードボイルドで哀しい、清く正しく美しくはかない10年愛の物語を、ぜひ読んでみて下さい📖
娘役
KADOKAWA/角川書店
2016-04-27
中山 可穂

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posted by つむ at 10:00

宝塚歌劇団月組公演「夢現無双」「クルンテープ 天使の都」

 4月13日(土)、ムラの千秋楽ももうすぐですね。観てきました!  ご存じ宮本武蔵の半生をミュージカル化した「夢現無双」。  といっても歴史に詳しくない私はよく知らなくて(さすがに巌流島くらいは知ってるけれど)、次々に出てくる剣の達人との戦いにそれほどワクワクする感じがしなくて、なんというか、全体にさらーっと駆け足で流れてしまった印象。  沢庵和尚(光月るう)にどんなに諫められても、剣を捨てられない武蔵の心情とか、お通(美園さくら)の思いに応えたくても応えられない揺れ動く思いとか、そういうドラマ部分をもう少し掘り下げて丁寧に描いてほしかったかな(偉そう)。  武蔵(珠城りょう)の幼馴染で、実力がありながら身を持ち崩す又八(月城かなと)が笑いをとれる役で儲け役。ひょんなことから佐々木小次郎(美弥るりか)になりすまし、モテ男になるも、本物の小次郎に出くわして……! という場面をれいこちゃん(月城)がコミカルに演じた。かっこいいれいこちゃんにはもったいない役のようにも思えたが、新境地か。  ショー「クルンテープ 天使の都」は、タイというテーマについていくのがやっとで、いつものように爆泣きというところまではいかなかったが、もちろんきらびやかで十分楽しめた。  なんてったって、ありちゃん(暁千星)のおみ足!!  ショートパンツに美脚にピンヒールで踊りまくる!!  とにかくヒールが若い頃から苦手で、ローヒールばかり、それでも足が疲れちゃう私は、ピンヒールで歩ける人を無条件に畏敬の念で見てしまうのだが、踊るんだよ! まあ身体能力抜群のジェンヌさんにとってはなんてことないのだろうが、やっぱりすごいよね。  すごいといえば輝月ゆうま。 娘役にしてはかなり大柄のグリーンのドレス姿の人、男役なのかな? ソプラノも男役の声もこなしちゃうあのすごい歌唱力の人だれ? あとでプログラムで確認して、あの人がまゆぽんなのねと初めて認識。 「学校へ行こう!」のタカラヅカ受験特集で、身体が硬くて泣きながら開脚していたあの子がと思うと、感慨深い。    桜も満開の時期、土曜日とあって劇場内も混み混み。  なにかおみやげでも……と思うも、売店も人でいっぱい。 仕方なく(?)、「ラ・ロンド」で公演デザートを食べつつほっと一息。  「花のみち」の桜ばかりに気を取られてしまいますが、足元にはこんな可憐なすみれも咲いていますよ。
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posted by つむ at 11:35

宝塚歌劇団星組公演「霧深きエルベのほとり」「Estrellas 星たち」

 1月13日、観てきました!  何度も再演されている名作ですが、改めてあらすじを。  ビア祭りの日に、ハンブルグの酒場で出会った、船乗りのカール(紅ゆずる)と、良家の令嬢マルギット(綺咲愛里)。  お互いの優しさに触れてたちまち恋に落ち、結婚を誓い合うが、マルギットの父(一樹千尋)、妹・シュザンヌ(有沙瞳)、婚約者・フロリアン(礼真琴)に連れ戻されそうになる。  マルギットが抵抗し、仕方なく父はカールを婿養子に迎えることを承諾するが、身分の違いは愛し合う二人の溝を深めていく。  マルギットを心から愛するがゆえに、カールは身を引く決意をする……    紅がトップになってから初めて見る星組さん。  紅はやはりコメディのセンスは抜群。 彼女がしゃべると面白くなさそうなセリフも面白く聞こえる。  あーちゃん(綺咲)はとにかくかわいい。 地声が低いのか娘役声を無理に作っているように聞こえるのがちょっとなあと感じるが。 また、ピアノを弾くシーンでは熱演を展開した。  やはり菊田一夫氏の作品とあって、台詞の美しさや、屋敷での緊迫したシーンは見応えがあった。  ちなみに私、今回、宝塚ファン人生初、劇場に観に行く前にテレビで見てしまうという状況になりました。 そう、お正月にBSで「Estrellas」を観ちゃったのです。 我慢できずに。  テレビではどうしても正面からしか写さないので、セットの転換が少ない本作はなんだかつまらない作品のように思えてしまったのだが、劇場では3階まで届こうかというほど天井いっぱいに宇宙が映し出され、グリーンのライトも舞台上から会場隅々までビュンビュン飛びまくり、舞台を立体的に使っているのが感じられ、ほっとした。  照明や衣装は素晴らしかったのだが……。  あちこちのブログなどで言われていることだが、礼真琴以外にこれといったショースターがいないのでしょうか、今の星組??   もうちょっと男役娘役ともにバリバリ活躍できるスターが出てきてほしいなあと。
posted by つむ at 13:18

宝塚歌劇団雪組公演「凱旋門」「Gato Bonito!」

いやー、2階席からもあーさ(朝美絢)の美しさは目を引いたなー。  今回、2階席最前列のかなり左側で観劇したんだけれど、主要な役どころのジェンヌさんしか見えない中で、あーさの美貌はパッと向こうから飛び込んでくるんだな。   「凱旋門」。 図らずもだいもん(望海風斗)と、真彩希帆ちゃんのコンビを見るのが2回目となった。 ただ、トド様(轟悠)の降臨(トド様降臨は私にとって3回目)だったが。  第2次世界大戦前夜のパリで、亡命してきたドイツ人医師・ラヴィックと、イタリアから来た女優志望の娘・ジョアンの悲恋を描いた本作。  トド様やっぱり声が全然、他の男役さんとは違うわ。 本物の男性と見まがうばかりの堂々たる男性の声。もちろん立ち居振る舞いも申し分なし。 ただ、少しのどの調子がよくないのか、高音になると裏返ってしまう場面もあったのが気になった。  きほちゃんはもっともっと歌を聞かせてほしかったのだが、ソロが少なく残念。でもともすれば「マノン」ばりに甘えん坊で軽く見られてしまいそうなジョアンという女性を、ギリギリ品格のある女性として表現していたのはさすが。「しあわせ」という台詞が可愛かった。  だいもんはお芝居ではストーリーテラー的な役どころで、あまり面白い役ではないのだが、その分ショー「Gato Bonito!」ではじけていた感が。 客席下りもふんだんにあったしね(2階席はこれがきつい。全然見えないんだもん)。  「どうも。Gato Bonito!です。「美しい猫のような男」と呼ばれています。そんな僕ですが、悩みがあるんです。……朝に弱いんです。特に今日のような早い日は(11時公演だった)全然起きられないんです。そんな僕をどなたか目覚めさせてくれませんか?」なんていう語りまであって、一階の前の方の人がうらやましかったなー。  そしてあーさですよ。紫色の女役スーツ(っていうんだろうか)で、他の男役スターと共に妖しく踊るわけだけど、やや小柄ながら本当にきれい。 お芝居でもパッと目についたし、私にとって雪組を見る楽しみの一つになったわ。  逆に気になるのは、娘役2番手、3番手という確固としたものが今のところないみたいで、特にパッと目立つ娘役さんがいないところ。  どの娘役さんもそれほど目立つ役というわけではなく(そういうお芝居だからなのかもしれないけれど)、娘役ファンとしては心配である。   しかし2階席って全体がよく見えるので、『舞台って意外と奥行きが広いんだな』とか新たな発見もあり。    今回の失敗を少し。  ・幕間のトイレはやっぱり混みます。30分しかない休憩時間で、トイレに並んで戻ってきたときにはあと12分しかなかった……。12分でサンドイッチを必死でかき込み、全然プログラムを見る余裕もなく、エトワールが誰だったのかもわからず(愛すみれちゃんだった)、とほほ……。 よほどのことがない限り、幕間にトイレに行くのはやめておいた方がいいかも。  ・眼が痛くなるほどショーで泣いて、放心状態でロビーに行って、プログラムをしげしげ眺めていると、「申し訳ありませんが次の公演時間となりますので」と、係員さんに追い出されてしまった。 そう、3時公演がある日はゆっくりせずさっさと会場を出ましょう。プログラム読むなら「ラ・ロンド」がおすすめ。 あまり混んでいないし、ゆっくりお茶できますよん。
posted by つむ at 10:52

宝塚歌劇団雪組公演「ひかりふる路」「SUPER VOYAGER!」

 今回、望海風斗(だいもん)と、真彩希帆(きほちゃん)のトップお披露目公演となった雪組。  マクシミリアン・ロベスピエールという、フランス恐怖政治の代名詞的な人物、おおよそヒーローとしては描かれてこなかった人物を、宝塚のヒーローらしい清廉潔白で素朴な人物として描くにあたり、演じることができるのはだいもんしかいないでしょう。  相手役、架空の人物であり、ロベスピエールを暗殺するために近づいたつもりが愛してしまうというマリー=アンヌを演じるきほちゃんも、もうとにかく歌がうまいとは聞いていたけれど、上手いというレベルではなく、完全に「役」の歌になっていて、愛憎半ばする複雑な思いを見事に表現していた。   これだけヒロインのソロの歌がふんだんにある、というよりヒロインの歌で物語を進めていくといってもいいくらいなのは、宝塚歌劇としては画期的な試みなのでは? そしてそれを可能にしたのはきほちゃんの歌唱力に他ならない。   ボリューム、ビブラート、表現力、あらゆる面で大昔の歌うま娘役さんをほうふつとさせた。   ただ、彼女がうますぎて、他の娘役さんのなかでかなり聞き劣りする人が見受けられたのは(うまい人もいるんだけれどね、中にはソロがあるのが気の毒なくらいいまいちな子もいるわけで……)。  今まで観劇してきて、本当にかわいそうなくらいソロの歌がない娘役トップさんも見てきた。 別に下手というわけでもないはずなのに、お芝居でもショーでも男役の添え物に過ぎないみたいな存在のヒロイン。   最近は時代の変化からか、ヒロインも自立していて職業があったり、強気で自分の力で人生を切り開いていくような女性像が増えてきている。 いいことだと思う(娘役びいきの私としては)。 やはり主たるファン層である女性に共感されなければ、少しずつ廃れていってしまうだろうから。   そんなきほちゃん、ショー「SUPER VOYAGER!」では声色も歌い方もまるっきり別物に変えてきていて、同一人物⁉と驚くばかり。 やや要素を詰め込みすぎなのでは?と思われる、ヴァラエティーに富みまくりのショーなんだけれど、中でもあまりの美しさに大注目の朝美絢(あーさ)が女役に扮し、二人の男をほんろうしたあげく……というアダルトな場面で、あーさのおみ足にくぎづけ。 割と男役に対しては面食いを自任している私だけれど、あーさは今まで好きになった男役さんとはまた違う美しさで、歌もしっかりしていることが今回確認できたし、ますます楽しみになってきた。    そして公演デザート、「カシスノワール」がこちら↓ 私は「ラ・ロンド」でいただきました。
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 青い部分の素材が何なのかよくわからなかったんだけど……(食べていいものなのか、蝋とかだったら食べちゃいけないだろうし)一応、トリコロールカラーを表現していることは理解できた。  狭そうに見えて結構広くて回転も早く、ゆっくりできるカフェで、おすすめです。
posted by つむ at 13:50

