宝塚歌劇団月組公演「夢現無双」「クルンテープ 天使の都」

 4月13日(土)、ムラの千秋楽ももうすぐですね。観てきました!  ご存じ宮本武蔵の半生をミュージカル化した「夢現無双」。  といっても歴史に詳しくない私はよく知らなくて(さすがに巌流島くらいは知ってるけれど)、次々に出てくる剣の達人との戦いにそれほどワクワクする感じがしなくて、なんというか、全体にさらーっと駆け足で流れてしまった印象。  沢庵和尚(光月るう)にどんなに諫められても、剣を捨てられない武蔵の心情とか、お通(美園さくら)の思いに応えたくても応えられない揺れ動く思いとか、そういうドラマ部分をもう少し掘り下げて丁寧に描いてほしかったかな(偉そう)。  武蔵(珠城りょう)の幼馴染で、実力がありながら身を持ち崩す又八(月城かなと)が笑いをとれる役で儲け役。ひょんなことから佐々木小次郎(美弥るりか)になりすまし、モテ男になるも、本物の小次郎に出くわして……! という場面をれいこちゃん(月城)がコミカルに演じた。かっこいいれいこちゃんにはもったいない役のようにも思えたが、新境地か。  ショー「クルンテープ 天使の都」は、タイというテーマについていくのがやっとで、いつものように爆泣きというところまではいかなかったが、もちろんきらびやかで十分楽しめた。  なんてったって、ありちゃん(暁千星)のおみ足!!  ショートパンツに美脚にピンヒールで踊りまくる!!  とにかくヒールが若い頃から苦手で、ローヒールばかり、それでも足が疲れちゃう私は、ピンヒールで歩ける人を無条件に畏敬の念で見てしまうのだが、踊るんだよ! まあ身体能力抜群のジェンヌさんにとってはなんてことないのだろうが、やっぱりすごいよね。  すごいといえば輝月ゆうま。 娘役にしてはかなり大柄のグリーンのドレス姿の人、男役なのかな? ソプラノも男役の声もこなしちゃうあのすごい歌唱力の人だれ? あとでプログラムで確認して、あの人がまゆぽんなのねと初めて認識。 「学校へ行こう!」のタカラヅカ受験特集で、身体が硬くて泣きながら開脚していたあの子がと思うと、感慨深い。    桜も満開の時期、土曜日とあって劇場内も混み混み。  なにかおみやげでも……と思うも、売店も人でいっぱい。 仕方なく(?)、「ラ・ロンド」で公演デザートを食べつつほっと一息。  「花のみち」の桜ばかりに気を取られてしまいますが、足元にはこんな可憐なすみれも咲いていますよ。
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posted by つむ at 11:35

宝塚歌劇団星組公演「霧深きエルベのほとり」「Estrellas 星たち」

 1月13日、観てきました!  何度も再演されている名作ですが、改めてあらすじを。  ビア祭りの日に、ハンブルグの酒場で出会った、船乗りのカール(紅ゆずる)と、良家の令嬢マルギット(綺咲愛里)。  お互いの優しさに触れてたちまち恋に落ち、結婚を誓い合うが、マルギットの父(一樹千尋)、妹・シュザンヌ(有沙瞳)、婚約者・フロリアン(礼真琴)に連れ戻されそうになる。  マルギットが抵抗し、仕方なく父はカールを婿養子に迎えることを承諾するが、身分の違いは愛し合う二人の溝を深めていく。  マルギットを心から愛するがゆえに、カールは身を引く決意をする……    紅がトップになってから初めて見る星組さん。  紅はやはりコメディのセンスは抜群。 彼女がしゃべると面白くなさそうなセリフも面白く聞こえる。  あーちゃん(綺咲)はとにかくかわいい。 地声が低いのか娘役声を無理に作っているように聞こえるのがちょっとなあと感じるが。 また、ピアノを弾くシーンでは熱演を展開した。  やはり菊田一夫氏の作品とあって、台詞の美しさや、屋敷での緊迫したシーンは見応えがあった。  ちなみに私、今回、宝塚ファン人生初、劇場に観に行く前にテレビで見てしまうという状況になりました。 そう、お正月にBSで「Estrellas」を観ちゃったのです。 我慢できずに。  テレビではどうしても正面からしか写さないので、セットの転換が少ない本作はなんだかつまらない作品のように思えてしまったのだが、劇場では3階まで届こうかというほど天井いっぱいに宇宙が映し出され、グリーンのライトも舞台上から会場隅々までビュンビュン飛びまくり、舞台を立体的に使っているのが感じられ、ほっとした。  照明や衣装は素晴らしかったのだが……。  あちこちのブログなどで言われていることだが、礼真琴以外にこれといったショースターがいないのでしょうか、今の星組??   もうちょっと男役娘役ともにバリバリ活躍できるスターが出てきてほしいなあと。
posted by つむ at 13:18

宝塚歌劇団雪組公演「凱旋門」「Gato Bonito!」

いやー、2階席からもあーさ(朝美絢)の美しさは目を引いたなー。  今回、2階席最前列のかなり左側で観劇したんだけれど、主要な役どころのジェンヌさんしか見えない中で、あーさの美貌はパッと向こうから飛び込んでくるんだな。   「凱旋門」。 図らずもだいもん(望海風斗)と、真彩希帆ちゃんのコンビを見るのが2回目となった。 ただ、トド様(轟悠)の降臨(トド様降臨は私にとって3回目)だったが。  第2次世界大戦前夜のパリで、亡命してきたドイツ人医師・ラヴィックと、イタリアから来た女優志望の娘・ジョアンの悲恋を描いた本作。  トド様やっぱり声が全然、他の男役さんとは違うわ。 本物の男性と見まがうばかりの堂々たる男性の声。もちろん立ち居振る舞いも申し分なし。 ただ、少しのどの調子がよくないのか、高音になると裏返ってしまう場面もあったのが気になった。  きほちゃんはもっともっと歌を聞かせてほしかったのだが、ソロが少なく残念。でもともすれば「マノン」ばりに甘えん坊で軽く見られてしまいそうなジョアンという女性を、ギリギリ品格のある女性として表現していたのはさすが。「しあわせ」という台詞が可愛かった。  だいもんはお芝居ではストーリーテラー的な役どころで、あまり面白い役ではないのだが、その分ショー「Gato Bonito!」ではじけていた感が。 客席下りもふんだんにあったしね(2階席はこれがきつい。全然見えないんだもん)。  「どうも。Gato Bonito!です。「美しい猫のような男」と呼ばれています。そんな僕ですが、悩みがあるんです。……朝に弱いんです。特に今日のような早い日は(11時公演だった)全然起きられないんです。そんな僕をどなたか目覚めさせてくれませんか?」なんていう語りまであって、一階の前の方の人がうらやましかったなー。  そしてあーさですよ。紫色の女役スーツ(っていうんだろうか)で、他の男役スターと共に妖しく踊るわけだけど、やや小柄ながら本当にきれい。 お芝居でもパッと目についたし、私にとって雪組を見る楽しみの一つになったわ。  逆に気になるのは、娘役2番手、3番手という確固としたものが今のところないみたいで、特にパッと目立つ娘役さんがいないところ。  どの娘役さんもそれほど目立つ役というわけではなく(そういうお芝居だからなのかもしれないけれど)、娘役ファンとしては心配である。   しかし2階席って全体がよく見えるので、『舞台って意外と奥行きが広いんだな』とか新たな発見もあり。    今回の失敗を少し。  ・幕間のトイレはやっぱり混みます。30分しかない休憩時間で、トイレに並んで戻ってきたときにはあと12分しかなかった……。12分でサンドイッチを必死でかき込み、全然プログラムを見る余裕もなく、エトワールが誰だったのかもわからず(愛すみれちゃんだった)、とほほ……。 よほどのことがない限り、幕間にトイレに行くのはやめておいた方がいいかも。  ・眼が痛くなるほどショーで泣いて、放心状態でロビーに行って、プログラムをしげしげ眺めていると、「申し訳ありませんが次の公演時間となりますので」と、係員さんに追い出されてしまった。 そう、3時公演がある日はゆっくりせずさっさと会場を出ましょう。プログラム読むなら「ラ・ロンド」がおすすめ。 あまり混んでいないし、ゆっくりお茶できますよん。
posted by つむ at 10:52

