宝塚歌劇団雪組公演「凱旋門」「Gato Bonito!」

いやー、2階席からもあーさ(朝美絢)の美しさは目を引いたなー。
 今回、2階席最前列のかなり左側で観劇したんだけれど、主要な役どころのジェンヌさんしか見えない中で、あーさの美貌はパッと向こうから飛び込んでくるんだな。 

 「凱旋門」。 図らずもだいもん(望海風斗)と、真彩希帆ちゃんのコンビを見るのが2回目となった。 ただ、トド様(轟悠)の降臨(トド様降臨は私にとって3回目)だったが。
 第2次世界大戦前夜のパリで、亡命してきたドイツ人医師・ラヴィックと、イタリアから来た女優志望の娘・ジョアンの悲恋を描いた本作。
 トド様やっぱり声が全然、他の男役さんとは違うわ。 本物の男性と見まがうばかりの堂々たる男性の声。もちろん立ち居振る舞いも申し分なし。 ただ、少しのどの調子がよくないのか、高音になると裏返ってしまう場面もあったのが気になった。
 きほちゃんはもっともっと歌を聞かせてほしかったのだが、ソロが少なく残念。でもともすれば「マノン」ばりに甘えん坊で軽く見られてしまいそうなジョアンという女性を、ギリギリ品格のある女性として表現していたのはさすが。「しあわせ」という台詞が可愛かった。
 だいもんはお芝居ではストーリーテラー的な役どころで、あまり面白い役ではないのだが、その分ショー「Gato Bonito!」ではじけていた感が。 客席下りもふんだんにあったしね(2階席はこれがきつい。全然見えないんだもん)。
 「どうも。Gato Bonito!です。「美しい猫のような男」と呼ばれています。そんな僕ですが、悩みがあるんです。……朝に弱いんです。特に今日のような早い日は(11時公演だった)全然起きられないんです。そんな僕をどなたか目覚めさせてくれませんか?」なんていう語りまであって、一階の前の方の人がうらやましかったなー。

 そしてあーさですよ。紫色の女役スーツ(っていうんだろうか)で、他の男役スターと共に妖しく踊るわけだけど、やや小柄ながら本当にきれい。 お芝居でもパッと目についたし、私にとって雪組を見る楽しみの一つになったわ。
 逆に気になるのは、娘役2番手、3番手という確固としたものが今のところないみたいで、特にパッと目立つ娘役さんがいないところ。
 どの娘役さんもそれほど目立つ役というわけではなく(そういうお芝居だからなのかもしれないけれど)、娘役ファンとしては心配である。

  しかし2階席って全体がよく見えるので、『舞台って意外と奥行きが広いんだな』とか新たな発見もあり。
 
 今回の失敗を少し。
 ・幕間のトイレはやっぱり混みます。30分しかない休憩時間で、トイレに並んで戻ってきたときにはあと12分しかなかった……。12分でサンドイッチを必死でかき込み、全然プログラムを見る余裕もなく、エトワールが誰だったのかもわからず(愛すみれちゃんだった)、とほほ……。 よほどのことがない限り、幕間にトイレに行くのはやめておいた方がいいかも。
 ・眼が痛くなるほどショーで泣いて、放心状態でロビーに行って、プログラムをしげしげ眺めていると、「申し訳ありませんが次の公演時間となりますので」と、係員さんに追い出されてしまった。 そう、3時公演がある日はゆっくりせずさっさと会場を出ましょう。プログラム読むなら「ラ・ロンド」がおすすめ。 あまり混んでいないし、ゆっくりお茶できますよん。