「歌劇」5月号と、なんということもない私の一日

 ずいぶんブログを更新しませんでしたが、その間に、再就職してから1年がたち、少しは業務の流れにも慣れてきました。   昨日はGWまっただなかということもあり、なんとまじでたった一人での勤務となりました。  一人となると気が抜けるもので、汚れの目立つパンツを薄手のチュニックで隠し、着流しカーディガンに、足元はまさかのレザースニーカー! というお気楽な格好で出勤してみました。  いわゆる社員食堂のようなものも閉店していたので、近所の居酒屋さんのランチを狙っていくも、なんと喫煙OK! 入った途端けむくてけむくて断念。 仕方なく普通のカフェでパスタを食べていたところ、いいアイディアが。  そーだ、帰りに地元の書店で買おうと思っていた「歌劇」5月号、向かいの書店で買っとけばいいんだ!  食後、書店に駆け込み、うるわしのみりお様表紙の5月号をそっとゲット、しかし仕事をさぼって読みふけるでもなく、ちゃんと仕事はこなし(えらいなあ自分)、帰りのバスの中で星組スカピンの舞台写真なんぞうっとりと見とれ、家で子供(9)に「ほら、あんたの大好きなみりお様やで」と自慢し、そんな感じで過ぎた一日でした。  そんな、なにげない日々を過ごしている私ですが、以前ほどではないにせよ、時々不安、失敗にともなう落ち込み、将来への漠然とした恐怖……みたいなものにさいなまれ、そこに日常のあれもしなくちゃこれもしなくちゃが加わり、どうにもこうにも思考が先に進まないこともあります。  そんな時は、いったん思考を打ち切ってゼロにし、全然違うことを考えることで、現実逃避というのともちょっと違うのですが、精神安定を図ります。 これがけっこう効果的。  私の場合、考えることは、宝塚か文房具か。  文房具も大好きで、次どんな色のペン買おうかなあとか、来年の手帳はとか、マスキングテープはとか考えるだけでも楽しいのですが、宝塚もしかりで、つぎは誰がトップに?とか、あの娘役ちゃんかわいいなーとか、次にあの演目をやるとしたら何組でキャストは誰で……とか、そんなことを考えていると頭がクリアになってきて、次に進めるんですよね。  誰にでもそういうものはあるはず。 私にとってはそれが宝塚。 「歌劇」1,100号、本当にめでたいことです
歌劇 2017年 05 月号 [雑誌]
宝塚クリエイティブアーツ
2017-05-02

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posted by つむ at 09:46

宝塚歌劇団花組公演「雪華抄」「金色の砂漠」

 ……いやー、オリジナル作品でここまで世界観に引きずられて、翌日もぼーっとしてるのなんて初めてです。  12月4日(日)、ムラ11時公演を見てきました!  まずは日本物レビュー「雪華抄」。  日本の四季の美しさを分かりやすく、寝てしまいがちな日本物のショーを飽きさせないように、途中で激しめのシーンを盛り込んだり、作者の工夫が随所に感じられた。  またしてもうちの8歳男児とともに観劇したんですが、やはりちょっと退屈気味だったかなあ…。  ヅカの日本物ショーの美しさが理解できるまでにはまだだいぶかかりそうです。  それにしてもトラジェディ・アラベスク「金色の砂漠」ですよ。  なにやらすごく評判がいいらしい新進演出家・ウエクミこと上田久美子先生。  いつかはウエクミと(クラウンかい)希望していたのがこんなに早くかなうとは! 見ることが出来て本当に良かったです。  ストーリーを簡単に。  いつかの時代の砂漠の中の国。 イスファン国の第一王女タルハーミネ(花乃まりあ)には「ギイ」(明日海りお)という奴隷がいた。  奴隷でありながらなぜか誇り高いギィは、美しいタルハーミネを恋の前に屈服させたいという思いを募らせる。  タルハーミネもギィを憎からず思っていたが、王女としての誇りゆえ、わざと高圧的にギィを虐げていた。  タルハーミネとテオドロス王子(柚香光)との婚礼の前夜、ギィは力ずくでタルハーミネを我が物にする。  王国を出て行こうとする二人の前に兵士たちが立ちはだかり、ギィの思いがけない、そして悲惨な出生の秘密が明かされる。  王国への復讐に燃えるギィは、そしてタルハーミネとの愛憎の果てにあるものは……  いい意味ですごく重い。   生と死が常に隣り合わせの、力ある者のみが生き残る古代の砂漠地帯の王国。   そんな世界で、命がけで愛し、命がけで憎むというテーマの重さに、スターさんを見るという目的を忘れてお芝居に見入ってしまった。  そう、宝塚の場合、お芝居の内容が多少まずくとも、美しいスターさんを見ることが出来るのなら無問題という、他の劇団とはちょっと違う事情があるのだが、この作品ばかりは。  みりお(明日海)はもちろん美しい。 かのちゃん(花乃)も、キキちゃん(芹香斗亜)も、れいちゃん(柚香)も、べーちゃん(桜咲彩花)も美しい。 たそちゃん(天真みちる)は初めてきちんと見るのだが噂通りの面白さ。   そうなんだけれど、スターさんの魅力以上に物語の力に引き込まれて、熱にあてられて、イスファン国から心が戻ってこれないのよ~  原作がない、他所のミュージカルの再演でもない、史実でもない、まったくゼロから演出家が作り出したオリジナルミュージカルの中では(私が見た中では、という話だが)、まちがいなくダントツの素晴らしさだった。  その素晴らしい台詞をもう少しかみしめて見たかったのだけれど、残念なことに早口で聞き取れない演者がけっこう見受けられて……。  東京ではそのあたり改善してほしいです(偉そうだけど)。  あと、かなり高くセリが上がって(しかも回りながら)、その上で踊ったりお芝居したりするシーンが多くて、ハラハラしてしまった。 どうか落ちないで!と祈りながら見ていたよ。   しかしそれらダイナミックな舞台演出も功を奏し、本当になんともいいようのない、腹にずしんと重く残る作品であることは確か。  東京で見る方はぜひ期待してほしいですね。   今回、ハンカチは要らないかもだけど、あとあとまで引きずりすぎて実生活に支障が出ないように
posted by つむ at 10:28

宝塚歌劇団雪組公演「私立探偵ケイレブ・ハント」「GREATEST HITS!」

 11月5日、11時公演を見てきました!  もう今日がムラ千秋楽なので、見た人も多いでしょうが、簡単にストーリーを。 時は20世紀中頃のアメリカ。私立探偵ケイレブ・ハント(早霧せいな)は、映画の撮影現場で、エキストラの女優・アデルが死亡する場面に居合わせる。仲間のジム(望海風斗)、カズノ(彩風咲奈)らが追っている事件とも共通する点があることがわかる。アデルの両親が娘の行方を捜してほしいと依頼してくるが、両親も直後にひき逃げ死してしまう。事件のカギは芸能プロダクションの社長・マクシミリアン(月城かなと)が握っているらしい。マクシミリアンと一緒に仕事をしているケイレブの恋人・イヴォンヌ(咲妃みゆ)も、ケイレブの身を案じながらも彼を支えるが……。   雪組を見るのはなんと、「仁」以来ということで、かなりメンバーが入れ替わった雪組に戸惑いが。「あの人がこんなにも歌を任されている!」「あの人にこんな一面が!」と発見もいっぱい。 ちぎちゃん(早霧)のトップ姿を見るのも初めてなわけだけど、すっきりキレイでスターオーラも抜群。  ゆうみちゃん(咲妃)に至ってはちゃんと見ること自体初めて。 なんというか、砂糖菓子のようなかわいらしいルックスから、もっと声もかわいいのかなと思っていたけれど、意外とリアルな普通の女性の声で全編通していて(そういう演出だったんだろうけど)、いい意味で驚いた。 自然体の演技がすごく上手で、ドラマじゃなく舞台でこれだけ自然な演技ができるとはすごい。 もちろん歌も上手。  だいもん(望海)、さきちゃん(彩風)、私の特にお気に入りのれいこちゃん(月城)、などなど雪組はキレイどころぞろいで、微妙な人がほとんどいない。 目の保養になったわ    実は………今回は私観劇史上初の、重大な案件をかかえての観劇だったのです。  その案件とは、「8歳の息子と一緒に無事観劇すること!」  彼にとって、宝塚観劇は実は初めてではない。 「エル・アルコン」「アデュー・マルセイユ」を一緒に観ている。 しかしそれは、お腹の中でのことであって、この世に出てきてからは初めて。 お行儀良く、声を出さず、ぐずらず、途中でおしっことか言わず、観てくれるだろうかと心配だった。  しかし、みりお(明日海りお)トートの「エリザべート」ブルーレイを見てからというもの、一度でいいから自分も生で観劇したいと言ってきかなくなった彼、しかたなく(?)連れてきたのでした。  しかも探偵もの、難しい用語が飛び交う犯罪もの、派手でもない正塚先生もの(ごめんなさい)、退屈しないか心配だったんだけれど、なんのなんの、途中ちょっと飽きてきたらしく私の手を握ってきただけで、静かにじっくりと最後まで観劇してくれて、母は感動したよ。 幕間、外のテラスで、夫が買ってきてくれた「ルマン」のサンドウィッチを食べていると、鳩たちがぽぽぽぽとやってきて、私たちがこぼしたサンドをおいしそうにつっついていた。  きっと彼らの腹時計の中では、開演前~幕間~終演後~次の開演前~幕間~終演後というスケジュールがインプットされていて、いつこのテラスに居れば旨いものにありつけるかよくわかっているのではないだろうか  ショー「GREATEST HITS!」はその名の通り、古今東西の名曲を集めた賑やかなレビュー。  うちの子は、夫がいつも見せている(私はやめてほしいと思ってるけど)「空耳アワー」で出てきた、チェイスの「黒い炎」にすぐさま反応し、隣の私をつついてにこっと笑ったけれど、あとは行儀良く、拍手すべきところで拍手し、手拍子すべきところで手拍子し、おとなしく観ていてくれた。  私はとりあえず、ひめちゃん(舞咲りん)の歌姫っぷりに圧倒されたわ。 お芝居の方のくらっち(有沙瞳)もすごい歌い手さんだと思ったけれど。 基本、娘役びいきの私としては、歌えてかわいい娘役さんは大好物である。   キャトルレーヴで「歌劇」最新号と卓上カレンダーとやること付箋を、ソリオ内の書店「サンクス」で「ZUCCAZUCA」3を買い、大満足で帰路についたのでした。  本当に、子どもと一緒に観ることができたことがなにより感動的。 男子なのでタカラジェンヌにはなれないけれど、演出家になってくれないかなーとか無理な願い事を(阪急阪神ホールディングスに就職するでもいい、阪急電車のどこかの駅の駅長さんになるでもいい、スポニチの芸能記者になるでもいい、とにかく宝塚に関連する仕事に……)……そんな母を尻目に、次作「金色の砂漠」のみりおにうっとりしている8歳男児なのでした(やっぱりみりおが好き)。
posted by つむ at 11:24