宝塚歌劇団雪組公演「ひかりふる路」「SUPER VOYAGER!」

 今回、望海風斗(だいもん)と、真彩希帆(きほちゃん)のトップお披露目公演となった雪組。  マクシミリアン・ロベスピエールという、フランス恐怖政治の代名詞的な人物、おおよそヒーローとしては描かれてこなかった人物を、宝塚のヒーローらしい清廉潔白で素朴な人物として描くにあたり、演じることができるのはだいもんしかいないでしょう。  相手役、架空の人物であり、ロベスピエールを暗殺するために近づいたつもりが愛してしまうというマリー=アンヌを演じるきほちゃんも、もうとにかく歌がうまいとは聞いていたけれど、上手いというレベルではなく、完全に「役」の歌になっていて、愛憎半ばする複雑な思いを見事に表現していた。   これだけヒロインのソロの歌がふんだんにある、というよりヒロインの歌で物語を進めていくといってもいいくらいなのは、宝塚歌劇としては画期的な試みなのでは? そしてそれを可能にしたのはきほちゃんの歌唱力に他ならない。   ボリューム、ビブラート、表現力、あらゆる面で大昔の歌うま娘役さんをほうふつとさせた。   ただ、彼女がうますぎて、他の娘役さんのなかでかなり聞き劣りする人が見受けられたのは(うまい人もいるんだけれどね、中にはソロがあるのが気の毒なくらいいまいちな子もいるわけで……)。  今まで観劇してきて、本当にかわいそうなくらいソロの歌がない娘役トップさんも見てきた。 別に下手というわけでもないはずなのに、お芝居でもショーでも男役の添え物に過ぎないみたいな存在のヒロイン。   最近は時代の変化からか、ヒロインも自立していて職業があったり、強気で自分の力で人生を切り開いていくような女性像が増えてきている。 いいことだと思う(娘役びいきの私としては)。 やはり主たるファン層である女性に共感されなければ、少しずつ廃れていってしまうだろうから。   そんなきほちゃん、ショー「SUPER VOYAGER!」では声色も歌い方もまるっきり別物に変えてきていて、同一人物⁉と驚くばかり。 やや要素を詰め込みすぎなのでは?と思われる、ヴァラエティーに富みまくりのショーなんだけれど、中でもあまりの美しさに大注目の朝美絢(あーさ)が女役に扮し、二人の男をほんろうしたあげく……というアダルトな場面で、あーさのおみ足にくぎづけ。 割と男役に対しては面食いを自任している私だけれど、あーさは今まで好きになった男役さんとはまた違う美しさで、歌もしっかりしていることが今回確認できたし、ますます楽しみになってきた。    そして公演デザート、「カシスノワール」がこちら↓ 私は「ラ・ロンド」でいただきました。
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 青い部分の素材が何なのかよくわからなかったんだけど……(食べていいものなのか、蝋とかだったら食べちゃいけないだろうし)一応、トリコロールカラーを表現していることは理解できた。  狭そうに見えて結構広くて回転も早く、ゆっくりできるカフェで、おすすめです。
posted by つむ at 13:50

宝塚歌劇団花組公演「雪華抄」「金色の砂漠」

 ……いやー、オリジナル作品でここまで世界観に引きずられて、翌日もぼーっとしてるのなんて初めてです。  12月4日(日)、ムラ11時公演を見てきました!  まずは日本物レビュー「雪華抄」。  日本の四季の美しさを分かりやすく、寝てしまいがちな日本物のショーを飽きさせないように、途中で激しめのシーンを盛り込んだり、作者の工夫が随所に感じられた。  またしてもうちの8歳男児とともに観劇したんですが、やはりちょっと退屈気味だったかなあ…。  ヅカの日本物ショーの美しさが理解できるまでにはまだだいぶかかりそうです。  それにしてもトラジェディ・アラベスク「金色の砂漠」ですよ。  なにやらすごく評判がいいらしい新進演出家・ウエクミこと上田久美子先生。  いつかはウエクミと(クラウンかい)希望していたのがこんなに早くかなうとは! 見ることが出来て本当に良かったです。  ストーリーを簡単に。  いつかの時代の砂漠の中の国。 イスファン国の第一王女タルハーミネ(花乃まりあ)には「ギイ」(明日海りお)という奴隷がいた。  奴隷でありながらなぜか誇り高いギィは、美しいタルハーミネを恋の前に屈服させたいという思いを募らせる。  タルハーミネもギィを憎からず思っていたが、王女としての誇りゆえ、わざと高圧的にギィを虐げていた。  タルハーミネとテオドロス王子(柚香光)との婚礼の前夜、ギィは力ずくでタルハーミネを我が物にする。  王国を出て行こうとする二人の前に兵士たちが立ちはだかり、ギィの思いがけない、そして悲惨な出生の秘密が明かされる。  王国への復讐に燃えるギィは、そしてタルハーミネとの愛憎の果てにあるものは……  いい意味ですごく重い。   生と死が常に隣り合わせの、力ある者のみが生き残る古代の砂漠地帯の王国。   そんな世界で、命がけで愛し、命がけで憎むというテーマの重さに、スターさんを見るという目的を忘れてお芝居に見入ってしまった。  そう、宝塚の場合、お芝居の内容が多少まずくとも、美しいスターさんを見ることが出来るのなら無問題という、他の劇団とはちょっと違う事情があるのだが、この作品ばかりは。  みりお(明日海)はもちろん美しい。 かのちゃん(花乃)も、キキちゃん(芹香斗亜)も、れいちゃん(柚香)も、べーちゃん(桜咲彩花)も美しい。 たそちゃん(天真みちる)は初めてきちんと見るのだが噂通りの面白さ。   そうなんだけれど、スターさんの魅力以上に物語の力に引き込まれて、熱にあてられて、イスファン国から心が戻ってこれないのよ~  原作がない、他所のミュージカルの再演でもない、史実でもない、まったくゼロから演出家が作り出したオリジナルミュージカルの中では(私が見た中では、という話だが)、まちがいなくダントツの素晴らしさだった。  その素晴らしい台詞をもう少しかみしめて見たかったのだけれど、残念なことに早口で聞き取れない演者がけっこう見受けられて……。  東京ではそのあたり改善してほしいです(偉そうだけど)。  あと、かなり高くセリが上がって(しかも回りながら)、その上で踊ったりお芝居したりするシーンが多くて、ハラハラしてしまった。 どうか落ちないで!と祈りながら見ていたよ。   しかしそれらダイナミックな舞台演出も功を奏し、本当になんともいいようのない、腹にずしんと重く残る作品であることは確か。  東京で見る方はぜひ期待してほしいですね。   今回、ハンカチは要らないかもだけど、あとあとまで引きずりすぎて実生活に支障が出ないように
posted by つむ at 10:28

宝塚歌劇団雪組公演「私立探偵ケイレブ・ハント」「GREATEST HITS!」

 11月5日、11時公演を見てきました!  もう今日がムラ千秋楽なので、見た人も多いでしょうが、簡単にストーリーを。 時は20世紀中頃のアメリカ。私立探偵ケイレブ・ハント(早霧せいな)は、映画の撮影現場で、エキストラの女優・アデルが死亡する場面に居合わせる。仲間のジム(望海風斗)、カズノ(彩風咲奈)らが追っている事件とも共通する点があることがわかる。アデルの両親が娘の行方を捜してほしいと依頼してくるが、両親も直後にひき逃げ死してしまう。事件のカギは芸能プロダクションの社長・マクシミリアン(月城かなと)が握っているらしい。マクシミリアンと一緒に仕事をしているケイレブの恋人・イヴォンヌ(咲妃みゆ)も、ケイレブの身を案じながらも彼を支えるが……。   雪組を見るのはなんと、「仁」以来ということで、かなりメンバーが入れ替わった雪組に戸惑いが。「あの人がこんなにも歌を任されている!」「あの人にこんな一面が!」と発見もいっぱい。 ちぎちゃん(早霧)のトップ姿を見るのも初めてなわけだけど、すっきりキレイでスターオーラも抜群。  ゆうみちゃん(咲妃)に至ってはちゃんと見ること自体初めて。 なんというか、砂糖菓子のようなかわいらしいルックスから、もっと声もかわいいのかなと思っていたけれど、意外とリアルな普通の女性の声で全編通していて(そういう演出だったんだろうけど)、いい意味で驚いた。 自然体の演技がすごく上手で、ドラマじゃなく舞台でこれだけ自然な演技ができるとはすごい。 もちろん歌も上手。  だいもん(望海)、さきちゃん(彩風)、私の特にお気に入りのれいこちゃん(月城)、などなど雪組はキレイどころぞろいで、微妙な人がほとんどいない。 目の保養になったわ    実は………今回は私観劇史上初の、重大な案件をかかえての観劇だったのです。  その案件とは、「8歳の息子と一緒に無事観劇すること!」  彼にとって、宝塚観劇は実は初めてではない。 「エル・アルコン」「アデュー・マルセイユ」を一緒に観ている。 しかしそれは、お腹の中でのことであって、この世に出てきてからは初めて。 お行儀良く、声を出さず、ぐずらず、途中でおしっことか言わず、観てくれるだろうかと心配だった。  しかし、みりお(明日海りお)トートの「エリザべート」ブルーレイを見てからというもの、一度でいいから自分も生で観劇したいと言ってきかなくなった彼、しかたなく(?)連れてきたのでした。  しかも探偵もの、難しい用語が飛び交う犯罪もの、派手でもない正塚先生もの(ごめんなさい)、退屈しないか心配だったんだけれど、なんのなんの、途中ちょっと飽きてきたらしく私の手を握ってきただけで、静かにじっくりと最後まで観劇してくれて、母は感動したよ。 幕間、外のテラスで、夫が買ってきてくれた「ルマン」のサンドウィッチを食べていると、鳩たちがぽぽぽぽとやってきて、私たちがこぼしたサンドをおいしそうにつっついていた。  きっと彼らの腹時計の中では、開演前~幕間~終演後~次の開演前~幕間~終演後というスケジュールがインプットされていて、いつこのテラスに居れば旨いものにありつけるかよくわかっているのではないだろうか  ショー「GREATEST HITS!」はその名の通り、古今東西の名曲を集めた賑やかなレビュー。  うちの子は、夫がいつも見せている(私はやめてほしいと思ってるけど)「空耳アワー」で出てきた、チェイスの「黒い炎」にすぐさま反応し、隣の私をつついてにこっと笑ったけれど、あとは行儀良く、拍手すべきところで拍手し、手拍子すべきところで手拍子し、おとなしく観ていてくれた。  私はとりあえず、ひめちゃん(舞咲りん)の歌姫っぷりに圧倒されたわ。 お芝居の方のくらっち(有沙瞳)もすごい歌い手さんだと思ったけれど。 基本、娘役びいきの私としては、歌えてかわいい娘役さんは大好物である。   キャトルレーヴで「歌劇」最新号と卓上カレンダーとやること付箋を、ソリオ内の書店「サンクス」で「ZUCCAZUCA」3を買い、大満足で帰路についたのでした。  本当に、子どもと一緒に観ることができたことがなにより感動的。 男子なのでタカラジェンヌにはなれないけれど、演出家になってくれないかなーとか無理な願い事を(阪急阪神ホールディングスに就職するでもいい、阪急電車のどこかの駅の駅長さんになるでもいい、スポニチの芸能記者になるでもいい、とにかく宝塚に関連する仕事に……)……そんな母を尻目に、次作「金色の砂漠」のみりおにうっとりしている8歳男児なのでした(やっぱりみりおが好き)。
posted by つむ at 11:24

宝塚歌劇団月組公演「舞音―MANON―」「GOLDEN JAZZ」

 12/6、ムラ公演を観てきました!  フランス文学最高峰の一つとされる、アベ・プレヴォ「マノン」を下敷きに、舞台をフランス統治下のインドシナに移し、アジアンテイスト溢れたラブストーリーが展開された。  ストーリーを簡単に。 シャルル・ド・デュラン(龍真咲)は、将来を嘱望されるフランス海軍士官。  インドシナ駐在を命じられた彼は、駐屯地サイゴンで、富裕層の男たちを虜にする踊り子「マノン」と呼ばれる美少女(愛希れいか)と出会い、激しい恋に落ちる。  婚約を目前に控えた総督令嬢のカロリーヌ(早乙女わかば)という存在がありながら、シャルルはマノンに溺れ、エリート士官の道を捨ててまでマノンとの暮らしを選び、金のために賭博にまで手を染める。 そんなシャルルにつけ込む、マノンの兄クオン(珠城りょう)。 シャルルを心配する親友クリストフ(凪七瑠海)。  そんな中、二人は、インドシナ独立運動に巻き込まれ、マノンは小間使いのホマ(海乃美月)に裏切られてスパイの嫌疑をかけられ、投獄される。 流刑となる当日、マノンを救い出すためシャルルは船着き場へ向かうが……。  月組を観るのは、霧矢大夢・蒼乃夕妃サヨナラ公演「エドワード8世」以来3年ぶり。  その間に人事異動も相当あった月組、今はどんな感じなのかしらと楽しみにしていた。  まさお(龍)は充実のトップぶり。 すごく歌える人なんだなと再認識した。  歌のまさおに対し、ちゃぴ(愛希)はダンスの娘役トップさん。もちろん歌もお芝居も十分に見せた。  宇月颯、憧花ゆりのといった中堅勢も目立つ役で、芝居をしっかり引き締めた。  ラストにずっこけた「落陽のパレルモ」、サヨナラ公演だった舞風りらの扱いがひどすぎた「堕天使の涙」、なんだか終始暗くて重かった「THE LOST GLORY」と、植田景子先生にはどうも良いイメージがなかったんだけれど、今回は一番良かったかもしれない。   だけれど……。 唯一どうなのかなー、と思ってしまったのが、  もう一人のシャルル・ド・デュラン(美弥るりか)。  ダンスのみでシャルルの内面を表現、歌なし、台詞は最後にひとことだけ。  みやるりちゃんは「やりがいがある」と健気に語っていたけれど(プログラム)、この役、はっきり言って無くてもよかったような……(みやるりは好演していたのでそこは誤解なきよう)。  「あ、シャルルが踊ってる、やっぱかっこいいなあ……え? 後ろから本物のシャルルが……?」と、SS席でもないことにはまさおかみやるりか判別しにくい上に、正直、ストーリーにほとんど意味をもたらしていないのだ。  これ、予備知識もなくプログラムも買ってないお客さんには、なんのこっちゃわからなかったのではないだろうか。  みやるりのお芝居や歌も楽しみたかったファンはどう思ってるんだろう。  素晴らしい作品ではあっただけに、うーんと思ってしまった。    ショー「GOLDEN JAZZ」では、事前に公式サイトにて、観客参加企画として振付講座なんてのもあったけれど、やっぱりシャイな日本のお客様たち(私も含め)、踊っている人は皆無だった(タンバリン買って叩いている人はいたけれど)。  でもそんなのなくても十分楽しめる、あっという間の楽しいジャズショーでした!  圧巻は、月組で私の一押し、千海華蘭ちゃんのソロ歌で始まるアフリカンな場面。   可愛すぎて逆に大丈夫かなとかねてから気になっていたからんちゃんがこんなに堂々と歌えるなんて!   それにも感動したけれど、ちゃぴのダンスが!! すごい身体能力!  ここ数年の傾向なのか、陽月華、蒼乃夕妃、蘭乃はなといった、男前に踊れる娘役トップさんが増えてきた気がするけれど、ひとつの到達点が彼女かなと感じた。  もう一人月組で気になっている蒼瀬侑季ちゃんも、パレードでダブルトリオに入っていて、やっぱり綺麗だし、もっと活躍してほしいと思った。  今回、ショーのオープニングで忘れられない素晴らしい出来事があったんですが、ファンの皆様にヤキモチ焼かれると大変なので控えさせていただきます。 うふふ
posted by つむ at 10:28

宝塚歌劇団星組公演「ガイズ&ドールズ」

 9/13、行ってきました!  大地真央・黒木瞳コンビ、紫吹淳・映美くららコンビに次ぐ再演なので、ご存じの方も多いでしょうが、ざっとストーリーを。 1948年ごろのニューヨークが舞台。  ギャンブラー、スカイ・マスターソン(北翔海莉)は、クラップ・シューター、ネイサン・デトロイト(紅ゆずる)と賭けをすることになる。 ネイサンが指名したお堅い伝道女、サラ・ブラウン(妃海風)を口説くことができるか否か。  サラが勤める教団は成果が上がらず、閉鎖を迫られていた。 そんなサラにスカイは、ディナーを共にしてくれるなら、教団に罪人どもを一ダース集めると約束する。  一方、ネイサンには、14年来の婚約者で人気ダンサーのアデレイド(礼真琴)がいたが、なかなかギャンブルから足を洗わないネイサンにアデレイドはやきもきしていた。  スカイはサラをハバナに連れ出し、ディナーを共にすることに成功する。お堅いサラも開放的なハバナの雰囲気にすっかりご機嫌になり、泥酔して乱痴気騒ぎ。 それでも自分にすっかり心を許した様子のサラを愛しく思うようになるスカイ。  ニューヨークに戻ったサラは、こともあろうに教団内でギャンブラーたちがギャンブルをしていたことに愕然とし、スカイが自分を騙したのだと誤解してしまう。 サラを愛し始めたスカイは、勝てばギャンブラーどもを全員深夜ミサに出席させる、負ければ全員に1000ドルずつ支払うという一世一代の賭けに乗ることになる。 果たして、運命の女神は……?  実は私は、リカさん(紫吹)、くららちゃんのヴァージョンを生で見ている。 しかしとんでもなく遠い席だったため、何をしているのかまったく見えず、かといってオペラグラス越しだとなんだかテレビを見ているみたいで興ざめ。 当時ヅカにそれほど詳しくなかったこともあって、とりあえず主要キャストがどの人か、だけしか認識できずに終わったものだった。  しかしそれから13年。 リカさんもくららちゃんもタニ(大和悠河)も、きりやん(霧矢大夢)も退団し、大活躍中の今、なんとみっちゃん(北翔)主演のガイズを見ることができるとは! オープニングからうるうるでした。  みっちゃん、ふうちゃん(妃海)ともに三拍子そろった実力者で、なんにも心配せず見ることが出来た。  紅を見るのはこれで4回目なんだけど、恋人に裏切られて自殺したり、すごい悪役だったり、ちえちゃん(柚希礼音)を殺しちゃったりと、暗い役どころばかり見てきたので、今回のどこかコミカルな役にはスッキリした。 この人本来の面白さが随所に表れていて、客席も笑いの渦。 シャープなルックスから悪役が多くなるのかもしれないが、むしろコメディーでこそ見たい人である。 スターとして一段と大きくなっていて、今すぐにでも一番大きな羽を背負えるところまで来ている。  アデレイドは、きりやんのインパクトが大きすぎて、ことちゃん(礼)はどんな感じなんだろうといちばん興味深かったんだけれど、かわいい!! 14年も結婚お預けを食らっている妙齢のいい女というより、女の子の可愛らしさの方が勝っているアデレイドだったけれど、それもまたよし。可愛すぎて、普段の男役だとどんな感じなんだろうと不思議な気がする(これまでにも少年役とかしか見たことないのである)。  また、星組といえば忘れちゃいけない、私の現時点での最愛のジェンヌ・みっきぃちゃん(天寿光希)! 今まではその他大勢的な役が多かったが、今回はサラの後見人、つまりお父さん的役どころで、目立っていてほっとした。 やはりこれほどまでに美しくて何でもこなせるジェンヌさん、これからも大事にしてあげてほしいものだ。  それにしても、みっちゃんがトップに……。 なんだか感慨深くて、思わずキャトルレーブにて、「歌劇」8月号を買い求めてしまった。    今回は3時公演を見に行ったので、少し時間があり、劇場内のカフェテリア「フルール」にてランチを食べてみました。  からあげ定食を食べながら、劇場内をそぞろ歩く観客さんたちを眺めるのも楽し。 これから素敵なものを見るのよ、というテンションが静かに上がって来るのを感じます。  劇場内の飲食店では、喫茶「ラ・ロンド」もお気に入りなんです。 あまり混んでなくて、お茶しながらゆっくりプログラムなんぞを見ることができますよ。
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posted by つむ at 12:22

