宝塚歌劇月組公演「エドワード8世」「Misty Station」

2月19日(日)行ってきました!
 とある貸切で、最初に兵庫県知事、雪組・飛鳥裕組長、麻樹ゆめみ副組長によるトークが聞けてお得だった。

 ミュージカル「エドワード8世」の方は、史実をもとにしたものなので、ストーリーというほどのものはない。
 要は実在したイギリス王・エドワード8世(霧矢大夢)と、離婚歴のあるアメリカ人女性・ウォリス・シンプソン夫人(蒼乃夕妃)とが恋に落ち、その愛を全うすべく、エドワード8世がわずか一年足らずで退位するまで。
 話を膨らませるべく、BBCのプロデューサーで実は旧ソ連のスパイ・ガイ(龍真咲)をストーリーテラーに据え、エドワード8世と親交があったという舞台俳優・フレッド・アステア(宇月颯)などの人物とも絡ませて、さらにセリや盆を多用するなど、演出面ではかなりの工夫がみられた。
 きりやん(霧矢)は男役の集大成を見せてくれた。 特に圧倒的な声量。 「ガイズ・アンド・ドールズ」のアデレイド役でのソロ歌唱に度肝を抜かれた私だが、今回もその豊かな声量と歌唱力は健在。
 まりもちゃん(蒼乃)をきちんと見るのは初めて(なにしろ月組を観るのは7年ぶりなもので……)なのだが、良い意味で初々しさのない(って良い意味か?)本当にアダルトな役が似合う娘役なんだなと痛感。
 次期トップが発表された龍は、今回ストーリーテラーということで、あまり男役としての見せ場がなかったのが気の毒。 今後に期待。
 準トップに就任することになった明日海りおはエドワード8世の側近役。 こちらもあまり見せ場はないが、美形は確かに目を引く。
 また、次期娘役トップに内定している愛希れいかに関しては、本当にまったく初めて見るので期待大だったが、元男役だけにかなり大きい。 とし(宇月)と組んで踊るシーンが多いが、としとほとんど同じ背丈に見えた。 文字通り大型の娘役トップとなるのか、これからに期待。

 お芝居は王室もののわりには衣装に派手さがなく(イギリスだから?)少し寂しかったが、その分ショーではド派手にはじけまくってくれた。 
 のっけから「これが宝塚なんだ!」といわんばかりのキンキラゴージャス賑やか!なオープニング。
  「From London to Misty Station」と書かれた切符がスクリーンに大写しになり(お芝居と連動してるわけね)凝ってるなあと感心。
 私のお気に入りの千海華蘭ちゃん大活躍のキュートなロケット、きりやん・まりもコンビのアダルトなデュエットダンス、「ファイナル・カウントダウン」に乗っての男役黒燕尾ダンスなどなど(なんだかプロレスの入場みたいだったけど)見所満載だが、もう一つ特筆すべきは、専科の一樹千尋が、あの、ルイ16世からお地蔵様までこなす渋い専科男役のヒロさんが、なんと白ロングドレス姿で歌う! これはすごかった。 
 ヒロさんもさることながら、隣でかけあうように歌う同じく白ロングドレスの人、誰だかわからないけどすごく上手い、上級生の娘役さんかなあ?と思い、後で調べてみたら、なんと若手男役の輝城みつるという人だった。 高音もなめらかですごく上手かったです。 大抜擢でしょう。
 JポップともKポップともアニソンともつかない音楽を駆使し、常に革新的な作品を見せてくれる斉藤吉正先生。 正直、保守的なファンたちには敬遠されていると思うが、私はこういう斉藤先生の心意気を買いたいと思う。 少なくとも同じような古くからのショーの焼き直しで満足している演出家よりは全然良いと思う。
 
 最後にあいさつに一人登場したきりやん。
  「これからも宝塚歌劇、特に月組をよろしくお願いします!」 
 そうなのだ。今回できりやん、まりもちゃんなどが退団する。 
 これからの月組、正直いろいろあるかもしれないが(だってトップお披露目が役替わりなんて……)頑張ってほしいと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス