よしもとばなな「小さな幸せ46こ」

 自分でも意外な気がしているんですが、このブログによしもと(吉本)ばななはもしかして初登場?
 高校・大学時代はあほほど読んでたのに。
 大人になって急速に読まなくなってしまったけれど、それでもエッセイはたまに見つけると読んだりしていました。
 そんなばななさんの最新エッセイなのかな?
 仕事、グルメ、旅行、ファッションなどなど、いつもの前向きなばなな節かと思いきや、子育て、ご両親の看取りがあったこともあり、いつになく内省的な面も垣間見えるエッセイ集になっていました。
 お母さまとの確執ってほどでもないにせよ、いろいろ行き違いがあったことも。 お父さま(いわずと知れた吉本隆明氏)がものすごく早食いだったことも。
 それまで強気なイメージが先行(あくまでも私の中で)していたばななさんも、ここへきて少し丸く(?)なったのだろうかという気がしました。
 それにしても息子さんと一緒に寝ていた日々を追憶する「ふくらはぎ」には泣きそうになってしまいました。
 何をかくそう、私もいまだに8歳の息子と一緒に寝ています。 別々になるなんて今の時点では考えられないくらい、毎晩ギュッとしながら寝てます。
 ばななさんは毎晩、息子さんのふくらはぎをもみもみしながら寝ていたそうで、そのふくらはぎが今では手元にないことを惜しみつつ、一緒に寝ていたかつての幸せをかみしめつつ、やはり子離れ・親離れは必要なのだと受け入れています。
 私もいつまでも息子と一緒に寝られるなんて思っていません。 来年の今頃にはもう離れているかもしれません。
 だからこそ、今の幸せ、「ママだっこして」と言ってもらえる幸せ、眠っていても無意識に私を求めてごそごそと寄ってきてくれる存在がある幸せを思いきり堪能しようと思ってます。
 タイトル通り、小さなありふれた、それでも確実な幸せを、どこからでも読んで拾い集めることが出来るエッセイ集です。 誰しも一つは思い当たる幸せがあるのではないでしょうか。
 

小さな幸せ46こ
中央公論新社
よしもとばなな

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暮しの手帖別冊 暮らしのヒント集4

 「あさが来た」の感動もさめやらぬままに、「とと姉ちゃん」も見てしまっている私です。
 もともと「暮しの手帖」という雑誌は好きで時々買っていて、「続・暮らしのヒント集」は持っていたものの、「ヒント集3」がどうしても入手できなくてどうしたもんかと思っていたところに「4」の発売情報を得て、速攻予約したのでした。
 「暮しの手帖」でおなじみの、それぞれにていねいな暮らしを実践している各界の著名人の方々の暮らしを垣間見、ヒントを得ることができるシリーズです。
 あとがき的な「編集者の手帖」では、「まれに読者の方から、『わたしにはこんなにていねいな暮らしはできない』というお声を伺うこともあります。でも、もう少しゆったりとしたスタンスでお読みいただきたいのです。『このなかのひとつのヒントからでも、取り入れてみてはいかがでしょうか』というのが、わたしたちの考えです」という文がある。気ぜわしくあわただしい毎日、こんなゆったりとした時間・丁寧に手をかけた暮らしなんてできるか! という気持ちになる時もあるけれど、自分に出来ることだけでいいから実践してみると、自分に対して胸を張ることができる。ということなのかな。
 「同じ質問、それぞれの答え。○○さんの場合」というのがあって、登場するすべての著名人に対して同じ質問をし、それぞれの回答にヒントを得るというものなんだけれど、皆さんのように立派な回答はできないながら、私なりに回答してみるとこうなります↓

1.ずっと手元にある本、何度も見たい映画を教えてください。
A.うーん……(゜-゜) 宝塚関係の書籍と、こういう暮らし関係の書籍が多いかな。映画は……映画研究会だったくせにあまり見ていなくて……。
2.身だしなみで、これだけはきちんとしていたい、ということは?
A.洋服は安価なものでいいから、靴だけはきちんとしたものを履きたいと思っています(思っているだけで経済面でなかなかできないんだけど)。あと、靴下・タイツ関係にはこだわっています。こぎれいで、機能的で快適に履けるもの。
3.いま勉強していること、身に付けたいことは何ですか?
A.働き始めたばかりなので、今はとにかく仕事を覚えたい。その上で、作業が目的になってしまうのではなく、何のためにその作業をするのか、その先を見据えた仕事の仕方ができるようにしたいです。
4.健康のために心がけていること、習慣にしていることは?
A.意外と立ち仕事が多いので、鉄分をサプリと食事の両方から積極的に摂るように心がけています。また、毎朝のテレビ体操、入浴前の目の体操など、なかなか毎日はできませんが、できるだけ習慣にしようとしています。
5.家族と接するときに大切にしていることを教えてください。
A.いつも上機嫌で接したいのですが、そうもいかない時も多々あり、反省の日々です。
6.一日のなかで、いちばん大切な時間はどんな時ですか?
A.夕食の後片付けを終えて、コーヒーを入れてぼーっとする時。しかし最近はこの時間さえも、子供のプリントを見たり、洗濯物を畳んだりすることで終わってしまったりします。仕事をしている以上仕方ないと半ばあきらめています。
7.これまで他人から言われて元気が出た言葉や、心に残る励ましを教えてください。
A.こんな私がここで働いていていいんだろうかと、内心自信がないまま働いているのですが、上司が他の人に私のことを、最初からきびきびと電話もとるしよく働いてくれているし、十分一人でも任せられると言ってくれたのを聞いて、やる気が出てきました。
8.あなたの人生で目指す自分像を教えてください。
A.そんなたいそうなことは考えたこともありませんが……。家庭以外に自分の居場所があり、その居場所で自分なりに力を尽くして頑張り、人に喜んでもらい、仲間に囲まれて笑っていたい。それ以上望むことはない気がします。


暮らしのヒント集4 (暮しの手帖 別冊)
暮しの手帖社
2016-03-05

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「日経WOMAN」3月号

 妊娠を機に退職するまでの2年ほど、日経WOMANのモニターをしていた。
 非正規雇用で年収は200万円以下という、日経WOMAN的にはちっともメリットのない身分だったにも関わらず。
 それでも、人間関係の悩みとか、気分転換に音楽を聴くとかいうことで、投稿を記事にしてもらえたりしていた。
 あれから8年余りのブランクを経て、また日経WOMANを買った。
 また非正規雇用、しかも今回は週5日フルタイムですらないけれど、どうしても、再び働くようになった印のようなものがほしくて。
 いや本当は、みりおとじゅりぴょんの対談が読みたかっただけだけどw
 ※みりおとじゅりぴょん……宝塚歌劇団花組男役トップスター・明日海りおと、元宝塚歌劇団男役スター・樹里咲穂

 いやまあともかくも、再び戻ってきてやっぱり、時代は変わっていて、たとえばランチは外食じゃなくて弁当が主流になってたり、バッグの中身は音楽プレーヤーではなくスマホにパッドにkindleになってたり、ずっしりした化粧ポーチを持ち歩くんじゃなくルージュ一本だけだったり、そうなのかーと思うことがいっぱいあった。 
 呼称が「女性」ではなく、どこまでも「女子」なのも、時代かと。
 私も非正規とはいえ一応きちんとバッグを持って仕事に行く立場。 バッグの中身、バッグそのもの、賢いお金の貯め方(しかしさすがに投資は無理です)、メンタル面及びボディーの健康、などなどなど、もう一度復習および勉強し直し、今週もまたフレッシュな気持ちで仕事に行きたい。

 …………うーん、それにしても、この雑誌はまだましな部類としても、もうひといき、私たちにジャストな雑誌ができないものだろうか。
 バリバリ働いている女性、家庭に入っている女性、結婚しているしていない、子供がいるいない、正規・非正規、モード・ナチュラル、本当に女性のヴァリエーションは豊富で、だからこそみんなにとってジャストな雑誌なんて不可能なんだろうけれど、ある一定の世代の女性なら誰しも「そうそう!」とうなずける雑誌、集まって語り合える場、ができないものなんだろうかね。 ネットじゃないと無理なのかな。