宝塚歌劇団宙組公演「白夜の誓い」「PHOENIX宝塚!!」

11月22日(土)、観てきました!  ストーリーを簡単に。  18世紀のスウェーデン。  国王・グスタフ3世(凰稀かなめ)は、即位に際し、初恋の人・イザベル(伶美うらら)と引き裂かれ、デンマーク王女・ソフィア(実咲凛音)と政略結婚させられる。  フランスでのイザベルとの日々の中で自由主義に目覚めていたグスタフは、ロシアの属国であるがゆえに自由な政治ができず愛する人と結ばれることすら許されない状況を打破するため、エカテリーナ2世統治下のロシアと戦争を起こし、見事勝利する。  その陰には、望まない結婚ではありながら、しだいにグスタフの人柄を敬愛するようになっていたソフィアの祈りがあった。  グスタフとソフィア夫妻の絆は強まり、グスタフはフランス仕込みのロココ文化をスウェーデンに花開かせる。  しかし、幼なじみの軍人・ヤコブ(緒月遠麻)とは意見の相違から亀裂が生じる。  そして、イザベルを宮廷に招いて開かれた舞踏会で、思いがけない悲劇が……。   (以下はネタばれありなので注意して下さい)  今回、思いがけないラストに、「トップさんのさよなら公演で、トップさんが殺されちゃうなんてこと、(ベルばら以外で)かつてあったかなあ? しかも、同時退団する同期のスターさんに殺されるなんて……」と、ちょっと複雑な気分になってしまった。  もちろん史実なんだろうけど、ちょっとなあ、と。  かなめちゃんときたろう(緒月)のことを雪組時代から見守ってきたファンも少なくないだろうに、どうなんだろうなあと。  しかしそれに目をつぶれば、かなめちゃんの軍服姿はこれ以上ないというほどの美しさだし、一度は裏切ったものの忠誠を誓う部下のリリホルン役のまあくん(朝夏まなと)、幼なじみでありながらすれ違って行くヤコブ役のきたろうも安心して見ていられる。  そして娘役陣の充実ぶり!  ソフィア役のみりおんちゃん(実咲)。 これだけ美しくかつ歌が上手い娘役トップは初めて観たかもしれない。  ダブルヒロインと言ってもいい役どころ、イザベル役のうららちゃんも、歌はちょっと……だが、文句のつけどころのない美しさ。  ロシア・エカテリーナ2世役のせーこちゃん(純矢ちとせ)と、みりおんちゃんが二人で語り合い歌いあうシーンがあったのも、娘役ファンとしては嬉しい見所だった。せーこちゃんの歌がまた良かった。  あとは、若手男役陣にもっと目立つ役が欲しかったと思った。  ショー「PHOENIX宝塚!!」。  ♪孤独だっていいじゃない~ 冒頭のこの主題歌でいきなり涙腺決壊。  プログラムによれば、作者の藤井大介先生さえも、お稽古中にいきなり泣いてしまって恥ずかしい思いをしたという。 我々客が泣くのも不思議ではない。  そしてこのショーの最大の見どころは、みりおんちゃん扮するマダムが大切にしている「ゴールデン・フェニックス」という宝石を、怪盗カナメール(もちろん、かなめちゃん)があの手この手で盗みだそうとするシーン。  自分のサヨナラ公演のショーとは思えないくらいの捨て身の演技(あるときは刑事に、ある時はヨボヨボのじいさまに、そしてまたあるときは脚線美も美しい美女に変身!)に圧倒された。 ここまでやってくれるサービス精神旺盛なトップさんがいるだろうか。  雪、星、そして宙と、3つの組を渡り歩くことで成長できたと、自らの軌跡を歌うかなめちゃんにもファンは号泣もの。  宙組を観るのは3回目という宙組ビギナーの私だけれど、十分楽しめた。  今回の観劇みやげは、11月ということもあり、来年の卓上カレンダーですよ!  でも久しぶりに買うのでちょっと驚いた点が。  これって今回からなのかな? 従来はトップさんたちを筆頭にスター男役さん勢揃いだったのに、若手男役のみになっていて、ちょっと拍子抜け。  いやでも、よく見れば星組の、私の最愛のあのお方が! みっきぃちゃん(天寿光希)がいるではありませんか!  これだけで即買いでした。  2015年が終わったら、みっきぃちゃんの部分だけ切り抜いて手帳に入れるもんね
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posted by つむ at 14:54

宝塚歌劇団星組公演「The Lost Glory」「パッショネイト宝塚!」

 100周年の宝塚、ついについに私も観に行くことができました!!  ミュージカル「The Lost Glory」のストーリーを簡単に。  好景気に沸く1920年代のアメリカ・ニューヨーク。  ギリシャからの移民で、アメリカン・ドリームを体現した男・オットー・ゴールドスタイン(専科・轟悠)は、新会社「ディアナ・ゴールドスタイン」を設立すると発表する。  そう、それは彼の新妻・ディアナ(夢咲ねね)の名前。  アメリカ屈指の名門・キャンベル家の令嬢で、画家として自由奔放に生きる「アメリカ社交界の宝石」ディアナと結婚することができ、まさにオットーの人生は最高潮を迎えていた。  しかし、そんな彼を冷ややかに見つめる一人の男・イヴァーノ・リッチ(柚希礼音)の姿が。  イヴァーノはオットーの腹心の部下だが、イタリア人実業家の妾の息子という境遇から、アメリカ上流社会では冷遇され、今回の新会社の社長にも任命されることはなかった。  上流社会への憎しみを募らせるイヴァーノは、オットーに復讐すべく、ディアナの元恋人・ロナルド(紅ゆずる)や、新会社社長に選ばれたカーティス(真風涼帆)を使い、オットーに罠を仕掛ける。  果たしてオットーは、妻・ディアナの愛を信じきることができるのか……  今回、席があまり良くなくて、スターの姿がよく見えなかったという個人的な事情を差し引いても、正直なところちょっと「?」なお芝居だった。  イヴァーノの復讐の動機や、彼の屈折した心情がいま一つはっきりと示されなかったため、途中まで「なんでこんなにこの人はオットーをいじめるのかしらん?」と思いながら見続けることになった。  オットーとディアナの華やかで幸せな場面は本当に最初だけで、あとは延々、下り坂を転げ落ち続けるので、見ていてだんだん辛くなってきて、極めつけに逆上したロナルドにイヴァーノがバンバン撃たれて死んでしまうという救いのないシーンが…。 なんというか、今までいくつものオリジナルミュージカルを見てきた中で一番暗くて重いお話だった。 初めて宝塚を見た人に「宝塚って暗いなー」と思われないか心配になるほど。  そういうお話なので、とどさま(轟)も、ちえちゃん(柚希)も、他の男役たちも、どうもいつものようなかっこ良さが活かされていない気がした。 とどさまは他に、声が低すぎて台詞が聞き取れない個所があったのが気になった。 娘役ファンの私としては、ねねちゃん以外には音花ゆり、綺咲愛里くらいしか目立つ役がなかったのも残念。 それにしても綺咲愛里ちゃん最近上げてきてるなあ。 確かに写真ではすごくかわいい子だけれど、他の若手娘役ちゃんたちにも活躍の場をあげておくれ。 ……とここまで書いてきて、同じ植田景子先生の作品「堕天使の涙」で、娘役トップの舞風りらも吹き飛ぶくらい、大月さゆが目立ちまくっていたのを思い出した。 あれもとんでもなく救いのない物語だったな。  ミュージカルはそんな感じでもやもやが残ったんだけど、ショー「パッショネイト宝塚!」は最高でした!  ラテンのショーはただでさえ大好き、それに外はうだるような真夏の真昼、もう、劇場内に冷房があまり効いていないのもあって、熱く熱く楽しめました!  中でもカポエイラを取り入れたブラジリアンダンスが圧巻。  若手の踊り手たちが低い姿勢で足を振り上げてカポエイラのようなダンスを踊りまくる。 彼女たちが何十人いてもちえちゃんひとりで圧倒できるほど、ちえちゃんはやっぱりすごいわ。  ラインダンスもデュエットダンスも男役たちの群舞も……。 とにかく盛り上がりました。    ちえねねの星組を見るのは3回目。 お目当てのみっきぃちゃん(天寿光希)が、席の都合でよく見えなかったのが何とも残念だった。 しかしプログラムの写真はステキ! きれいだわー。 そして若手で今回注目したのがことちゃん(礼真琴)。 早くもバウ主演も経験していて、新人なのに歌唱が安定していて、ミュージカルでも目立つ役を与えられていた。 このまますくすく育ってほしいものだ。
posted by つむ at 11:36