「宝塚OG style キレイの秘密」

 ヅカファンにとって最も身近に存在している素敵女子、それはもちろんタカラジェンヌ。  男役さんのカッコ良さ、パンツスタイルの着こなし、娘役さんのかわいさ、ワンピの着こなし、ヘアアレンジ、マネしたいところいっぱい。  けれどノウハウを知るすべがなかなかなかった。  本書はそんなヅカファン(以外も、美を追求するすべての女子)にジャストなムック本です。  メイク、ヘア、ファッション、メンタル、ボディケア、などなどなど、少しでも彼女たちのレベルに近づくために頑張ってみるもよし、ただただかつて憧れていたOGジェンヌさんの変わらぬ美しさにうっとりするもよし、本当にお得な一冊だった。  いきなり真飛聖、音月桂、凰稀かなめ、と、うちの夫が好きなOGジェンヌ3連発かい! これは夫得でもある。  まあそれはさておき、全体に娘役さんが多いなと感じた。  それにトップさんレベルのスターさんというよりは、そこまではいかなかったけれど現在とても輝いているスターさんが多いように思う。 うれしいチョイスである。  写真家、メイクアップアーティスト、スタイリスト、バレエ講師、デザイナー、キャスター、女優、それぞれ本当にいろんな道に進んで、キラキラ輝いてるんだなあ。  もちろん結婚して母親になっている人もたくさん。  女性はどんな道を選んでも、自分が好きで選んだ道である限り、精いっぱい頑張って輝こうとする生き物なんだよなあ。  私もがんばろう。  まずはヘアオイルから変えてみようかしらん。
宝塚OG style キレイの秘密 (e-MOOK)
宝島社
2016-09-26

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posted by つむ at 12:01

「歌劇」2016年1月号

 あけましておめでとうございます  昨年は2回も宝塚を観に行くことができ(少なすぎって思うかもしれませんが、子どもがまだ小さい専業主婦はこんなもんです)、また、たくさんのヅカ書籍を読むことが出来、充実した一年でした(ことヅカファン活動においては)。  今年はもしかしたら昨年ほどのんびり出来ない一年になるかもしれないんですが、こちらのブログも書けたら書きたいと思っています。  さて、新年一発目にいきなり「歌劇」1月号買った  先ごろムラで見た月組「舞音」の舞台写真目当てだったんだけれど、一月号の何が良いって、演出家・組長・トップさんの新年のご挨拶が読めるところでしょう。  新進演出家・上田久美子氏の挨拶が心に引っかかった。  昨今、小学校でマラソンをさせないとか(ちなみに我が子の学校でもマラソン大会ない)、学校で叱られればすぐ親が飛んでくるとか、核家族で嫁姑の確執もだいぶ減ったとか(これは良いことだと思うけれど)、歌劇団内でも厳しい先輩はずいぶん減ったようだ。 しかしそんな「無痛社会」で良いのだろうか。 痛みとはそれほど無価値な体験だろうか。 もっとぶつかり合ってこそ良いものは生まれるのではないだろうか――。  鋭いところ突いてくるなあ、ウエクミ(←演出家のことさえも愛称で呼んでしまうのがヅカファン)。  私も怒られないように、傷つけないように、傷つかないように、細心の注意を払って生きてしまう人間なんだけれど、傷つくことを恐れていたら生ぬるいものしかできないことも何となく分かるけれど……。  ウエクミさんは何か思うところがあったのだろうか。   そうなんだ、劇団内でも厳しい先輩は減ってきてるんだ。 てっきり音楽学校からの厳しさを引きずってるんだと思い込んでた。  タカラジェンヌといえども今どきの女子。 指導する方もやりづらかったりするのかしらん。  しかしやはり厳しい中から生まれてくる舞台を私たちファンは期待している。  そして付録にはやられた。  「歌劇」特製ミニチュア人形だって これ今年一年この付録?  今月号の4体の人形でお芝居ごっこをやるとしたらこんな感じか↓  シャルル(龍真咲):おお美しいアンフェリータ! 私にはマノンという思い人がいるんだが、君もなかなか美しいなあ。  アンフェリータ(星乃あんり):いけませんわシャルル様! 私にはエリオという婚約者が……。  サン・ホセの男A(彩風咲奈):ようよう、しけた会話してないで踊ろうぜ! ラ・エスメラルダーー!!  夕霧(鳳月杏):……………(ひたすら舞う)  これをあと44体集めたいばかりに、定期購読に走る人も出てくるかもしれない。
歌劇 2016年 01 月号 [雑誌]
宝塚クリエイティブアーツ
2016-01-05

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posted by つむ at 10:04

中本千晶「ヅカファン道」

 「ヅカファン」とはいかなる生き物なのか?  私も十分ヅカファンだと自分では思い込んでいた。  しかし本書を読んで、出待ち・入り待ちもしない、年2回観劇できたらいい方、タカラヅカ・スカイステージにも加入してない、好きなジェンヌさんはいるけれど会に入るほどでもない、そんな私がヅカファンを名乗るなんぞおこがましいんじゃーーーー!! との感を強くした。  本書は、年間21回以上は観劇するというディープなヅカファンへのアンケートをもとに、「タカラヅカのどういうところにハマるのか?」「男性ファンとはどういう人々?」「年間いくらのお金、どれくらいの時間をタカラヅカに費やしているのか?」「ヅカファンに必要な能力とは?」などなどの疑問に答えてくれるとともに、「ネットの出現によって変質するヅカファン」、「ヅカファンあるある」、「ヅカファンそれぞれのファンスタンス」、「ヅカ川柳」など、さまざまな視点からヅカファンなる生き物を解き明かす意欲作である。  では私も、本書いわく「特定のご贔屓はいないけれど、タカラヅカそのものが何となく好き」というライト層のファンとして、アンケートのうち何問かに答えてみたいと思いまーす  Q.あなたが「惚れてしまうタイプ」に関して自己分析があればお願いします。  A.やっぱり、タカラジェンヌとしてだけでなく女性として普通に綺麗な人が好きですね。いわゆる「化粧映えするタイプ」ではなく、素顔も美しい人。天寿光希ちゃんとか。実力が備わっていればなお結構。  Q.「ああ、私どんだけ宝塚好きやねん」と、自分の好き度に呆れる(といいつつ自慢に思う)エピソードがあれば教えて下さい。  A.「星乃珈琲店」とか、ジェンヌさんの名前が入ったお店や商品などについ反応してしまう。あと、ひそかに息子を演出家にしようともくろんでいて(?)、タカラヅカの歌を歌ったりDVDを見せたりして洗脳している最中。  Q.タカラヅカファンとしての矜持やポリシー、「これだけは踏み越えない」と決めている一線などがあれば教えて下さい。  A.家族に過剰な負担をかけてまで観劇しない。帰りが遅くならないように、3時開演の時はダッシュで帰宅する。  Q.タカラヅカファンになったことで得られたもの、学んだことはなんですか?  A.おしゃれして出かける場所がある幸せ。地方都市で主婦してると、ついつい毎日チュニックにデニムとかになってしまいますが、フルメイクして、スカートにタイツにパンプス、アクセサリーにきちんとしたバッグを身につけて阪急電車に乗り、背筋を伸ばして花のみちを歩き、美しい劇場で美しいショーを見ることができることは、心の美容液になっています。  Q.かつてタカラヅカと同じくらいハマったもの、または今、タカラヅカと同じぐらいハマっているものは何かありますか? また、それに関してタカラヅカに通じる部分があれば教えて下さい。  A.ヅカファンであると同時に、私は昔も今もロックファンです。宝塚に向かう阪急電車の中でさえ、DAPの中身はカーネーション。タカラヅカとは対極にあるいぶし銀のロックを聴きながら向かうのです。通じる部分といえば、どちらにも「遠征」してしまうほどのディープなファンの方々がいらっしゃるところでしょうか。遠征できるほどの財力と体力と時間のある方々がうらやましくもあります。  それにしても、ライト層のファンとして言わせてもらうと、本書に出てくるディープなファンの方々って、毎日のように劇場に通いつめて、観劇が日常化してしまって、飽きないのかなあと心配になる。  私みたいに年2回しか観劇できないからこそ、めったにないハレの日として、準備もし、おしゃれもし、背筋も伸ばし、新鮮な気持ちで劇場に向かえるのであって、ディープ層の方々が慣れずにだれずに飽きずに通うことが出来るその心情ってどんなものなのだろうか?  やはり本書にあるように、ご贔屓と一分一秒でも長く近くにいたい、毎日でも会いたい、寝ても覚めてもご贔屓……てな恋心が根底にあるからなのだろうか。  本書いわく、「ヅカファンをやることによって『子孫繁栄につながる女子力』は得られないかもしれない」けれど、キラキラ生き生きと現実に立ち向かうことが出来る女子力は磨かれると思う。あと、ディープ層の皆様って長生きできそうである。ご贔屓に恋することによって免疫力が格段に身につきそうだから
ヅカファン道
東京堂出版
中本 千晶