日経ウーマン2016年 03 月号
日経BP社
2016-02-05

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「歌劇」2016年1月号

 あけましておめでとうございます
 昨年は2回も宝塚を観に行くことができ(少なすぎって思うかもしれませんが、子どもがまだ小さい専業主婦はこんなもんです)、また、たくさんのヅカ書籍を読むことが出来、充実した一年でした(ことヅカファン活動においては)。
 今年はもしかしたら昨年ほどのんびり出来ない一年になるかもしれないんですが、こちらのブログも書けたら書きたいと思っています。
 さて、新年一発目にいきなり「歌劇」1月号買った
 先ごろムラで見た月組「舞音」の舞台写真目当てだったんだけれど、一月号の何が良いって、演出家・組長・トップさんの新年のご挨拶が読めるところでしょう。
 新進演出家・上田久美子氏の挨拶が心に引っかかった。
 昨今、小学校でマラソンをさせないとか(ちなみに我が子の学校でもマラソン大会ない)、学校で叱られればすぐ親が飛んでくるとか、核家族で嫁姑の確執もだいぶ減ったとか(これは良いことだと思うけれど)、歌劇団内でも厳しい先輩はずいぶん減ったようだ。 しかしそんな「無痛社会」で良いのだろうか。 痛みとはそれほど無価値な体験だろうか。 もっとぶつかり合ってこそ良いものは生まれるのではないだろうか――。
 鋭いところ突いてくるなあ、ウエクミ(←演出家のことさえも愛称で呼んでしまうのがヅカファン)。
 私も怒られないように、傷つけないように、傷つかないように、細心の注意を払って生きてしまう人間なんだけれど、傷つくことを恐れていたら生ぬるいものしかできないことも何となく分かるけれど……。
 ウエクミさんは何か思うところがあったのだろうか。 
 そうなんだ、劇団内でも厳しい先輩は減ってきてるんだ。 てっきり音楽学校からの厳しさを引きずってるんだと思い込んでた。
 タカラジェンヌといえども今どきの女子。 指導する方もやりづらかったりするのかしらん。
 しかしやはり厳しい中から生まれてくる舞台を私たちファンは期待している。

 そして付録にはやられた。
 「歌劇」特製ミニチュア人形だって これ今年一年この付録?
 今月号の4体の人形でお芝居ごっこをやるとしたらこんな感じか↓

 シャルル(龍真咲):おお美しいアンフェリータ! 私にはマノンという思い人がいるんだが、君もなかなか美しいなあ。
 アンフェリータ(星乃あんり):いけませんわシャルル様! 私にはエリオという婚約者が……。
 サン・ホセの男A(彩風咲奈):ようよう、しけた会話してないで踊ろうぜ! ラ・エスメラルダーー!!
 夕霧(鳳月杏):……………(ひたすら舞う)

 これをあと44体集めたいばかりに、定期購読に走る人も出てくるかもしれない。


歌劇 2016年 01 月号 [雑誌]
宝塚クリエイティブアーツ
2016-01-05

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中本千晶「ヅカファン道」

 「ヅカファン」とはいかなる生き物なのか?
 私も十分ヅカファンだと自分では思い込んでいた。
 しかし本書を読んで、出待ち・入り待ちもしない、年2回観劇できたらいい方、タカラヅカ・スカイステージにも加入してない、好きなジェンヌさんはいるけれど会に入るほどでもない、そんな私がヅカファンを名乗るなんぞおこがましいんじゃーーーー!! との感を強くした。

 本書は、年間21回以上は観劇するというディープなヅカファンへのアンケートをもとに、「タカラヅカのどういうところにハマるのか?」「男性ファンとはどういう人々?」「年間いくらのお金、どれくらいの時間をタカラヅカに費やしているのか?」「ヅカファンに必要な能力とは?」などなどの疑問に答えてくれるとともに、「ネットの出現によって変質するヅカファン」、「ヅカファンあるある」、「ヅカファンそれぞれのファンスタンス」、「ヅカ川柳」など、さまざまな視点からヅカファンなる生き物を解き明かす意欲作である。

 では私も、本書いわく「特定のご贔屓はいないけれど、タカラヅカそのものが何となく好き」というライト層のファンとして、アンケートのうち何問かに答えてみたいと思いまーす

 Q.あなたが「惚れてしまうタイプ」に関して自己分析があればお願いします。
 A.やっぱり、タカラジェンヌとしてだけでなく女性として普通に綺麗な人が好きですね。いわゆる「化粧映えするタイプ」ではなく、素顔も美しい人。天寿光希ちゃんとか。実力が備わっていればなお結構。
 Q.「ああ、私どんだけ宝塚好きやねん」と、自分の好き度に呆れる(といいつつ自慢に思う)エピソードがあれば教えて下さい。
 A.「星乃珈琲店」とか、ジェンヌさんの名前が入ったお店や商品などについ反応してしまう。あと、ひそかに息子を演出家にしようともくろんでいて(?)、タカラヅカの歌を歌ったりDVDを見せたりして洗脳している最中。
 Q.タカラヅカファンとしての矜持やポリシー、「これだけは踏み越えない」と決めている一線などがあれば教えて下さい。
 A.家族に過剰な負担をかけてまで観劇しない。帰りが遅くならないように、3時開演の時はダッシュで帰宅する。
 Q.タカラヅカファンになったことで得られたもの、学んだことはなんですか?
 A.おしゃれして出かける場所がある幸せ。地方都市で主婦してると、ついつい毎日チュニックにデニムとかになってしまいますが、フルメイクして、スカートにタイツにパンプス、アクセサリーにきちんとしたバッグを身につけて阪急電車に乗り、背筋を伸ばして花のみちを歩き、美しい劇場で美しいショーを見ることができることは、心の美容液になっています。
 Q.かつてタカラヅカと同じくらいハマったもの、または今、タカラヅカと同じぐらいハマっているものは何かありますか? また、それに関してタカラヅカに通じる部分があれば教えて下さい。
 A.ヅカファンであると同時に、私は昔も今もロックファンです。宝塚に向かう阪急電車の中でさえ、DAPの中身はカーネーション。タカラヅカとは対極にあるいぶし銀のロックを聴きながら向かうのです。通じる部分といえば、どちらにも「遠征」してしまうほどのディープなファンの方々がいらっしゃるところでしょうか。遠征できるほどの財力と体力と時間のある方々がうらやましくもあります。

 それにしても、ライト層のファンとして言わせてもらうと、本書に出てくるディープなファンの方々って、毎日のように劇場に通いつめて、観劇が日常化してしまって、飽きないのかなあと心配になる。
 私みたいに年2回しか観劇できないからこそ、めったにないハレの日として、準備もし、おしゃれもし、背筋も伸ばし、新鮮な気持ちで劇場に向かえるのであって、ディープ層の方々が慣れずにだれずに飽きずに通うことが出来るその心情ってどんなものなのだろうか?
 やはり本書にあるように、ご贔屓と一分一秒でも長く近くにいたい、毎日でも会いたい、寝ても覚めてもご贔屓……てな恋心が根底にあるからなのだろうか。
 本書いわく、「ヅカファンをやることによって『子孫繁栄につながる女子力』は得られないかもしれない」けれど、キラキラ生き生きと現実に立ち向かうことが出来る女子力は磨かれると思う。あと、ディープ層の皆様って長生きできそうである。ご贔屓に恋することによって免疫力が格段に身につきそうだから


ヅカファン道
東京堂出版
中本 千晶

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宝塚歌劇団月組公演「舞音―MANON―」「GOLDEN JAZZ」

 12/6、ムラ公演を観てきました!
 フランス文学最高峰の一つとされる、アベ・プレヴォ「マノン」を下敷きに、舞台をフランス統治下のインドシナに移し、アジアンテイスト溢れたラブストーリーが展開された。
 ストーリーを簡単に。
シャルル・ド・デュラン(龍真咲)は、将来を嘱望されるフランス海軍士官。
 インドシナ駐在を命じられた彼は、駐屯地サイゴンで、富裕層の男たちを虜にする踊り子「マノン」と呼ばれる美少女(愛希れいか)と出会い、激しい恋に落ちる。
 婚約を目前に控えた総督令嬢のカロリーヌ(早乙女わかば)という存在がありながら、シャルルはマノンに溺れ、エリート士官の道を捨ててまでマノンとの暮らしを選び、金のために賭博にまで手を染める。 そんなシャルルにつけ込む、マノンの兄クオン(珠城りょう)。 シャルルを心配する親友クリストフ(凪七瑠海)。
 そんな中、二人は、インドシナ独立運動に巻き込まれ、マノンは小間使いのホマ(海乃美月)に裏切られてスパイの嫌疑をかけられ、投獄される。 流刑となる当日、マノンを救い出すためシャルルは船着き場へ向かうが……。

 月組を観るのは、霧矢大夢・蒼乃夕妃サヨナラ公演「エドワード8世」以来3年ぶり。
 その間に人事異動も相当あった月組、今はどんな感じなのかしらと楽しみにしていた。
 まさお(龍)は充実のトップぶり。 すごく歌える人なんだなと再認識した。
 歌のまさおに対し、ちゃぴ(愛希)はダンスの娘役トップさん。もちろん歌もお芝居も十分に見せた。
 宇月颯、憧花ゆりのといった中堅勢も目立つ役で、芝居をしっかり引き締めた。
 ラストにずっこけた「落陽のパレルモ」、サヨナラ公演だった舞風りらの扱いがひどすぎた「堕天使の涙」、なんだか終始暗くて重かった「THE LOST GLORY」と、植田景子先生にはどうも良いイメージがなかったんだけれど、今回は一番良かったかもしれない。 
 だけれど……。 唯一どうなのかなー、と思ってしまったのが、
 もう一人のシャルル・ド・デュラン(美弥るりか)。
 ダンスのみでシャルルの内面を表現、歌なし、台詞は最後にひとことだけ。
 みやるりちゃんは「やりがいがある」と健気に語っていたけれど(プログラム)、この役、はっきり言って無くてもよかったような……(みやるりは好演していたのでそこは誤解なきよう)。
 「あ、シャルルが踊ってる、やっぱかっこいいなあ……え? 後ろから本物のシャルルが……?」と、SS席でもないことにはまさおかみやるりか判別しにくい上に、正直、ストーリーにほとんど意味をもたらしていないのだ。
 これ、予備知識もなくプログラムも買ってないお客さんには、なんのこっちゃわからなかったのではないだろうか。
 みやるりのお芝居や歌も楽しみたかったファンはどう思ってるんだろう。
 素晴らしい作品ではあっただけに、うーんと思ってしまった。
 
 ショー「GOLDEN JAZZ」では、事前に公式サイトにて、観客参加企画として振付講座なんてのもあったけれど、やっぱりシャイな日本のお客様たち(私も含め)、踊っている人は皆無だった(タンバリン買って叩いている人はいたけれど)。
 でもそんなのなくても十分楽しめる、あっという間の楽しいジャズショーでした!
 圧巻は、月組で私の一押し、千海華蘭ちゃんのソロ歌で始まるアフリカンな場面。 
 可愛すぎて逆に大丈夫かなとかねてから気になっていたからんちゃんがこんなに堂々と歌えるなんて! 
 それにも感動したけれど、ちゃぴのダンスが!! すごい身体能力!
 ここ数年の傾向なのか、陽月華、蒼乃夕妃、蘭乃はなといった、男前に踊れる娘役トップさんが増えてきた気がするけれど、ひとつの到達点が彼女かなと感じた。
 もう一人月組で気になっている蒼瀬侑季ちゃんも、パレードでダブルトリオに入っていて、やっぱり綺麗だし、もっと活躍してほしいと思った。

 今回、ショーのオープニングで忘れられない素晴らしい出来事があったんですが、ファンの皆様にヤキモチ焼かれると大変なので控えさせていただきます。 うふふ

「ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち」

 うちの子が第1期からずっと見続けている大好きな子どもむけ音楽番組(Eテレ)、「ムジカピッコリーノ」の、第3期の音源を収録したアルバムが、ついに出ましたよ!
 ……といっても、盛り上がっている母をよそに、肝心の子どもはちょっとテンション低め。
 第3期からキャストががらりと一新し、正直、ちょっと番組としての面白さはダウンしたかな(ストーリーの起伏があまりない、全員のキャラが立っているわけではない、楽曲を紹介するイラストがなくなった、など)と思っていたんだけれど、まさか子どもまでもが「うーん、どっちでもいい。ママが聞きたければ買ったら?」などという反応を示すとは! 
 ま、それでも買ってみたら大喜びで聴いてますけど

 私はといえば、このブログの読者(が何人ほどいるのか不明だけれど)の方はご存じのとおり、ムーンライダーズファンですので、リヒャルト船長こと鈴木慶一氏の歌声にギターにお芝居が存分に楽しめる第3期は毎週とても楽しみだった。
 確かに、ドットーレこと浜野謙太氏がものすごいミュージシャンであり俳優さんであることは第1期・2期でわかりましたけど、やっぱり慶一氏の存在感も捨てがたい。
 そんな慶一氏、アリーナちゃん、エリオット、ポンジョルノさん、ゴーシュにゴンドリー、そして毎回変わる凄腕ゲストミュージシャンの名演がたっぷり(あ、普通にローリー司令官を忘れてたごめん)楽しめるこのアルバム。
 サントラ盤みたいなもので、インストもたくさん収録されていて、正直子どもにはちょっぴり退屈かな……?(大人が仕事や勉強に集中する時のBGMにはいいかも)と思わないでもないが、「I was born to love you」「I want you back」「ジュピター」等の名曲、名演の数々にウキウキ。 もちろんオリジナルナンバー「メロトロン号でパーティー」も入ってます。
 このところ、子どもにどんな音楽を聞かせればいいのか迷っていた面もあるけれど、当面はこのアルバムでしのげそうである。


ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち
日本コロムビア
2015-11-25
ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち

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