宝塚歌劇団雪組公演「仁―Jin―」「Gold Spark!」

 10/14、行ってきました!  ストーリー……といっても、有名な漫画が原作であり、大沢たかお主演でドラマにもなったあの「仁」なので、ざっとだけ。  ※※※2012年、東京の脳外科医・南方仁(音月桂)は、運ばれてきた謎の急患の手術をすることになるが、その患者の頭部には胎児のようなものが埋まっていた。 突如轟く雷鳴。 気がつくと仁の周りでは侍たちが斬り合っている。 仁は150年前の江戸にタイムスリップしていたのだ。 頭部に怪我を負った旗本・橘恭太郎(未涼亜希)の手術を行った縁で、仁は橘家に居候させてもらうことになる。 恭太郎の妹・咲(舞羽美海)は仁を慕い、自らも医学を志す。 コレラを治したり、青カビでペニシリンを作るなどする中で仁は江戸の人々に溶け込んでいき、勝海舟(北翔海莉)、坂本龍馬(早霧せいな)らとも知り合いになる。 坂本龍馬が最期を遂げる時が刻一刻と近づいてくる。 仁は龍馬を守るため、咲とともに京都に向かうが―。※※※    演出が斉藤吉正先生なので期待していたが、先生にしてはおとなしめというか、オーソドックスにまとめてきたなという感じだ。  キム(音月)、みみちゃん(舞羽)はこれがサヨナラ。 愛する者たちと愛しい時を過ごす、というこの作品のテーマが、退団して行く彼女たちの姿とだぶって、ファンはうるうるでしょう。  考えてみれば、雪組を観るのはなんと6年ぶり。 「堕天使の涙」以来なのだ。 それから6年でずいぶんメンバーの入れ替わりがあり、いったい何組を観ているのか分からなくなったりした。 キムにしたって少し退団が早すぎるのでは。 もう2年くらいこのトップコンビが観たいと思える。  キム、専科のみっちゃん(北翔)、まっつ(未涼)は同期生。 3人とも歌唱・演技ともに非常に優れていて、安心して見ていられる。 2番手格のちぎちゃん(早霧)は歌唱に課題ありとよく聞いていたが、それほどでもなく、もう少し柔らかい声が出せれば十分いけると感じた。  次期娘役トップの愛加あゆは、乳癌に冒される花魁・野風役。 みみちゃんがけなげなロザリー系の娘役なら、あゆちゃんは華やかなアントワネット型か。 女役に転向したばかりの大湖せしるも、女スリを色っぽく演じた。  ショー「GOLD SPARK!」は、「え、もう大階段!?」と驚くくらい、急ぎ足でやや物足りない印象。 もっとキム・みみのサヨナラを意識した演出がほしかった。 いやそれとも、彼女ら自身がそういうのを望まなかったのか。 しかし衣装などはキラキラきらびやかで十分宝塚らしさが楽しめる。    今回は奮発して(というほど奮発でもないのかもしれないけど)JR宝塚駅内のイカリスーパーにて、ちょっと贅沢なサンドイッチを買い、ランチにした。 一度でいいから劇場内のカフェやレストランで豪華なランチを食べてみたいけれど、気ままにサンドイッチくらいを買ってロビーでスカステを観ながら食べるのもまた楽し。  帰宅し、夫に「仁」について解説していて、「で、そこで坂本龍馬とか勝新太郎とかと出会うねん」と、素で間違えてしまった
posted by つむ at 14:04

宝塚歌劇団花組公演「サン・テグジュペリ/CONGA!!」

 8/19(日)行ってきました!  まずはお芝居「サン・テグジュペリ」から。  フランス貴族でありながら郵便飛行士として働くサン・テックスことサン・テグジュペリ(蘭寿とむ)と、中米マヤ族の血をひく妖艶な妻・コンスエロ(蘭乃はな)とのすれ違いから和解、そしてサン・テックスが消息を絶つまでの物語に、「星の王子さま」の世界をからめた意欲作。  なんといっても驚いたのは、踊りまくるトップ娘役・らんちゃん(蘭乃)。 清楚で可憐な寄り添い系の娘役と思い込んでいたけれど、今作では黒塗りでパワフルにとにかく踊る踊る。 どうやらこのところの宝塚、可憐におとなしく男役に寄り添うだけの娘役よりも、男役と対等に渡り合える自立した娘役像の方が好まれるらしい。 それは時代を反映しているのだろう。 尽くすだけのヒロイン像には女性客(が大半だ)が満足できなくなっているのだ。 らんちゃんもそのタイプとは少々意外だったけれど、うれしい誤算だった。  もちろん男役トップ・らんとむ(蘭寿)、このたび雪組トップ就任が決まった2番手・えりたん(壮一帆)、惜しくも退団が発表されたみわっち(愛音羽麗)らも見せ場たっぷり。 この3人が最後には全員死んでしまうという設定はなんだかなーと思うが。 登場人物がほとんど死んでしまうことで有名な演出家の作品なので仕方ないのかもしれないが。  「サン―」はそういった、いわば「泣いてちょうだい系」なので泣いても仕方ないが、私の場合、続くショー「CONGA!!」でもボロ泣きしてしまったのだから始末が悪い。 とにかく自分と同世代(より少し若いか?)の美しい女性たちがストイックに一生懸命頑張って、結果ものすごい輝きを放つという様を見ると、無条件に涙があふれてくるようになってしまったのだ(もちろんオリンピックなんかは泣きに泣いた口である)。 オープニングからものすごい熱さ、パワフルさ、美しさ。 以後も、「もう勘弁して下さい」と言いたくなるくらいかっこいい曲にダンスの洪水。 ここでもらんちゃん踊りまくり、花組が誇る美しいお姉さま方が歌いまくり、壮絶なものを見せてもらった。  日本物やヨーロッパもの、他にもいろいろなショーがあるけれど、この真夏、やっぱり今回のようなラテンものでこれでもかってくらい熱くやられちゃった方が気持ちいい。 ただ、生徒の皆さんはただでさえ暑いステージ上で、夏で、あんなに踊ると体力がもつか心配だ。 ぜひ体調管理に気をつけて、東京公演も突っ走ってほしいものだ。  公演の模様はこちらに掲載されています↓
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posted by つむ at 14:15

宝塚歌劇月組公演「エドワード8世」「Misty Station」

2月19日(日)行ってきました!  とある貸切で、最初に兵庫県知事、雪組・飛鳥裕組長、麻樹ゆめみ副組長によるトークが聞けてお得だった。  ミュージカル「エドワード8世」の方は、史実をもとにしたものなので、ストーリーというほどのものはない。  要は実在したイギリス王・エドワード8世(霧矢大夢)と、離婚歴のあるアメリカ人女性・ウォリス・シンプソン夫人(蒼乃夕妃)とが恋に落ち、その愛を全うすべく、エドワード8世がわずか一年足らずで退位するまで。  話を膨らませるべく、BBCのプロデューサーで実は旧ソ連のスパイ・ガイ(龍真咲)をストーリーテラーに据え、エドワード8世と親交があったという舞台俳優・フレッド・アステア(宇月颯)などの人物とも絡ませて、さらにセリや盆を多用するなど、演出面ではかなりの工夫がみられた。  きりやん(霧矢)は男役の集大成を見せてくれた。 特に圧倒的な声量。 「ガイズ・アンド・ドールズ」のアデレイド役でのソロ歌唱に度肝を抜かれた私だが、今回もその豊かな声量と歌唱力は健在。  まりもちゃん(蒼乃)をきちんと見るのは初めて(なにしろ月組を観るのは7年ぶりなもので……)なのだが、良い意味で初々しさのない(って良い意味か?)本当にアダルトな役が似合う娘役なんだなと痛感。  次期トップが発表された龍は、今回ストーリーテラーということで、あまり男役としての見せ場がなかったのが気の毒。 今後に期待。  準トップに就任することになった明日海りおはエドワード8世の側近役。 こちらもあまり見せ場はないが、美形は確かに目を引く。  また、次期娘役トップに内定している愛希れいかに関しては、本当にまったく初めて見るので期待大だったが、元男役だけにかなり大きい。 とし(宇月)と組んで踊るシーンが多いが、としとほとんど同じ背丈に見えた。 文字通り大型の娘役トップとなるのか、これからに期待。  お芝居は王室もののわりには衣装に派手さがなく(イギリスだから?)少し寂しかったが、その分ショーではド派手にはじけまくってくれた。   のっけから「これが宝塚なんだ!」といわんばかりのキンキラゴージャス賑やか!なオープニング。   「From London to Misty Station」と書かれた切符がスクリーンに大写しになり(お芝居と連動してるわけね)凝ってるなあと感心。  私のお気に入りの千海華蘭ちゃん大活躍のキュートなロケット、きりやん・まりもコンビのアダルトなデュエットダンス、「ファイナル・カウントダウン」に乗っての男役黒燕尾ダンスなどなど(なんだかプロレスの入場みたいだったけど)見所満載だが、もう一つ特筆すべきは、専科の一樹千尋が、あの、ルイ16世からお地蔵様までこなす渋い専科男役のヒロさんが、なんと白ロングドレス姿で歌う! これはすごかった。   ヒロさんもさることながら、隣でかけあうように歌う同じく白ロングドレスの人、誰だかわからないけどすごく上手い、上級生の娘役さんかなあ?と思い、後で調べてみたら、なんと若手男役の輝城みつるという人だった。 高音もなめらかですごく上手かったです。 大抜擢でしょう。  JポップともKポップともアニソンともつかない音楽を駆使し、常に革新的な作品を見せてくれる斉藤吉正先生。 正直、保守的なファンたちには敬遠されていると思うが、私はこういう斉藤先生の心意気を買いたいと思う。 少なくとも同じような古くからのショーの焼き直しで満足している演出家よりは全然良いと思う。    最後にあいさつに一人登場したきりやん。   「これからも宝塚歌劇、特に月組をよろしくお願いします!」   そうなのだ。今回できりやん、まりもちゃんなどが退団する。   これからの月組、正直いろいろあるかもしれないが(だってトップお披露目が役替わりなんて……)頑張ってほしいと思う。
posted by つむ at 23:18