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posted by つむ at 10:25

宝塚歌劇団月組公演「舞音―MANON―」「GOLDEN JAZZ」

 12/6、ムラ公演を観てきました!  フランス文学最高峰の一つとされる、アベ・プレヴォ「マノン」を下敷きに、舞台をフランス統治下のインドシナに移し、アジアンテイスト溢れたラブストーリーが展開された。  ストーリーを簡単に。 シャルル・ド・デュラン(龍真咲)は、将来を嘱望されるフランス海軍士官。  インドシナ駐在を命じられた彼は、駐屯地サイゴンで、富裕層の男たちを虜にする踊り子「マノン」と呼ばれる美少女(愛希れいか)と出会い、激しい恋に落ちる。  婚約を目前に控えた総督令嬢のカロリーヌ(早乙女わかば)という存在がありながら、シャルルはマノンに溺れ、エリート士官の道を捨ててまでマノンとの暮らしを選び、金のために賭博にまで手を染める。 そんなシャルルにつけ込む、マノンの兄クオン(珠城りょう)。 シャルルを心配する親友クリストフ(凪七瑠海)。  そんな中、二人は、インドシナ独立運動に巻き込まれ、マノンは小間使いのホマ(海乃美月)に裏切られてスパイの嫌疑をかけられ、投獄される。 流刑となる当日、マノンを救い出すためシャルルは船着き場へ向かうが……。  月組を観るのは、霧矢大夢・蒼乃夕妃サヨナラ公演「エドワード8世」以来3年ぶり。  その間に人事異動も相当あった月組、今はどんな感じなのかしらと楽しみにしていた。  まさお(龍)は充実のトップぶり。 すごく歌える人なんだなと再認識した。  歌のまさおに対し、ちゃぴ(愛希)はダンスの娘役トップさん。もちろん歌もお芝居も十分に見せた。  宇月颯、憧花ゆりのといった中堅勢も目立つ役で、芝居をしっかり引き締めた。  ラストにずっこけた「落陽のパレルモ」、サヨナラ公演だった舞風りらの扱いがひどすぎた「堕天使の涙」、なんだか終始暗くて重かった「THE LOST GLORY」と、植田景子先生にはどうも良いイメージがなかったんだけれど、今回は一番良かったかもしれない。   だけれど……。 唯一どうなのかなー、と思ってしまったのが、  もう一人のシャルル・ド・デュラン(美弥るりか)。  ダンスのみでシャルルの内面を表現、歌なし、台詞は最後にひとことだけ。  みやるりちゃんは「やりがいがある」と健気に語っていたけれど(プログラム)、この役、はっきり言って無くてもよかったような……(みやるりは好演していたのでそこは誤解なきよう)。  「あ、シャルルが踊ってる、やっぱかっこいいなあ……え? 後ろから本物のシャルルが……?」と、SS席でもないことにはまさおかみやるりか判別しにくい上に、正直、ストーリーにほとんど意味をもたらしていないのだ。  これ、予備知識もなくプログラムも買ってないお客さんには、なんのこっちゃわからなかったのではないだろうか。  みやるりのお芝居や歌も楽しみたかったファンはどう思ってるんだろう。  素晴らしい作品ではあっただけに、うーんと思ってしまった。    ショー「GOLDEN JAZZ」では、事前に公式サイトにて、観客参加企画として振付講座なんてのもあったけれど、やっぱりシャイな日本のお客様たち(私も含め)、踊っている人は皆無だった(タンバリン買って叩いている人はいたけれど)。  でもそんなのなくても十分楽しめる、あっという間の楽しいジャズショーでした!  圧巻は、月組で私の一押し、千海華蘭ちゃんのソロ歌で始まるアフリカンな場面。   可愛すぎて逆に大丈夫かなとかねてから気になっていたからんちゃんがこんなに堂々と歌えるなんて!   それにも感動したけれど、ちゃぴのダンスが!! すごい身体能力!  ここ数年の傾向なのか、陽月華、蒼乃夕妃、蘭乃はなといった、男前に踊れる娘役トップさんが増えてきた気がするけれど、ひとつの到達点が彼女かなと感じた。  もう一人月組で気になっている蒼瀬侑季ちゃんも、パレードでダブルトリオに入っていて、やっぱり綺麗だし、もっと活躍してほしいと思った。  今回、ショーのオープニングで忘れられない素晴らしい出来事があったんですが、ファンの皆様にヤキモチ焼かれると大変なので控えさせていただきます。 うふふ
posted by つむ at 10:28

宝塚歌劇団星組公演「ガイズ&ドールズ」

 9/13、行ってきました!  大地真央・黒木瞳コンビ、紫吹淳・映美くららコンビに次ぐ再演なので、ご存じの方も多いでしょうが、ざっとストーリーを。 1948年ごろのニューヨークが舞台。  ギャンブラー、スカイ・マスターソン(北翔海莉)は、クラップ・シューター、ネイサン・デトロイト(紅ゆずる)と賭けをすることになる。 ネイサンが指名したお堅い伝道女、サラ・ブラウン(妃海風)を口説くことができるか否か。  サラが勤める教団は成果が上がらず、閉鎖を迫られていた。 そんなサラにスカイは、ディナーを共にしてくれるなら、教団に罪人どもを一ダース集めると約束する。  一方、ネイサンには、14年来の婚約者で人気ダンサーのアデレイド(礼真琴)がいたが、なかなかギャンブルから足を洗わないネイサンにアデレイドはやきもきしていた。  スカイはサラをハバナに連れ出し、ディナーを共にすることに成功する。お堅いサラも開放的なハバナの雰囲気にすっかりご機嫌になり、泥酔して乱痴気騒ぎ。 それでも自分にすっかり心を許した様子のサラを愛しく思うようになるスカイ。  ニューヨークに戻ったサラは、こともあろうに教団内でギャンブラーたちがギャンブルをしていたことに愕然とし、スカイが自分を騙したのだと誤解してしまう。 サラを愛し始めたスカイは、勝てばギャンブラーどもを全員深夜ミサに出席させる、負ければ全員に1000ドルずつ支払うという一世一代の賭けに乗ることになる。 果たして、運命の女神は……?  実は私は、リカさん(紫吹)、くららちゃんのヴァージョンを生で見ている。 しかしとんでもなく遠い席だったため、何をしているのかまったく見えず、かといってオペラグラス越しだとなんだかテレビを見ているみたいで興ざめ。 当時ヅカにそれほど詳しくなかったこともあって、とりあえず主要キャストがどの人か、だけしか認識できずに終わったものだった。  しかしそれから13年。 リカさんもくららちゃんもタニ(大和悠河)も、きりやん(霧矢大夢)も退団し、大活躍中の今、なんとみっちゃん(北翔)主演のガイズを見ることができるとは! オープニングからうるうるでした。  みっちゃん、ふうちゃん(妃海)ともに三拍子そろった実力者で、なんにも心配せず見ることが出来た。  紅を見るのはこれで4回目なんだけど、恋人に裏切られて自殺したり、すごい悪役だったり、ちえちゃん(柚希礼音)を殺しちゃったりと、暗い役どころばかり見てきたので、今回のどこかコミカルな役にはスッキリした。 この人本来の面白さが随所に表れていて、客席も笑いの渦。 シャープなルックスから悪役が多くなるのかもしれないが、むしろコメディーでこそ見たい人である。 スターとして一段と大きくなっていて、今すぐにでも一番大きな羽を背負えるところまで来ている。  アデレイドは、きりやんのインパクトが大きすぎて、ことちゃん(礼)はどんな感じなんだろうといちばん興味深かったんだけれど、かわいい!! 14年も結婚お預けを食らっている妙齢のいい女というより、女の子の可愛らしさの方が勝っているアデレイドだったけれど、それもまたよし。可愛すぎて、普段の男役だとどんな感じなんだろうと不思議な気がする(これまでにも少年役とかしか見たことないのである)。  また、星組といえば忘れちゃいけない、私の現時点での最愛のジェンヌ・みっきぃちゃん(天寿光希)! 今まではその他大勢的な役が多かったが、今回はサラの後見人、つまりお父さん的役どころで、目立っていてほっとした。 やはりこれほどまでに美しくて何でもこなせるジェンヌさん、これからも大事にしてあげてほしいものだ。  それにしても、みっちゃんがトップに……。 なんだか感慨深くて、思わずキャトルレーブにて、「歌劇」8月号を買い求めてしまった。    今回は3時公演を見に行ったので、少し時間があり、劇場内のカフェテリア「フルール」にてランチを食べてみました。  からあげ定食を食べながら、劇場内をそぞろ歩く観客さんたちを眺めるのも楽し。 これから素敵なものを見るのよ、というテンションが静かに上がって来るのを感じます。  劇場内の飲食店では、喫茶「ラ・ロンド」もお気に入りなんです。 あまり混んでなくて、お茶しながらゆっくりプログラムなんぞを見ることができますよ。
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posted by つむ at 12:22

中山可穂「男役」

 ぼーっとしていてもこんな小説を見つけてしまうなんて、私のヅカアンテナもここに極まれり、といったところかしら  ストーリーを簡単に(ネタばれ注意!)  ※はじめにお断りしておきますが、この小説は宝塚歌劇団という実在の劇団を舞台にしていますが、まったくのフィクションで、実際の人物・事件等とは何の関係もありません。  宝塚歌劇団研究科3年(研3)にして新人公演主演に抜擢された男役、ナッツこと永遠ひかる。  しかも本役(つまりトップスター)は憧れのパッパさんこと如月すみれ。 さらにそのパッパさんのサヨナラ公演ということもあり、ひかるは光栄ながらも緊張と苦悩の日々を送っていた。  演目「セビリアの赤い月」は、50年ほど前に「黒薔薇のプリンス」とまで称された人気男役トップスター・ファンファンこと扇乙矢、および娘役トップ・チャメこと神無月れいのお披露目公演であった。 しかし不幸なことに開演わずか2日目にして、ファンファンが舞台上の事故で死亡。 チャメはショックのあまり休演し、そのままひっそりと退団してしまった。 さらには演出家の卯山拳までもが早世してしまう。 以来、再演のたびにケガや事故が起こる「呪われた演目」として恐れられる一方、ファンファンは生徒たちのピンチを救ったりアドバイスを与えたりする「宝塚の守り神」として「ファントムさん」と称され崇められることとなる。 ファントムさんに目をかけてもらった生徒は必ずスターになると。   パッパさんには新人の頃からファントムさんの姿が見え、会話もできるのだが、ある時ひかるにもファントムさんの声が聞こえるようになる。 しかしそれには理由があった。 ひかるの大好きな父方の祖母、なぜかひかるの宝塚受験をかたくなに反対し、入団してからもただの一度も見に来てくれたことのない祖母こそ、チャメその人なのである。 チャメのことを50年もの間ずっと劇団で待ち続けていたというファントムさんになんとか祖母を会わせたいと、ひかるは家族を巻き込んで祖母の説得に当たる。 チャメは認知症を患っていたのだが、奇跡的に自力で宝塚大劇場にたどりつき、孫娘が熱演する新人公演の客席で、かつての相手役・ファントムさんとの再会を果たすが……。  作者の中山可穂さんは少女時代からのヅカファンで、宝塚歌劇団の演出家を志望していた時期もあるそうで、スターをめざして邁進する若手ジェンヌたちのひたむきさ、下級生に主役を奪われても腐らず下級生を励ます上級生たちなどの描写は的確である。  しかし、視点がひかる、すみれ、ひかるの叔父など動いてしまって定まらない(ひかるが主人公だと思ってたら、なぜかすみれの視点で終了とか)、「役不足」という言葉を間違って使っているなど、ちょっと小説として残念な点もあった。  また、すみれがトップになるのと引き換えにファントムさんに譲り渡したものは何なのか、とか、ひかると上級生・花瀬レオとの仲間愛を超えたちょっと危ない関係(? なのかな?)の顛末とか、あえて書かれていないものも多くあり、これはもしや続編を出す気満々なのでは、と期待も残る。(すみれはもしかしたら、トップになるために恋人と子供を捨てたのだろうか……?)  全体にヅカファンなら楽しく読める小説となっているが、宝塚独自の用語がほとんど解説もなしにそのまま載っているので、ファン以外には「?」の部分もあるかもしれない。 お近くのヅカファンをつかまえて一緒に読むようにして下さいw  私の勝手な妄想だと、ひかるは宙組の和希そらみたいな、現代的でやや線の細い感じの子を想像する。 すみれはかつての真矢みきみたいな感じかな。 ほかに花瀬レオは、二番手男役の笹にしきは、新人公演ヒロインの夢ぴりかは(それにしてもこのあたりの芸名はもっと何とかならなかったのか。米じゃないんだから)……などと妄想キャストを考えてみるのも楽しい。
男役
KADOKAWA/角川書店
中山 可穂

