宝塚歌劇団星組公演「The Lost Glory」「パッショネイト宝塚!」

 100周年の宝塚、ついについに私も観に行くことができました!!
 ミュージカル「The Lost Glory」のストーリーを簡単に。
 好景気に沸く1920年代のアメリカ・ニューヨーク。
 ギリシャからの移民で、アメリカン・ドリームを体現した男・オットー・ゴールドスタイン(専科・轟悠)は、新会社「ディアナ・ゴールドスタイン」を設立すると発表する。
 そう、それは彼の新妻・ディアナ(夢咲ねね)の名前。
 アメリカ屈指の名門・キャンベル家の令嬢で、画家として自由奔放に生きる「アメリカ社交界の宝石」ディアナと結婚することができ、まさにオットーの人生は最高潮を迎えていた。
 しかし、そんな彼を冷ややかに見つめる一人の男・イヴァーノ・リッチ(柚希礼音)の姿が。
 イヴァーノはオットーの腹心の部下だが、イタリア人実業家の妾の息子という境遇から、アメリカ上流社会では冷遇され、今回の新会社の社長にも任命されることはなかった。
 上流社会への憎しみを募らせるイヴァーノは、オットーに復讐すべく、ディアナの元恋人・ロナルド(紅ゆずる)や、新会社社長に選ばれたカーティス(真風涼帆)を使い、オットーに罠を仕掛ける。
 果たしてオットーは、妻・ディアナの愛を信じきることができるのか……

 今回、席があまり良くなくて、スターの姿がよく見えなかったという個人的な事情を差し引いても、正直なところちょっと「?」なお芝居だった。
 イヴァーノの復讐の動機や、彼の屈折した心情がいま一つはっきりと示されなかったため、途中まで「なんでこんなにこの人はオットーをいじめるのかしらん?」と思いながら見続けることになった。
 オットーとディアナの華やかで幸せな場面は本当に最初だけで、あとは延々、下り坂を転げ落ち続けるので、見ていてだんだん辛くなってきて、極めつけに逆上したロナルドにイヴァーノがバンバン撃たれて死んでしまうという救いのないシーンが…。 なんというか、今までいくつものオリジナルミュージカルを見てきた中で一番暗くて重いお話だった。 初めて宝塚を見た人に「宝塚って暗いなー」と思われないか心配になるほど。
 そういうお話なので、とどさま(轟)も、ちえちゃん(柚希)も、他の男役たちも、どうもいつものようなかっこ良さが活かされていない気がした。 とどさまは他に、声が低すぎて台詞が聞き取れない個所があったのが気になった。
娘役ファンの私としては、ねねちゃん以外には音花ゆり、綺咲愛里くらいしか目立つ役がなかったのも残念。 それにしても綺咲愛里ちゃん最近上げてきてるなあ。 確かに写真ではすごくかわいい子だけれど、他の若手娘役ちゃんたちにも活躍の場をあげておくれ。 ……とここまで書いてきて、同じ植田景子先生の作品「堕天使の涙」で、娘役トップの舞風りらも吹き飛ぶくらい、大月さゆが目立ちまくっていたのを思い出した。 あれもとんでもなく救いのない物語だったな。

 ミュージカルはそんな感じでもやもやが残ったんだけど、ショー「パッショネイト宝塚!」は最高でした!
 ラテンのショーはただでさえ大好き、それに外はうだるような真夏の真昼、もう、劇場内に冷房があまり効いていないのもあって、熱く熱く楽しめました!
 中でもカポエイラを取り入れたブラジリアンダンスが圧巻。
 若手の踊り手たちが低い姿勢で足を振り上げてカポエイラのようなダンスを踊りまくる。 彼女たちが何十人いてもちえちゃんひとりで圧倒できるほど、ちえちゃんはやっぱりすごいわ。
 ラインダンスもデュエットダンスも男役たちの群舞も……。 とにかく盛り上がりました。
 
 ちえねねの星組を見るのは3回目。 お目当てのみっきぃちゃん(天寿光希)が、席の都合でよく見えなかったのが何とも残念だった。 しかしプログラムの写真はステキ! きれいだわー。 そして若手で今回注目したのがことちゃん(礼真琴)。 早くもバウ主演も経験していて、新人なのに歌唱が安定していて、ミュージカルでも目立つ役を与えられていた。 このまますくすく育ってほしいものだ。

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