宝塚歌劇団星組公演「オーシャンズ11」

 昨日、観に行ってきました!  ストーリーを簡単に。   ダニー・オーシャン(柚希礼音)が出所してくるところから物語は始まる。 服役中に、妻テス(夢咲ねね)は何度も離婚届をダニーに送りつけてきたが、まだテスを愛しているダニーはサインしない。 テスはホテル王・ベネディクト(紅ゆずる)と恋仲になっていた。 ベネディクトが手段を選ばない極悪非道人であることを知ったダニーは、ひと泡吹かせるべく、ベネディクトの地下金庫(1億5000万ドルが眠る)を破る計画を立てる。 昔の仲間・ラスティー(涼紫央)、ベネディクトに経営していた店をつぶされたルーベン(美城れん)、いかさまディーラーのフランク(夢乃聖夏)、天才ハッカーのリヴィングストン(美弥るりか)、ヴァーチャルな映像を作り出すプロのバージル(如月蓮)・ターク(天寿光希)兄弟、マジックの指導者バシャー(壱城あずさ)、天才曲芸師のイエン(鶴美舞夕)、元天才詐欺師のソール(未沙のえる)、そして伝説のスリを父に持つライナス(真風涼帆)、という犯罪ドリームチーム「オーシャンズ11」を結成し、金庫破りに挑むダニー。 果たして成功するのか? そしてテスの愛を取り戻すことはできるのか……?  実は映画「オーシャンズ13」を見たことはあるのだ。 しかしハリウッド映画が大の苦手である私、なんと始まったとたんに寝てしまい、目が覚めたらラスト30分だったという失態をやらかしてしまい、今回も「寝ちゃったらどうしよう」と心配ではあった。  ところがやっぱり宝塚。 寝るわけないじゃないですか! あっという間の3時間でした。  スロットがいっぱい置かれたキンキンキラキラのステージといい、出演者たちの衣装(特にベネディクトのカジノのシーンは!)のきらびやかさといい、総シルバーのキラキラのドレスに身を包んだお姉さま方(花愛瑞穂、音花ゆり、白妙なつ)のコーラスといい、んもういつにも増して宝塚チックな、これでもかという豪華さで、やっぱり宝塚はこうでなくっちゃと。 すべてというわけじゃないけど日本物とか現代ものとかだと、衣装や装置のきらびやかさという点で不満が残る場合があるので。 今回は「宝塚を見た!」と胸を張って言えるものになっていると思う。  ちえちゃん(柚希)は昨年「愛と青春の旅だち」も見たが、やはり堂々たるトップぶりで安心して見ていられる。 ねねちゃんは生きたジェニーちゃん人形のよう。 美しすぎる……。 やはり娘役トップは彼女くらい綺麗な子に務めてほしいものだ。 その他、オーシャンズのメンバーはそのまま星組男役陣の充実ぶりを表すような、個性的な面々ばかり。 個人的には一押しのみっきーちゃん(天寿)に役が与えられたのが大変うれしい。 新人公演は残念ながら今回も脇役だが、これから本公演で出番が増えていって、星組にとって重要な戦力になっていってほしいと願う。 本当にかわいくて何でもできそうな子なのに、惜しいのう。  娘役陣はといえば、ラスベガスの女王ことダイアナに白華れみちゃん。 今回も娘役らしからぬ憎まれ役を怪演。 本当におもしろい娘役になったなと思う。 音波みのりちゃんも可憐だった。  フィナーレは紅のソロに始まり、真風率いる若手男役たちの群舞や、涼のエトワールなど、なんとなく現在の星組男役地図が見えてきた感じ。 紅は今回の役どころといい、完全に二番手の座をつかんだようだ。 声量がものすごくある人だし、芝居も安心して見ていられたし、これからも期待できる。  今回はいつもと違って、宝塚駅ではなく宝塚南口駅で降りてみた。   タカラジェンヌへの差し入れの定番といわれる「ルマン」のサンドイッチを買い(組み合わせフルーツサンド750円。ちょい高いが美味しいです)、宝塚大橋を渡って左折すればすぐに大劇場。 観光地チックな宝塚駅前と違い、こっちはごく普通の住宅街という感じ。 気分を変えてみたい方はこちらで降りてみては?
posted by つむ at 15:22

宝塚歌劇団宙組公演「誰がために鐘は鳴る」

 11月28日に観に行ってきました!!  ゆうひさん(大空祐飛)を見るのはなんと、月組エリザベート以来!   その時はゆうひさん演じるルドルフのシーンが、申し訳ないけれどなんだか眠く(ゆうひさんが悪いわけではない)あまり覚えていないんだけれど、今回は歌もお芝居も立ち姿も申し分なく、かっこいい男役トップスターとして存在していた。  すみかちゃん(野々すみ花)は花組「アデュー・マルセイユ」以来。 お芝居のできる娘役さんだとは思っていたけれど、意外と古風というか、古き良き昔ながらの宝塚の娘役さんっぽいしゃべり方も出来る人なんだなと再発見。 もっと現代っ子っぽいイメージがあったので。 宝塚の娘役としては今回異例のベリーショートも大変キュートで、歌も上手。 これまた申し分ないトップさんだった。 ゆうひさんとのラブシーンがたくさんあったが、なんだかこちらが照れてしまうようなラブラブぶり。 たった4日間の極限状態での愛、ということで、すごく切々と迫ってくるものがあった。  ゲリラ仲間の中でも蘭寿とむ、北翔海莉、悠未ひろあたりは目立つキャラクターとして存在していたけれど、十輝いりす、春風弥里、鳳翔大、蓮水ゆうやといった中堅スターがいまひとつキャラクターがはっきりしていなくて(これは原作のせいなのか演出のせいなのかわからないが)気の毒だった。先の星組「愛と青春の旅だち」くらい、わかりやすいキャラ付けを思いきってした方がタカラヅカ的で良かったのではないか。  娘役では、純矢ちとせ、すみれ乃麗あたりが目立つ役どころ。 特に、ゆうひさん演じるロバートにかつて恋人を殺され、ロバートを憎みながらもひかれていき、両親までも敵に殺されてしまうという悲劇の女性・ローサを演じたせーこちゃん(純矢)がキラリと光った。 しかし愛花ちさきがいまひとつ役付きがよくない気がしたんだけれど、なんでだろう? 「重たい」「眠くなる」なんていう感想もネットで読んでいたので心配だったんだけれど、なんのなんの、長さを感じさせず、あっという間に終わったという印象でした。
posted by つむ at 21:58

宝塚歌劇団星組公演『愛と青春の旅だち』

 3年ぶりに宝塚に行ってきました!  日本物レビュー「宝塚花の踊り絵巻」、そしてミュージカル『愛と青春の旅だち』。  レビューの方は、「眠くなる」なんていう感想がネットで聞かれたので心配だったんだけれど、なんのなんの。 きれいで楽しめましたよ。  確かに洋物のショーに比べて地味なのは否めないし、バレエが得意なちえちゃん(柚希礼音)と大柄な夢咲ねねちゃんというトップコンビなのでやっぱり洋物で踊りまくるショーが見たかったという気持ちはあるけど、こういう日本の侘び寂を感じさせるショーも時々は(いつもだったら困るけど?)あってもいいと思えた。  そして『愛と青春の旅だち』。  映画であまりにも有名なあの作品を宝塚でミュージカル化である。  ストーリーを簡単に。  *母を自殺で亡くし、孤独な少年時代を送ったザック(柚希)は、士官学校に入るが、そこは鬼のフォーリー軍曹(凰稀かなめ)によるあまりにも厳しすぎる訓練が行われる場であった。反抗的だったザックだが、訓練では優秀な成績を収め、仲間とも打ち解けていく。そんな中、町工場で働くポーラ(夢咲)と出会って恋に落ちる。しかし愛を知らずに育ったザックは、ポーラの愛を素直に受け入れることがなかなかできない。二人の恋の行方は、そしてザックは鬼軍曹のしごきに耐えられるのか……*  「エル・アルコン」以来のちえちゃんだが(つまりトップになってからは初)、もう、申し分のないトップぶりである。 大きさ、歌唱、ダンス、オーラ、もう何もかも。 若くてもここまですごいと、やっぱりトップにふさわしい感じがするよなあ。  ねねちゃんもしっかり見るのは初めてだったんだけれど、大きい! ここまで大柄な娘役トップさんを見るのは初めてだ。 でもそれだけで華やかに見えるし、もちろん美しさもばっちり。 もっと歌が聴きたかったな。 それとビンタするシーンが4回もあったけど、なんとかならなかったのかな(これは脚本に対する文句)。  今回、実質2番手クラスの役を与えられたのが、紅ゆずる。 この人もきちんと見るのは初めてだったんだけれど、宝塚男役らしいルックスと目を引く華があって、期待できる。 他にも星組男役さんはスターぞろい。 でも娘役ちゃんも負けていない! ねねちゃんと白華れみちゃんの女同士の友情。 宝塚娘役としてはちょっと嫌な役どころを嫌味にならずに熱演したれみちゃんには感服。 音花ゆりちゃんも見せ場が多かった。 音波みのりちゃんもたった一人の女性候補生役で目立ってた。 娘役としては珍しい目立ち方で、新鮮だった。  私の嫌いな(ってはっきり言い切る)『青い鳥を探して』の演出家が演出を担当していたので、また下世話な感じのセリフが出てくるのかなと心配だったんだけれど、やっぱり出てきてました(涙)。 銀橋で、今をときめく男役スターさんに「でも……遅れてるんだろ?」なんて言わせるなっ!! でもまあ、場面場面の見せ方がわかりやすく、ミュージカルとして楽しめたので、今回はよしとしよう(偉そう)。  千秋楽はあさってですので(大劇場)、まだ未見の方は是非!
posted by つむ at 22:29