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posted by つむ at 11:35

「ヅカメン!お父ちゃんたちの宝塚」

 実は、中学からの友人のお兄さんが、宝塚歌劇団にお勤めなのだが、「えーーーーっ!!!」と驚嘆と羨望の声をあげた私と対照的に、タカラヅカにまったく興味がない当の友人はクールなもので、一度宝塚を見には行ったものの、「良かったけど、高いおカネを出してまで何度も行きたいというほどでは……」と、くーっ、あんたヅカファンだったら喉から手が出るほど行きたい公演をみておいてその感想かい、と、私に地団太を踏ませたものである。  そんな友人に読ませてあげたい(もうお兄さん経由で読んでるかもしれないけど)本書。  著者の宮津大蔵さんという方は児童向けミステリーなどを書いてきた人で、一般書はこれが初めてとのことだが、おもしろい。 ぐいぐい読ませる。  宝塚歌劇団月組を主な舞台としているが、あくまでフィクション、登場人物はまったくの架空の人物である。  月組の生徒監(組の団員達の世話をしたり、全国ツアー公演などの引率をしたりする、人格に優れた年配男性が勤める役職。通称:お父ちゃん)の多々良。  吃音に悩む娘・万里子の宝塚音楽学校合格を応援する、酒屋を営む荒木。  万里子のライバル・美雪の兄で、自らも俳優を志す石川。  やがて男役スターになった万里子と美雪、ではなく、「マリコさんとミユキさん」を慕い、装置作りに情熱を燃やす、大道具の原口。  そして、ベテランダンサー・サンバの肩叩きをどう切り出そうか悩む、プロデューサーの鍋島。  華やかなタカラジェンヌ達を応援し、支える男たちの群像劇となっている。  全員、宝塚には興味がない、むしろ偏見を持っているところから始まっている。  それが、自分がひょんなことから宝塚に関わることになり、のめりこんでいき、魅力のとりことなり、タカラジェンヌ達を心から賛美するようになるのである。  特に、お父ちゃんこと多々良と、新米プロデューサー・鍋島のくだりがおもしろい。 もともと阪急電鉄の上司と部下だった二人が、立場が逆転してもやはりかつての上下関係が抜けきれず、鍋島は仕事で迷うたびに多々良に教えを請い、多々良はお父ちゃんの如く優しく教え諭すのである。 赤提灯で飲んでは英気を養う二人の関係性がほのぼのする。 そう、タカラヅカの社員さんとて普通のおっちゃん(失礼)である。  タカラヅカに出会う前の彼らのようにタカラヅカにわけもなく偏見を持っている人、「女ばかりでちゃらちゃら学芸会みたいなのやってるんじゃないの」などと思っている方にも読んでほしい。 タカラヅカは女性たちの、そして男性たちの本気の仕事場なのである。
ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚
廣済堂出版
宮津 大蔵

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posted by つむ at 10:56

宝塚歌劇団宙組公演「白夜の誓い」「PHOENIX宝塚!!」

11月22日(土)、観てきました!  ストーリーを簡単に。  18世紀のスウェーデン。  国王・グスタフ3世(凰稀かなめ)は、即位に際し、初恋の人・イザベル(伶美うらら)と引き裂かれ、デンマーク王女・ソフィア(実咲凛音)と政略結婚させられる。  フランスでのイザベルとの日々の中で自由主義に目覚めていたグスタフは、ロシアの属国であるがゆえに自由な政治ができず愛する人と結ばれることすら許されない状況を打破するため、エカテリーナ2世統治下のロシアと戦争を起こし、見事勝利する。  その陰には、望まない結婚ではありながら、しだいにグスタフの人柄を敬愛するようになっていたソフィアの祈りがあった。  グスタフとソフィア夫妻の絆は強まり、グスタフはフランス仕込みのロココ文化をスウェーデンに花開かせる。  しかし、幼なじみの軍人・ヤコブ(緒月遠麻)とは意見の相違から亀裂が生じる。  そして、イザベルを宮廷に招いて開かれた舞踏会で、思いがけない悲劇が……。   (以下はネタばれありなので注意して下さい)  今回、思いがけないラストに、「トップさんのさよなら公演で、トップさんが殺されちゃうなんてこと、(ベルばら以外で)かつてあったかなあ? しかも、同時退団する同期のスターさんに殺されるなんて……」と、ちょっと複雑な気分になってしまった。  もちろん史実なんだろうけど、ちょっとなあ、と。  かなめちゃんときたろう(緒月)のことを雪組時代から見守ってきたファンも少なくないだろうに、どうなんだろうなあと。  しかしそれに目をつぶれば、かなめちゃんの軍服姿はこれ以上ないというほどの美しさだし、一度は裏切ったものの忠誠を誓う部下のリリホルン役のまあくん(朝夏まなと)、幼なじみでありながらすれ違って行くヤコブ役のきたろうも安心して見ていられる。  そして娘役陣の充実ぶり!  ソフィア役のみりおんちゃん(実咲)。 これだけ美しくかつ歌が上手い娘役トップは初めて観たかもしれない。  ダブルヒロインと言ってもいい役どころ、イザベル役のうららちゃんも、歌はちょっと……だが、文句のつけどころのない美しさ。  ロシア・エカテリーナ2世役のせーこちゃん(純矢ちとせ)と、みりおんちゃんが二人で語り合い歌いあうシーンがあったのも、娘役ファンとしては嬉しい見所だった。せーこちゃんの歌がまた良かった。  あとは、若手男役陣にもっと目立つ役が欲しかったと思った。  ショー「PHOENIX宝塚!!」。  ♪孤独だっていいじゃない~ 冒頭のこの主題歌でいきなり涙腺決壊。  プログラムによれば、作者の藤井大介先生さえも、お稽古中にいきなり泣いてしまって恥ずかしい思いをしたという。 我々客が泣くのも不思議ではない。  そしてこのショーの最大の見どころは、みりおんちゃん扮するマダムが大切にしている「ゴールデン・フェニックス」という宝石を、怪盗カナメール(もちろん、かなめちゃん)があの手この手で盗みだそうとするシーン。  自分のサヨナラ公演のショーとは思えないくらいの捨て身の演技(あるときは刑事に、ある時はヨボヨボのじいさまに、そしてまたあるときは脚線美も美しい美女に変身!)に圧倒された。 ここまでやってくれるサービス精神旺盛なトップさんがいるだろうか。  雪、星、そして宙と、3つの組を渡り歩くことで成長できたと、自らの軌跡を歌うかなめちゃんにもファンは号泣もの。  宙組を観るのは3回目という宙組ビギナーの私だけれど、十分楽しめた。  今回の観劇みやげは、11月ということもあり、来年の卓上カレンダーですよ!  でも久しぶりに買うのでちょっと驚いた点が。  これって今回からなのかな? 従来はトップさんたちを筆頭にスター男役さん勢揃いだったのに、若手男役のみになっていて、ちょっと拍子抜け。  いやでも、よく見れば星組の、私の最愛のあのお方が! みっきぃちゃん(天寿光希)がいるではありませんか!  これだけで即買いでした。  2015年が終わったら、みっきぃちゃんの部分だけ切り抜いて手帳に入れるもんね
宝塚卓上カレンダー 2015 ([カレンダー])
宝塚クリエイティブアーツ

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posted by つむ at 14:54

「歌劇」8月号は、壮一帆、愛加あゆ、未涼亜希サヨナラ特集

 ついにこの時がやってきてしまった。  特に贔屓のタカラジェンヌを持たず、ジェンヌさんであればほぼ誰でも大好き!というスタンスを貫いている私だけれど、あえて挙げるとすれば、こんなにまでもヅカ道へ引き込んでくれたきっかけとなった、壮一帆(えりたん)ということになるのかな。  そのえりたん、雪組男役トップスターのえりたんがついに、「歌劇」誌のサヨナラ特集に……  夫の職場の福利厚生の一環として、年1で見ていた宝塚歌劇に本格的にのめり込むきっかけとなったのは、雪組朝海ひかる・舞風りらお披露目公演「春麗の淡き光に」のプログラムでのえりたんの、あまりの美しさ。  「誰これ!? きれいすぎる……」 そこからどんどんヅカファン道を突き進むことになったのだった。  誰もが認めるであろう美しいルックス。 しかしその透明なたたずまいは、時に他のスターに比べて色が薄いと思われることもあったのか、真面目なサラリーマンや市会議員などの役が多かった気がする。 同期や下級生たちが先にトップに就任していき、「えりたんどうなっちゃうんだろう……」とやきもきした日々もある。 私がやきもきしても仕方ないけれど。  しかし無事にトップ就任。 ……なのにそのトップ姿を私は一度も見る機会がなかった―――  「送る言葉」には、そのさわやかなスターとしての持ち味、とは裏腹にイタズラ好きでお茶目な人柄、をたたえる声が多かった。 そう、えりたんの最大の魅力は、「宝塚カフェブレイク」などのトーク番組で見せる、美しい容姿とはかけ離れた気さくな人柄。 いい意味で関西出身の陽気で親しみやすいジェンヌの流れを受け継ぐスターだったな。  相手役のあゆちゃん、そしていぶし銀の輝きを見せてくれた未涼亜希(まっつ)、彼女たちが去って行ったあとの雪組はどんな感じなんだろう。  今月号はまっつファンの夫にも絶対見せなきゃ。  早くも来月号の話をすると、私が先日見に行った星組「THE LOST GLORY」舞台写真と楽屋取材があるそうで、来月号も買わなきゃだな。
歌劇 2014年 08月号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ
2014-08-05