宝塚歌劇団星組公演「エル・アルコン」「レビュー・オルキス」

 念願の星組公演に行ってきた!!  芝居は「エル・アルコン」。  青池保子氏の漫画が原作だそう。  ストーリーを簡単に…。  ティリアン・パーシモン(安蘭けい)は、スペインの血をひく海軍士官。  幼い頃に継父を殺し、実の父と思われるジェラード(立樹遥)を慕って海軍に入った彼には野望があった。  「七つの海、七つの空を支配すること」――。  その野望のためなら手段を選ばない。  大商人グレゴリー(英真なおき)をだまして死に追いやったティリアンを、グレゴリーの息子であるルミナス・レッド・ベネディクト(柚希礼音)は憎み、ブラック(和涼華)らの応援を得て執拗に追い続ける。  一方、貴族にして女海賊のギルダ・ラバンヌ(遠野あすか)とティリアンの間には、敵対心を超えた愛が芽生えるのだが……。    私にとって星組観劇は、なんと「ベルサイユのばら2001」以来!   私の中でとうこさん(安蘭)はフェルゼンで止まっていたのだ。  トップになった彼女を見るのはもちろん初めて。  いやー、やっぱり超絶に歌上手いわ。  ただ音程がとれていたり、声量があったりというだけの歌い手なら宝塚にはいっぱいいるけれど、とうこさんの歌にはものすごく「訴えかけるもの」があるのだ。  歌詞もはっきり聞き取れるし、「その役としての歌唱」がきちんとできている。すごい。  もっと長くいてほしいトップさんである。  「ベルばら」の時は認識できなかったちえちゃん(柚希)。  ひえー、ものすごい存在感のある二番手さんに成長している!   あの、あのとうこさんの存在感に全然負けてない。  8つも学年差があるとは思えない。  これは二番手になれるはずだわ。納得。  ダンスの人という予備知識はあったんだけれど、なんのなんの歌も上手ではないか。  堂々とした芝居。明日からでもトップになれるよ。ほんとすごい。  私にとっては花組「落陽のパレルモ」以来のあすかちゃん。  あの時は普通のユダヤ人のお嬢さんという役で、彼女の本来の魅力があまり出せてなかった気がしたけれど、今回はすごいぞ! これですよ! 剣をふるって立ちまわる女海賊! こんな娘役トップがかつて存在したか? 彼女にしかできない役柄ではないか。  もちろん歌も聞かせる、台詞の発声も強さと気品と彼女ならではの個性がにじみ出ている。かっこえー。  確かに「お姫さま娘役」という感じではないかもしれないけれど、そういうのはそういうのが得意な娘役に任せて、彼女にはこの感じでかっこよく強く頑張ってほしいな。  しいちゃん(立樹)、涼紫央は脇をしっかり固めて好演。娘役陣はといえば、ティリアンに恋い焦がれ、あげく殺されてしまうペネロープのことちゃん(琴まりえ)、パーシモン家の陰の実力者・シグリットのみなみちゃん(南海まり)など、中堅どころが活躍。こういう感じっていいですね。今のところ星組には確固たる二番手娘役がいないせいもあるけれど、いろんな娘役にこれからも役を与えてあげてほしいな(エリザベス女王の星風エレナにはびっくりしたけど)。  展開が速すぎて、あるいは登場人物が多すぎて、結局何が言いたいのかわからなかったという声も多く聞かれる作品なんだけれど、舞台の演出がものすごくかっこよかったことと、前述のとおりいろんな人に役を振っていたこと、トップがしっかりしていたこと、それだけでも私としては大満足です。宝塚は確かに大好きだけど、このところ「モニョる」(なんかこうすっきりしない、後味が良くない、活躍すべき人が活躍させてもらってない)芝居が多かったから。  モニョるといえば、逆に今回のレビュー「レビュー・オルキス」はかなりモニョったなあ。  なんなんですかあれは?  何度も見ているらしい隣席のご婦人が「この場面は要らんねん」「こんなん要らんのに」とずっとぶつぶつ言っていたが、冒頭でとうこさんとあすかちゃんが老夫婦役で登場。そういうのはまあ、時々あるお遊びだからいいんじゃないの?と思ってた私だけど、それはその後のレビューがしっかりしていればこその話であって、レビューがあちゃーだと、ファンとしてはどうにも割り切れない思いが残るのである。とうこさんのかっこいい姿がもっと見たい!と歯ぎしりするファンも多いのではないだろうか。  アルゼンチンを代表する振付家さんを招聘したのはまあいい。だからって、ずっと歌もなく、無言で延々続くタンゴを見せられる我々の身にもなってくれ。タンゴフェチの人しかうれしくないぞ、今回のレビューは……。せっかく歌えるトップコンビの組なんだから、もっともっと歌を聞きたかったなあ。となりの夫など、眠気覚ましにやおらミンティアを頬張っていた。  衣装もセットもぺらぺらだし。  お芝居がものすごく気合が入ってた分、余計悪い意味で目立ってしまった。  大好きだったショー「タランテラ!」みたいに、歌える人が歌いまくり、踊れる人が踊りまくるっていうのが見たかったなあ。  まあいいんです。 私の数少ない観劇史においても、「エル・アルコン」は一二を争う素晴らしいお芝居でした。  これから当分、宝塚を見に行くことはできないだろう。  最後にこんなすごいお芝居を見ることができて良かった。  斉藤先生ありがとう!  舞台写真はこちら↓に掲載されています。 歌劇 2008年 01月号 [雑誌]
posted by つむ at 12:38

宝塚歌劇団花組公演「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」

 花組男役トップスター・春野寿美礼のサヨナラ公演である。  1930年代のマルセイユを舞台に、わけありで帰郷してきたジェラール(春野)と、親友で夜の歓楽街のボス・シモン(真飛聖)、そして女性参政権の確立のため奮闘するマリアンヌ(桜乃彩音)を軸に展開する物語。  おささん(春野)を見るのは3回目。元からだったけれど歌唱・演技・存在感、すべてにおいてトップにふさわしい大きさがあり、安心して見ていられるトップさんである。  おさ・あやねコンビを見るのは初めてだったため、今回特にあやねちゃんに注目したわけだけど、ややハスキーな声には年齢不相応な色気もあり、なかなかよろしい。もちろん若さはじける演技やダンスも魅せる。ただやはりよく言われることかもしれないけれど、歌をもう少し勉強してほしいな。オーケストラに完全に声量が負けてしまってる。でも見た目もきれいだし、ゆうさん(真飛)との新しいトップコンビでさらに大きなトップ娘役になってくれることでしょう。  マリアンヌを支える市議会議員・モーリスには壮一帆。壮さんってまじめなサラリーマン役とか刑事役とかそういうの多いよね。そろそろもっとインパクトの強い役をやらないと(役が回ってこないと)せっかくのスター性が失われてしまうんじゃないかと心配だ。もちろんどんな役もしっかりこなしてはいるんだけど。  インパクトといえば、今回最もサプライズな役どころだったのが、シモンの恋人・ジャンヌ役の愛音羽麗。男役のみわっち(愛音)がやってくれました。妖艶な女役。ひょっとして壮さんより彼女をプッシュしてるんじゃ……? がんばれ壮さん!  娘役陣はといえば、トップ娘役が若いこともあってか、花組にはこれといえる確立された2番手娘役がいない。桜一花ちゃんはそろそろヒロイン候補というより別格気味だし(でもかわいい。黒目がちの大きな目はショーでもよく目立つ)、猛プッシュされてる野々すみ花ちゃんはまだまだ若い。当分この、中堅スターと新進スターのダブル2番手娘役で行くのかな。ほかの娘役ちゃんたちも頑張れ!  ショーはさすがダンスの花組、男役の花組。今回で退団する鈴懸三由岐、花純風香両お姉さま方が踊る踊る! 男役の黒燕尾の群舞! 見ごたえあったな。あやねちゃんも大人びた役が多いといってもまだまだショーの衣装を着ると少女のような華奢な背中。これから「背中で語れる」娘役トップさんになれるようがんばれ!  来月は星組を見に行くのだ。とうこさん(安蘭けい)楽しみ!
posted by つむ at 12:34