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posted by つむ at 10:37

宝塚歌劇団星組公演「The Lost Glory」「パッショネイト宝塚!」

 100周年の宝塚、ついについに私も観に行くことができました!!  ミュージカル「The Lost Glory」のストーリーを簡単に。  好景気に沸く1920年代のアメリカ・ニューヨーク。  ギリシャからの移民で、アメリカン・ドリームを体現した男・オットー・ゴールドスタイン(専科・轟悠)は、新会社「ディアナ・ゴールドスタイン」を設立すると発表する。  そう、それは彼の新妻・ディアナ(夢咲ねね)の名前。  アメリカ屈指の名門・キャンベル家の令嬢で、画家として自由奔放に生きる「アメリカ社交界の宝石」ディアナと結婚することができ、まさにオットーの人生は最高潮を迎えていた。  しかし、そんな彼を冷ややかに見つめる一人の男・イヴァーノ・リッチ(柚希礼音)の姿が。  イヴァーノはオットーの腹心の部下だが、イタリア人実業家の妾の息子という境遇から、アメリカ上流社会では冷遇され、今回の新会社の社長にも任命されることはなかった。  上流社会への憎しみを募らせるイヴァーノは、オットーに復讐すべく、ディアナの元恋人・ロナルド(紅ゆずる)や、新会社社長に選ばれたカーティス(真風涼帆)を使い、オットーに罠を仕掛ける。  果たしてオットーは、妻・ディアナの愛を信じきることができるのか……  今回、席があまり良くなくて、スターの姿がよく見えなかったという個人的な事情を差し引いても、正直なところちょっと「?」なお芝居だった。  イヴァーノの復讐の動機や、彼の屈折した心情がいま一つはっきりと示されなかったため、途中まで「なんでこんなにこの人はオットーをいじめるのかしらん?」と思いながら見続けることになった。  オットーとディアナの華やかで幸せな場面は本当に最初だけで、あとは延々、下り坂を転げ落ち続けるので、見ていてだんだん辛くなってきて、極めつけに逆上したロナルドにイヴァーノがバンバン撃たれて死んでしまうという救いのないシーンが…。 なんというか、今までいくつものオリジナルミュージカルを見てきた中で一番暗くて重いお話だった。 初めて宝塚を見た人に「宝塚って暗いなー」と思われないか心配になるほど。  そういうお話なので、とどさま(轟)も、ちえちゃん(柚希)も、他の男役たちも、どうもいつものようなかっこ良さが活かされていない気がした。 とどさまは他に、声が低すぎて台詞が聞き取れない個所があったのが気になった。 娘役ファンの私としては、ねねちゃん以外には音花ゆり、綺咲愛里くらいしか目立つ役がなかったのも残念。 それにしても綺咲愛里ちゃん最近上げてきてるなあ。 確かに写真ではすごくかわいい子だけれど、他の若手娘役ちゃんたちにも活躍の場をあげておくれ。 ……とここまで書いてきて、同じ植田景子先生の作品「堕天使の涙」で、娘役トップの舞風りらも吹き飛ぶくらい、大月さゆが目立ちまくっていたのを思い出した。 あれもとんでもなく救いのない物語だったな。  ミュージカルはそんな感じでもやもやが残ったんだけど、ショー「パッショネイト宝塚!」は最高でした!  ラテンのショーはただでさえ大好き、それに外はうだるような真夏の真昼、もう、劇場内に冷房があまり効いていないのもあって、熱く熱く楽しめました!  中でもカポエイラを取り入れたブラジリアンダンスが圧巻。  若手の踊り手たちが低い姿勢で足を振り上げてカポエイラのようなダンスを踊りまくる。 彼女たちが何十人いてもちえちゃんひとりで圧倒できるほど、ちえちゃんはやっぱりすごいわ。  ラインダンスもデュエットダンスも男役たちの群舞も……。 とにかく盛り上がりました。    ちえねねの星組を見るのは3回目。 お目当てのみっきぃちゃん(天寿光希)が、席の都合でよく見えなかったのが何とも残念だった。 しかしプログラムの写真はステキ! きれいだわー。 そして若手で今回注目したのがことちゃん(礼真琴)。 早くもバウ主演も経験していて、新人なのに歌唱が安定していて、ミュージカルでも目立つ役を与えられていた。 このまますくすく育ってほしいものだ。
posted by つむ at 11:36

「TAKARAZUKA REVUE 2014」

 3年ぶりに買った!  やっぱり100周年記念ということで、買わないわけにはいかんでしょう、ヅカファンたるもの  内容は以下のようになっています↓ WE LOVE TAKARAZUKA スペシャル対談 [専科]轟悠×[雪組]壮一帆 [星組]柚希礼音 [宙組]凰稀かなめ [月組]龍真咲 [花組]明日海りお 舞台写真セレクション [専科]轟悠 [花組]明日海りお [月組]龍真咲 [雪組]壮一帆 [星組]柚希礼音 [宙組]凰稀かなめ [花組]蘭乃はな/[月組]愛希れいか [雪組]愛加あゆ/[星組]夢咲ねね [宙組]実咲凜音/[雪組]早霧せいな [星組]紅ゆずる/[宙組]朝夏まなと [花組]望海風斗 A Princess Is Born [花組]蘭乃はな [月組]愛希れいか [雪組]愛加あゆ [星組]夢咲ねね [宙組]実咲凜音 [雪組]咲妃みゆ [月組]早乙女わかば [宙組]伶美うらら [花組]花乃まりあ 100周年記念対談 100th Special Talk スター絢爛 [雪組]未涼亜希×[専科]華形ひかる [専科]北翔海莉×[月組]星条海斗×[月組]凪七瑠海 [星組]十輝いりす×[雪組]鳳翔大×[宙組]蓮水ゆうや×[宙組]七海ひろき [宙組]緒月遠麻×[月組]沙央くらま×[雪組]早霧せいな×[雪組]蓮城まこと [雪組]夢乃聖夏×[宙組]朝夏まなと [星組]紅ゆずる×[星組]壱城あずさ×[星組]天寿光希×[星組]麻央侑希 [花組]望海風斗×[花組]瀬戸かずや×[花組]芹香斗亜 [月組]美弥るりか×[月組]宇月颯×[月組]鳳月杏×[月組]珠城りょう [花組]鳳真由×[月組]紫門ゆりや×[宙組]澄輝さやと [月組]煌月爽矢×[雪組]彩凪翔×[星組]真風涼帆 [雪組]彩風咲奈×[星組]十碧れいや×[宙組]愛月ひかる×[宙組]蒼羽りく [花組]柚香光×[星組]礼真琴 雪組スペシャル対談 [雪組]早霧せいな×[雪組]咲妃みゆ フレッシュレポート [花組]水美舞斗 [月組]朝美絢/輝月ゆうま/海乃美月 [雪組]星乃あんり/月城かなと [星組]妃海風/瀬央ゆりあ [星組]綺咲愛里/紫藤りゅう [宙組]桜木みなと  やはり娘役が少ないのは毎号のことながら悲しい。しくしく。だけれど、「フレッシュレポート」のコーナーで海乃、星乃、妃海、綺咲といったところが載っているのでまあよしとしよう。  今回すごいなあと思ったのは「100th Special Talk スター絢爛」のコーナー。  かつて同じ組だったつながり、同期つながり、出身地が同じつながり、というようなくくりで、二番手から名脇役まで、いつになく大勢の男役たちが登場。  個人的にうれしかったのは天寿。 あれだけきれいで何でも出来て、しかし新人公演主演を一度も経験していないとは、なんともったいない……と常々嘆いている私。 でもこのREVUE本に登場とは感激! しかもやっぱりかわいい! これからも、いわゆるスター路線の範囲外のジェンヌも厚遇してほしいものだ。  あと、柚香のなんともいえない完成された男役美におののいた。 まだ新人の学年で、こんなにも完璧に近い男役オーラと美しさを持った子がいるとは……。 他のジェンヌと全然違う。 私の好みとは若干違うけれど、これからどんな男役へ成長していくのか楽しみになった。
TAKARAZUKA REVUE 2014 (宝塚ムック)
阪急コミュニケーションズ
2014-07-11

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posted by つむ at 11:02

「タカラヅカファンあるある」

 ヅカファン歴10年、観劇回数20回、と言うと、ごく一般的な人から見ると「うおー、ディープなタカラヅカファンなんやねえ」ということになるのかもしれない。  しかししかし、本書に書かれているリアルディープヅカファンの生態は、そんなもんぢゃない!!  入り待ち、出待ちは当たり前。 会(各タカラジェンヌさんの私設ファンクラブ)に入ってガード(ジェンヌさんが安全に出入りができるように、危ないファンからガードすること)もしちゃう。すべての公演を見るのは当然、っていうか毎日観る! 2回公演の日は二回とも当然観る! お茶会(ジェンヌさんのファンの集い)には3ヶ月くらい前から洋服などの準備に余念がなく、結婚式かって感じのドレスアップして馳せ参じる 博多だろうと名古屋だろうと遠征して、飛行機で帰宅して翌日きちんと出勤! 「薔薇」「稽古」「贔屓」なんつー難しい漢字がすらすら書けるのも、毎日のようにせっせと贔屓にお手紙を作っているから(書くのではなく、作る)   などという壮絶なディープヅカファンの「あるある」がいっぱい詰め込まれている本である。  私はそこまでのファンではないかも……。 冒頭に書いたような観劇回数だし、出待ちの姿を遠くから眺めたことが一回あるだけだし(これを「ギャラリー」というそうです)、お茶会にも行ったことない、お手紙も作って渡したことない、会にも入ってない、ていうかそもそも観劇も一年に2回行けたらいい方!  正直、この本に出てくるディープなファンの皆様がうらやましい  著者の空野りかさんという方ご自身がかなりディープなファンの様子。ファンのこともタカラヅカのことも尊重した誠実な筆致に心打たれます(ヅカ本の中には悪意とか自虐がにじんだ物も一部見られるので)。 イラストの白ふくろう舎さんの少女マンガチックな図柄も楽しい。  ディープヅカファン当事者の方だけでなく、このたび初観劇(タカラヅカをよく知らない)というような方にもおすすめできそう。 ごく基本的な用語もしっかりフォローしてくれてますので。
タカラヅカファンあるある
アスペクト
空野りか

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posted by つむ at 14:10

中本千晶「タカラヅカ流世界史」

 本書は、ややこしい世界史を宝塚歌劇の演目を使ってたどり、楽しく世界史を勉強しよう!というものである。  たとえば、ハプスブルク家の歴史は……となると、当然「エリザベート」が代表的な作品だけれど、本書はそのはるか前、つまり演目でいうと「ドン・カルロス」までさかのぼり、「エル・アルコン」「バッカスと呼ばれた男」「仮面の男」「ハプスブルクの宝剣」「エリザベート」「霧のミラノ」「ソルフェリーノの夜明け」「落陽のパレルモ」「samourai」「ルードヴィヒ2世」「うたかたの恋」と、宝塚の演目とともに歴史をたどっていくわけである。  語り手はそれぞれ、フランスの歴史であればアンドレ・グランディエ、スペイン史であれば「誰がために鐘は鳴る」のアグスティン、といったゆかりの登場人物たち(もちろん架空の人物もいますので注意)。  ヅカファンにとってはおなじみの牧彩子さんの笑えて細かくてよく似ていてかわいいイラストも楽しめる。  著者の中本千晶さんは東京大学卒のフリージャーナリストにして、世界史を最も得意とし、重度のヅカファンでもある。   そんな中本さんはこれまでにもヅカ愛を熱く語る書籍を出版してきたが、これはそんな著者の真骨頂といえるものなのではないか。  私も高校時代にヅカファンだったなら……そしてこういう書籍に出会っていたなら……もっともっと世界史の成績も良くなり、常に赤点スレスレなんてこともなく、センター試験だって70点なんてこともなかっただろうに、と悔やまれるが、これからのヅカファン女子高生(男子高生でももちろん)にはこれでバッチリ楽しく勉強して高得点を取ってもらいたい。  なんてったってルキーニがハプスブルク家の歴史を語ってくれるんだから
タカラヅカ流世界史
東京堂出版
中本 千晶