宝塚歌劇団雪組公演「堕天使の涙/タランテラ!」

 宝塚歌劇団雪組トップコンビ・朝海ひかると舞風りらのサヨナラ公演となる今回の作品。  私はお披露目の「春麗の淡き光に」も観ているので、サヨナラに立ち会えるのが単純にうれしい。  お芝居の方のストーリーをざっと……。  *20世紀初頭のパリ。享楽に耽る人々。とある夜会で”地獄"をテーマにしたダンスが開かれる。主役の"地獄のルシファー"を踊るダンサー(朝海)が人々を魅了する。彼はロシア人ダンサー・ミハイル。新進気鋭の振付家、ジャン=ポール(水夏希)に、自分の館を訪ねて来るようにと言い残して去って行く。  彼はジャン=ポールに、自分の為に"地獄の舞踏会"という作品を創ってほしいと依頼する。そして、自分は地獄から人間界に現われた堕天使ルシファーだと告げる。ジャン=ポールは、ルシファーに誘われるままに、その仕事を引き受ける。  「地獄の舞踏会」の音楽がなかなかできずに苦悩する作曲家・エドモン(壮一帆)は、ルシファーに言われるがままに、弟子のマルセル(彩那音)に書かせた曲を自分のものとして発表する。一方、ピアニストのセバスチャン(音月桂)の恋人・イヴェット(大月さゆ)は、ミハイルの相手役に選ばれ、またしてもルシファーの誘惑に負け、一流のバレリーナになるためにセバスチャンとの愛を捨てる。  そうして愚かな人間を笑い、神を呪うルシファーだが、ある時一人の盲目の元バレリーナ・リリス(舞風)と出会う。彼女は実はジャン=ポールの双子の妹。伝説のバレリーナだった母のジュスティーヌ(五峰亜季)に愛されず、盲目の娼婦となり、さらに病魔に冒された彼女は、それでも自分の身に起こったことをすべて受け入れるとルシファーに語る。……*  今回すごく良かったなあと思える点が2点あって、  ・娘役・女役が大活躍している!  ・歌える人が歌いまくり、踊れる人が踊りまくっている!  まず、今の宝塚きってのダンシングスターであるコムさん(朝海)、まーちゃん(舞風)の退団公演だからということもあるだろうけれど、お芝居の方ではコムさんがロシア人ダンサーに身をやつした堕天使、まーちゃんがかつて将来を嘱望された盲目の元バレリーナ。この設定からしてファンはぐっと来るでしょう。  ミハイルの相手役を決めるオーディションのシーンで、舞咲りんら若手の娘役がバレエをかわいく踊りまくるのがまた見もの。お芝居で娘役たちがこれだけ踊らせてもらえるのって珍しいのでは?  その中から選ばれ、一流のバレリーナになるために恋人との別れを選ぶイヴェットという大役を演じるのが大月さゆ。正直、彼女のことは全然といっていいほど知らなくて、大抜擢といっていいのかもしれないが、大きな役どころにきちんと応えていた。水夏希、壮一帆ら男役スターたちと一緒に娘役たった一人でセリに立って歌ったり、歌のソロがあったり、びっくりするほどの抜擢。何も知らずに観に来た人は、さゆちゃんがヒロインなんだと思うのではないだろうか。  その点、本当のヒロインであるまーちゃんは、病人の役だからほとんど寝たきりで台詞もソロの歌も少なく、天に召される前にルシファーと踊るデュエット・ダンスが一回あるだけ。退団公演なのにそれってひどすぎるのでは? でもまーちゃんはけなげに演じきっていた。  さて、ショーの方ももう、これでもかというくらい適材適所の大熱演を見せてくれた雪組。専科の矢代鴻をはじめ、未来優希、美穂圭子、愛耀子といったあたりが歌う歌う! コムさんとまーちゃんが踊る踊る! 山科愛ちゃんかわいすぎ! なんか、コムまーコンビの最後を飾るために全員が持てる力をすべて出したし、力を持ってる人を上手く使ったという感じがして、気持ちよかった。  ともすれば男役偏重になりすぎ、娘役で目立てるのはトップだけ、あとは文字通り壁の花、となりがちだったこのところの宝塚。さらに路線スターだからというだけで、歌唱力に疑問のある演者がソロを取ったり、実力ある娘役がいっぱいいるのに男役スターが女役をやったり、ということが多かったこのところの宝塚。でもこの公演を見て、少しずつそのあたりが変わりつつあるのかなとうれしくなった。やはり何でも「実力のある人」が報われるような宝塚であってほしいし、娘役があって初めて男役も光るのだということを、可愛くてかっこいい娘役をもっと見たいというファンがたくさんいるのだということをもっと踏まえてほしいと思う。  いやーそれにしても、ここからはひとりごとだけど、まだまだ暑い時期に宝塚に行ったのは初めてだったので、どんな服を着ていけばいいか迷った。やっぱり裸足にサンダルは気分じゃないし。結局裸足だけど靴は普通のパンプスを履いていった。
posted by つむ at 19:13

宝塚歌劇団月組公演「エリザベート」

 さあさあさあ、ついに私が何ヶ月も待ちに待っていたエリザを観る日がやってきたのだ!!  今回、実は某市営バスのツアーに参加してきた私。エリザの観劇ツアーなんて粋じゃない♪ 席は2F真ん中辺りで、ちょっと見づらかったが、舞台上の迫力は十分伝わってきた。  さて、「エリザベートってよく聞くけど、いったいどんな話?」という方のために、ざっと今回の月組公演のキャストとともにあらすじを…。  ※バイエルン公爵令嬢のエリザベート(瀬奈じゅん)は、自由を謳歌する少女時代を送っていた。ある日、木登りに失敗して墜落し、彼女は黄泉の国をさまよう。そこには黄泉の帝王(つまり死神)トート(彩輝直)が。ところがトートはエリザベートに一目ぼれし、あえて彼女の命を奪わずに、生きた状態の彼女に愛されたいという、叶わぬ思いを抱くようになる。  一命を取り留めたエリザベートはやがて、オーストリア皇帝のフランツ・ヨーゼフ(初風緑)に見初められ、皇妃となる。しかしフランツの母であるゾフィー皇太后(美々杏里)との確執、窮屈な宮廷生活、母の言いなりであるフランツなどに苦しめられ、一度は死を考えるが、やがて自分の美貌を武器に強く生き抜いてみせると決意。事実、外交には彼女の美貌が役に立ち、彼女はハンガリーの国民からも熱狂的な支持を得る。  エリザベートとフランツの長男・ルドルフ皇太子(大空祐飛)は、父の政策に疑問を抱き、革命家たちとともにクーデターを企てるが失敗。父からも母からさえも見捨てられ、トートの誘惑に負けて自ら黄泉の国へ旅立ってしまう。絶望するエリザベートはトートにすがるが、トートは「死は逃げ場ではない」と彼女を突き放す。やがて、各国をさまよい歩くエリザベートを、イタリア人アナーキスト、ルイジ・ルキーニ(霧矢大夢)のナイフが襲う…。※  今回の目玉はなんと言っても、次期月組男役トップスターに内定している瀬奈じゅんのエリザベート役であろう。私は実は前回の花組エリザを見ているのだが、まさかあの時のひげ面のアナーキスト・ルキーニが、次にエリザをやるなんて、思いもしなかった。本人が一番驚いていることだろうが。男役が女性を演じる、しかもエリザベートという、かなりの歌唱力(特に高音)が必要とされる役。いったいどうなっちゃうのかかなり心配だったが、前回の大鳥れいがバラ色のエリザだったとしたら、今回は深いブルーのエリザ。ますます生身の人間味を増した、男っぽい硬質なエリザで、これもこれでありかなと。特に苦悩に満ちた心情の表現はかなりのもので、ルドルフの棺に取りすがるシーンなどでは私も泣いてしまった。歌唱もまずまず。ただ、少女時代の台詞の声は非常にかわいらしかったが、成人してからの声に今ひとつ女性らしさが現れなかったか。  というわけで、かなり健闘した瀬奈に対するは、今作での退団が決まっている彩輝。今回、瀬奈と身長がほぼ同じくらいということもあってか、今までの「黄泉の帝王閣下と、彼に愛された悲劇のお妃さま」というイメージが変わり、「自由を求める野性的で男勝りの皇妃と、彼女をいちずに追い続ける若き死神」みたいに、力関係が逆転している感じがする。そこはやはり彩輝にもう少し存在感がほしかったかなという気がするが、彼女の最大の武器である中性的な妖しさはしっかり発揮されていた。よく指摘される歌唱の弱さも、確かに荒削りなところもあるが、豊かな声量で場内を確実に支配し、堂々たる歌いぶりだった。  霧矢のルキーニは期待通り。声量十分、歌唱力抜群、身のこなしも軽やかで、さすが霧矢といったところ。この作品は音量も大きくコーラスも多いため、どうしても台詞や歌詞が聞き取りにくいところがあるのだが、霧矢はストーリーテラーとしてその辺りもがんばっていたと思う。  初風のフランツもばっちり。若い頃と年老いてからの演じ分けがはっきり出来ていて、同じ人とは思えないほど。こちらも期待通り。  大空のルドルフは、印象がやや薄かったが、それでも今の月組でルドルフをやれるのは彼女しかいないだろう。  革命家、エルマーの月船さらら、シュテファンの北翔海莉、ジュラの真野すがたは…ちょっと印象に残らなかったなあ。  美々のゾフィーは、歌唱はさすがだったが、ひょっとして芝居は今ひとつ? 「ここ!」という場面の決め台詞がやや弱い。  あとは、エリザベートの女官長であるリヒテンシュタイン伯爵夫人の紫城るいの歌唱力、ルドルフの少年時代の彩那音のかわいらしさ(でも歌はかなり問題。実姉である彩輝との共演はほほえましかったが)、マダム・ヴォルフの嘉月絵理の男役とは思えない妖艶な女っぷりなどが印象に残った。  いやーそれにしても、やっぱり素晴らしい、宝塚。特に「エリザベート」は音楽も舞台美術も他の演目とは一味違うので、チケットはかなり取りにくいだろうがぜひ多くの人に観てみてほしいと切に願う。  さて、これで雪→星→宙→花→月と全組がエリザを上演したわけだが、もうこれで終わりなんだろうか。宝塚のことだから、もう一周くらいしてくれないだろうか。となると次は2~3年後に雪組ということに。貴城けいトート、晴華みどりエリザベートなんてどうだろうか(私の勝手な想像なので、ファンの皆さん怒らないでー)。
posted by つむ at 18:41