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posted by つむ at 11:39

「歌劇」12月号は音月桂&舞羽美海サヨナラ特集

 キム(音月桂)、いや、トップになってからはケイと呼ばれる方が一般的かな、の大ファンだった夫もショックを受けている、ケイちゃんとミミちゃんの退団。  私たちが初めて雪組を見たのは「春麗の淡き光に」。   その新人公演で主演を務めたケイちゃんが、もう退団してしまうとは、なんだかやはり早すぎる気がする。  ぽってりした女性的な口元、小顔で男役としてはやや小柄、アイドル的なかわいさが先行していた彼女だが、先日観劇した「仁」では、歌・芝居・ダンス、三拍子そろった、どちらかというと正統派で骨太な男役スターだったんだなと、認識を改めたのだった。  確かにトート的な妖しい役とか、悪い男、大人の男の役はあまり来なかったかもしれない。  しかし、10人に一人と思われる、青春の香りがする、まさにロミオに象徴される様なすがすがしい青年がよく似合う男役だったと思う。  そんなケイのキュートな笑顔が満載で、うちの夫ならずともファンは必携だと思う、今月号は。  キュートな笑顔といえば、どうすればこんな完璧な笑顔ができるんだろうと感心してしまう、ミミちゃん(舞羽美海)。  本当に半月のような口の形。 上唇が真っすぐなのだ。  普段から口角が下がりがちで、笑っても口角がろくに上がらないから歯茎が見えてしまう私としては、本当に憧れてしまう。  ミミちゃんといえば、水夏希・白羽ゆりがトップだった頃に雪組全員が出演したTBS系のバラエティー番組で、当時確か研2でありながらフィーチャーされていたのを覚えている。  当時から期待されていたんだね。  「仁」では、咲役をかわいらしく凛と演じていたミミちゃん。 どちらかというとロザリー系の楚々とした娘役さんで、親しみのもてる笑顔がとにかく魅力的だった。  二人とも「なんで今?」と首をかしげてしまう、トップ就任から2年弱という早すぎる退団だけれど、これから別のメディアで見ることができるのを楽しみにしたいと思う。  巻末には、今月号からなんだろうか?スターの誕生日カレンダー(1月)がついている。  ちなみに、トップになる人って火の星座や風の星座の人が多くて、地の星座の人はあまりいないなあ……と思うのは私だけでしょうか? 
歌劇 2012年 12月号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ
2012-12-05

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posted by つむ at 14:04

宝塚歌劇団雪組公演「仁―Jin―」「Gold Spark!」

 10/14、行ってきました!  ストーリー……といっても、有名な漫画が原作であり、大沢たかお主演でドラマにもなったあの「仁」なので、ざっとだけ。  ※※※2012年、東京の脳外科医・南方仁(音月桂)は、運ばれてきた謎の急患の手術をすることになるが、その患者の頭部には胎児のようなものが埋まっていた。 突如轟く雷鳴。 気がつくと仁の周りでは侍たちが斬り合っている。 仁は150年前の江戸にタイムスリップしていたのだ。 頭部に怪我を負った旗本・橘恭太郎(未涼亜希)の手術を行った縁で、仁は橘家に居候させてもらうことになる。 恭太郎の妹・咲(舞羽美海)は仁を慕い、自らも医学を志す。 コレラを治したり、青カビでペニシリンを作るなどする中で仁は江戸の人々に溶け込んでいき、勝海舟(北翔海莉)、坂本龍馬(早霧せいな)らとも知り合いになる。 坂本龍馬が最期を遂げる時が刻一刻と近づいてくる。 仁は龍馬を守るため、咲とともに京都に向かうが―。※※※    演出が斉藤吉正先生なので期待していたが、先生にしてはおとなしめというか、オーソドックスにまとめてきたなという感じだ。  キム(音月)、みみちゃん(舞羽)はこれがサヨナラ。 愛する者たちと愛しい時を過ごす、というこの作品のテーマが、退団して行く彼女たちの姿とだぶって、ファンはうるうるでしょう。  考えてみれば、雪組を観るのはなんと6年ぶり。 「堕天使の涙」以来なのだ。 それから6年でずいぶんメンバーの入れ替わりがあり、いったい何組を観ているのか分からなくなったりした。 キムにしたって少し退団が早すぎるのでは。 もう2年くらいこのトップコンビが観たいと思える。  キム、専科のみっちゃん(北翔)、まっつ(未涼)は同期生。 3人とも歌唱・演技ともに非常に優れていて、安心して見ていられる。 2番手格のちぎちゃん(早霧)は歌唱に課題ありとよく聞いていたが、それほどでもなく、もう少し柔らかい声が出せれば十分いけると感じた。  次期娘役トップの愛加あゆは、乳癌に冒される花魁・野風役。 みみちゃんがけなげなロザリー系の娘役なら、あゆちゃんは華やかなアントワネット型か。 女役に転向したばかりの大湖せしるも、女スリを色っぽく演じた。  ショー「GOLD SPARK!」は、「え、もう大階段!?」と驚くくらい、急ぎ足でやや物足りない印象。 もっとキム・みみのサヨナラを意識した演出がほしかった。 いやそれとも、彼女ら自身がそういうのを望まなかったのか。 しかし衣装などはキラキラきらびやかで十分宝塚らしさが楽しめる。    今回は奮発して(というほど奮発でもないのかもしれないけど)JR宝塚駅内のイカリスーパーにて、ちょっと贅沢なサンドイッチを買い、ランチにした。 一度でいいから劇場内のカフェやレストランで豪華なランチを食べてみたいけれど、気ままにサンドイッチくらいを買ってロビーでスカステを観ながら食べるのもまた楽し。  帰宅し、夫に「仁」について解説していて、「で、そこで坂本龍馬とか勝新太郎とかと出会うねん」と、素で間違えてしまった
posted by つむ at 14:04

宝塚歌劇団花組公演「サン・テグジュペリ/CONGA!!」

 8/19(日)行ってきました!  まずはお芝居「サン・テグジュペリ」から。  フランス貴族でありながら郵便飛行士として働くサン・テックスことサン・テグジュペリ(蘭寿とむ)と、中米マヤ族の血をひく妖艶な妻・コンスエロ(蘭乃はな)とのすれ違いから和解、そしてサン・テックスが消息を絶つまでの物語に、「星の王子さま」の世界をからめた意欲作。  なんといっても驚いたのは、踊りまくるトップ娘役・らんちゃん(蘭乃)。 清楚で可憐な寄り添い系の娘役と思い込んでいたけれど、今作では黒塗りでパワフルにとにかく踊る踊る。 どうやらこのところの宝塚、可憐におとなしく男役に寄り添うだけの娘役よりも、男役と対等に渡り合える自立した娘役像の方が好まれるらしい。 それは時代を反映しているのだろう。 尽くすだけのヒロイン像には女性客(が大半だ)が満足できなくなっているのだ。 らんちゃんもそのタイプとは少々意外だったけれど、うれしい誤算だった。  もちろん男役トップ・らんとむ(蘭寿)、このたび雪組トップ就任が決まった2番手・えりたん(壮一帆)、惜しくも退団が発表されたみわっち(愛音羽麗)らも見せ場たっぷり。 この3人が最後には全員死んでしまうという設定はなんだかなーと思うが。 登場人物がほとんど死んでしまうことで有名な演出家の作品なので仕方ないのかもしれないが。  「サン―」はそういった、いわば「泣いてちょうだい系」なので泣いても仕方ないが、私の場合、続くショー「CONGA!!」でもボロ泣きしてしまったのだから始末が悪い。 とにかく自分と同世代(より少し若いか?)の美しい女性たちがストイックに一生懸命頑張って、結果ものすごい輝きを放つという様を見ると、無条件に涙があふれてくるようになってしまったのだ(もちろんオリンピックなんかは泣きに泣いた口である)。 オープニングからものすごい熱さ、パワフルさ、美しさ。 以後も、「もう勘弁して下さい」と言いたくなるくらいかっこいい曲にダンスの洪水。 ここでもらんちゃん踊りまくり、花組が誇る美しいお姉さま方が歌いまくり、壮絶なものを見せてもらった。  日本物やヨーロッパもの、他にもいろいろなショーがあるけれど、この真夏、やっぱり今回のようなラテンものでこれでもかってくらい熱くやられちゃった方が気持ちいい。 ただ、生徒の皆さんはただでさえ暑いステージ上で、夏で、あんなに踊ると体力がもつか心配だ。 ぜひ体調管理に気をつけて、東京公演も突っ走ってほしいものだ。  公演の模様はこちらに掲載されています↓
歌劇 2012年 09月号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ
2012-09-05

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posted by つむ at 14:15

「歌劇」6月号 大空祐飛・野々すみ花サヨナラ特集

 私はゆうひさん(大空)を月組時代に3回ほど見ている。  しかしその印象は正直言って薄い。  これはゆうひさんが悪いのではなく、ゆうひさんの個性に合った役を演出家たちがつけかねていたのだと思う。  ジャニーズ(それもJr.)みたいな涼やかでアイドル的なルックス、クールなようでいて芯は熱い持ち味、たまに見せるなんともかわいらしい笑顔――それらにやられた根強いファンたちの熱狂的な応援に支えられ、何人もの同期や下級生に先を越されつつも腐らず宝塚人生をこつこつ歩いてきたゆうひさん。  そんな彼女が宙組でトップを務める姿を見たのは一作だけなのだが、月組時代よりずっと包容力やスターとしての大きさが増していて驚いたのを覚えている。  そのゆうひさんが宝塚を去っていく。   同世代のトップさんが退団して行くのを見るのは独特の寂しさがある。  退団後はやはり芸能界に……?  いつも男役さんが退団する時には、この人がドレスを着て舞台女優になる姿など想像つかないなあと思うんだけど(しかしそのわりにはみんな見事に女性になっていくものなんだけれど)、ゆうひさんばっかりは本当にイメージできないのだ。  キュートな面もある人だから可愛い女優さんになる可能性もあるけれど、できればつまらない女優になることなく、クールで透明なかっこよさを失わないでいてほしい。  一方のすみかちゃんといえば、「落陽のパレルモ」で春野寿美礼の子供時代を鮮烈に演じた(それも一年目で!)姿がいまだに忘れられないんだけれど、トップになってからの「誰がために鐘は鳴る」では清純な中に女らしい色気をにじませた少女を熱演していてまたびっくり。  基本、朝ドラのヒロイン系のキュートな人なのに、役柄によって人妻にも病んだ少女にも落ちぶれた女優にも姫君にも現代的な女性にも……。  今号でも北島マヤに例えている人がいたが、本当に宝塚史上稀代のリアル北島マヤだったんじゃないかと。  退団後はぜひその演技力をいかんなく発揮して、これは私の勝手な希望なんだけれど、あまりありがちなダサい映画とかに出ないで、おしゃれ系の映画に出る姿を見てみたいな(なぜか娘役トップさんって、退団後はパッとしない人が多いから)。
歌劇 2012年 06月号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ
2012-06-05

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posted by つむ at 10:02

宝塚歌劇月組公演「エドワード8世」「Misty Station」

2月19日(日)行ってきました!  とある貸切で、最初に兵庫県知事、雪組・飛鳥裕組長、麻樹ゆめみ副組長によるトークが聞けてお得だった。  ミュージカル「エドワード8世」の方は、史実をもとにしたものなので、ストーリーというほどのものはない。  要は実在したイギリス王・エドワード8世(霧矢大夢)と、離婚歴のあるアメリカ人女性・ウォリス・シンプソン夫人(蒼乃夕妃)とが恋に落ち、その愛を全うすべく、エドワード8世がわずか一年足らずで退位するまで。  話を膨らませるべく、BBCのプロデューサーで実は旧ソ連のスパイ・ガイ(龍真咲)をストーリーテラーに据え、エドワード8世と親交があったという舞台俳優・フレッド・アステア(宇月颯)などの人物とも絡ませて、さらにセリや盆を多用するなど、演出面ではかなりの工夫がみられた。  きりやん(霧矢)は男役の集大成を見せてくれた。 特に圧倒的な声量。 「ガイズ・アンド・ドールズ」のアデレイド役でのソロ歌唱に度肝を抜かれた私だが、今回もその豊かな声量と歌唱力は健在。  まりもちゃん(蒼乃)をきちんと見るのは初めて(なにしろ月組を観るのは7年ぶりなもので……)なのだが、良い意味で初々しさのない(って良い意味か?)本当にアダルトな役が似合う娘役なんだなと痛感。  次期トップが発表された龍は、今回ストーリーテラーということで、あまり男役としての見せ場がなかったのが気の毒。 今後に期待。  準トップに就任することになった明日海りおはエドワード8世の側近役。 こちらもあまり見せ場はないが、美形は確かに目を引く。  また、次期娘役トップに内定している愛希れいかに関しては、本当にまったく初めて見るので期待大だったが、元男役だけにかなり大きい。 とし(宇月)と組んで踊るシーンが多いが、としとほとんど同じ背丈に見えた。 文字通り大型の娘役トップとなるのか、これからに期待。  お芝居は王室もののわりには衣装に派手さがなく(イギリスだから?)少し寂しかったが、その分ショーではド派手にはじけまくってくれた。   のっけから「これが宝塚なんだ!」といわんばかりのキンキラゴージャス賑やか!なオープニング。   「From London to Misty Station」と書かれた切符がスクリーンに大写しになり(お芝居と連動してるわけね)凝ってるなあと感心。  私のお気に入りの千海華蘭ちゃん大活躍のキュートなロケット、きりやん・まりもコンビのアダルトなデュエットダンス、「ファイナル・カウントダウン」に乗っての男役黒燕尾ダンスなどなど(なんだかプロレスの入場みたいだったけど)見所満載だが、もう一つ特筆すべきは、専科の一樹千尋が、あの、ルイ16世からお地蔵様までこなす渋い専科男役のヒロさんが、なんと白ロングドレス姿で歌う! これはすごかった。   ヒロさんもさることながら、隣でかけあうように歌う同じく白ロングドレスの人、誰だかわからないけどすごく上手い、上級生の娘役さんかなあ?と思い、後で調べてみたら、なんと若手男役の輝城みつるという人だった。 高音もなめらかですごく上手かったです。 大抜擢でしょう。  JポップともKポップともアニソンともつかない音楽を駆使し、常に革新的な作品を見せてくれる斉藤吉正先生。 正直、保守的なファンたちには敬遠されていると思うが、私はこういう斉藤先生の心意気を買いたいと思う。 少なくとも同じような古くからのショーの焼き直しで満足している演出家よりは全然良いと思う。    最後にあいさつに一人登場したきりやん。   「これからも宝塚歌劇、特に月組をよろしくお願いします!」   そうなのだ。今回できりやん、まりもちゃんなどが退団する。   これからの月組、正直いろいろあるかもしれないが(だってトップお披露目が役替わりなんて……)頑張ってほしいと思う。
posted by つむ at 23:18

宝塚歌劇団星組公演「オーシャンズ11」

 昨日、観に行ってきました!  ストーリーを簡単に。   ダニー・オーシャン(柚希礼音)が出所してくるところから物語は始まる。 服役中に、妻テス(夢咲ねね)は何度も離婚届をダニーに送りつけてきたが、まだテスを愛しているダニーはサインしない。 テスはホテル王・ベネディクト(紅ゆずる)と恋仲になっていた。 ベネディクトが手段を選ばない極悪非道人であることを知ったダニーは、ひと泡吹かせるべく、ベネディクトの地下金庫(1億5000万ドルが眠る)を破る計画を立てる。 昔の仲間・ラスティー(涼紫央)、ベネディクトに経営していた店をつぶされたルーベン(美城れん)、いかさまディーラーのフランク(夢乃聖夏)、天才ハッカーのリヴィングストン(美弥るりか)、ヴァーチャルな映像を作り出すプロのバージル(如月蓮)・ターク(天寿光希)兄弟、マジックの指導者バシャー(壱城あずさ)、天才曲芸師のイエン(鶴美舞夕)、元天才詐欺師のソール(未沙のえる)、そして伝説のスリを父に持つライナス(真風涼帆)、という犯罪ドリームチーム「オーシャンズ11」を結成し、金庫破りに挑むダニー。 果たして成功するのか? そしてテスの愛を取り戻すことはできるのか……?  実は映画「オーシャンズ13」を見たことはあるのだ。 しかしハリウッド映画が大の苦手である私、なんと始まったとたんに寝てしまい、目が覚めたらラスト30分だったという失態をやらかしてしまい、今回も「寝ちゃったらどうしよう」と心配ではあった。  ところがやっぱり宝塚。 寝るわけないじゃないですか! あっという間の3時間でした。  スロットがいっぱい置かれたキンキンキラキラのステージといい、出演者たちの衣装(特にベネディクトのカジノのシーンは!)のきらびやかさといい、総シルバーのキラキラのドレスに身を包んだお姉さま方(花愛瑞穂、音花ゆり、白妙なつ)のコーラスといい、んもういつにも増して宝塚チックな、これでもかという豪華さで、やっぱり宝塚はこうでなくっちゃと。 すべてというわけじゃないけど日本物とか現代ものとかだと、衣装や装置のきらびやかさという点で不満が残る場合があるので。 今回は「宝塚を見た!」と胸を張って言えるものになっていると思う。  ちえちゃん(柚希)は昨年「愛と青春の旅だち」も見たが、やはり堂々たるトップぶりで安心して見ていられる。 ねねちゃんは生きたジェニーちゃん人形のよう。 美しすぎる……。 やはり娘役トップは彼女くらい綺麗な子に務めてほしいものだ。 その他、オーシャンズのメンバーはそのまま星組男役陣の充実ぶりを表すような、個性的な面々ばかり。 個人的には一押しのみっきーちゃん(天寿)に役が与えられたのが大変うれしい。 新人公演は残念ながら今回も脇役だが、これから本公演で出番が増えていって、星組にとって重要な戦力になっていってほしいと願う。 本当にかわいくて何でもできそうな子なのに、惜しいのう。  娘役陣はといえば、ラスベガスの女王ことダイアナに白華れみちゃん。 今回も娘役らしからぬ憎まれ役を怪演。 本当におもしろい娘役になったなと思う。 音波みのりちゃんも可憐だった。  フィナーレは紅のソロに始まり、真風率いる若手男役たちの群舞や、涼のエトワールなど、なんとなく現在の星組男役地図が見えてきた感じ。 紅は今回の役どころといい、完全に二番手の座をつかんだようだ。 声量がものすごくある人だし、芝居も安心して見ていられたし、これからも期待できる。  今回はいつもと違って、宝塚駅ではなく宝塚南口駅で降りてみた。   タカラジェンヌへの差し入れの定番といわれる「ルマン」のサンドイッチを買い(組み合わせフルーツサンド750円。ちょい高いが美味しいです)、宝塚大橋を渡って左折すればすぐに大劇場。 観光地チックな宝塚駅前と違い、こっちはごく普通の住宅街という感じ。 気分を変えてみたい方はこちらで降りてみては?
posted by つむ at 15:22

「TAKARAZUKA REVUE 2011」

4年ぶりにREVUEを買った。  4年もたつとトップスターの顔ぶれもガラッと変わる。  4年前のREVUE2007 と見比べてみると、「この子たち、結局全員トップになれずに辞めちゃったなあ…」「この子が今やトップなんだもんなあ…」「この人、あんなに勢いのあるスターだったのに今やこのポジションか…」とか、誰がとは具体的に書かないけれど、感慨にふけったり無常を感じたりすることができる。  ちなみに掲載スターは 花組…蘭寿とむ、壮一帆、愛音羽麗、蘭乃はな、朝夏まなと、望海風斗、華形ひかる、瀬戸かずや、鳳真由、実咲凛音 月組…霧矢大夢、龍真咲、明日海りお、蒼乃夕妃、彩星りおん、青樹泉、星条海斗、宇月颯、珠城りょう 雪組…音月桂、早霧せいな、未涼亜希、舞羽美海、愛加あゆ、彩那音、緒月遠麻、沙央くらま、大湖せしる、蓮城まこと、彩風咲奈、彩凪翔 星組…柚希礼音、涼紫央、夢咲ねね、白華れみ、夢乃聖夏、紅ゆずる、真風涼帆、美弥るりか、音波みのり、芹香斗亜、麻央侑希 宙組…大空祐飛、鳳稀かなめ、北翔海莉、野々すみ花、純矢ちとせ、凪七瑠海、七海ひろき、悠未ひろ、十輝いりす、春風弥里、鳳翔大、蓮水ゆうや、すみれ乃麗、蒼羽りく、愛月ひかる 専科…轟悠  というところで、それぞれトップ、2~3番手、期待のホープ、脇を固める役どころ、次代のスター候補という感じでコーナーごとに載っているんだけれど、これを見ていると「この組は2番手男役スターが育ってないのかしら」「この組は娘役スターの不在が深刻だ」「この組は脇ばっかりこんなに多くて、よその組に分けてあげたいくらいだ」というような問題点も見えてきておもしろい。  まあでも、いっときの娘役超××時代(いつとは言いませんが)に比べれば現在は良い娘役が多くて、娘役ファンとしてはうれしい限りである。  やっぱりずば抜けた人が一人か二人、あとは……という状態よりも、可憐な子もいればアダルトな子も、キュートな子もお姫様な子も実力派な子もいるというのが楽しいのではないか。  3年後の2014も買おうかな。 その時は100周年ということで、どのような顔ぶれになっているだろう。 楽しみ!
TAKARAZUKA REVUE 2011 (宝塚ムック)
阪急コミュニケーションズ
2011-07-11

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posted by つむ at 10:22

「歌劇」1月号は新春号! 表紙は桂ちゃん(キム)

 ついに、音月桂がトップに、そして「歌劇」表紙を堂々と飾ることに…。  夫が彼女のファンなので、感慨深いものがある。  新春号ということで、トップ→二番手→三番手…という感じで順番にフォトが掲載されていて、「この人が2番手に…」とか「ついにこの子が出てきたか…」などとしみじみしながら見とれるのも毎年の恒例という感じである。  今回、この間の宙組「誰がために鐘は鳴る」の舞台写真目当てで買ったんだけれど、「えと文」も豪華メンバーだし(花組蘭乃はな、月組蒼乃夕妃、雪組早霧せいな、星組白華れみ、宙組凪七瑠海)得した気分である。  この年末年始は、表面的にはいつも通りの穏やかな日々を過ごしたんだけれど、心は沈んでいた。  昨年末に、高校時代のクラブの顧問の先生が他界してしまったのだ。  まだ50代前半の若さだった。  先生が療養中であることは後輩から聞いて知っていたんだけれど、そこまで大変な状態であるとは思っていなかったので、本当に動揺した。  先生は宝塚歌劇が大好きで、天海祐希とか、最近では蘭寿とむなどのファンだった。  ここ数年で宝塚のファンになった私。 もっと先生と宝塚の話がしたかった。    先生の分まで、宝塚をしっかり応援し、100周年を見届けることをここに誓います(誓ってもしょうがないことかもしれないけれど)。  先生、蘭寿とむのお披露目演目は「ファントム」と発表されましたよ。  らんとむのファントムか…  らんとむがどのような「オペラ座の怪人」を見せるか楽しみですね。
歌劇 2011年 01月号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ
2011-01-06

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posted by つむ at 22:47