ムーンライダーズ「青空百景」

 ご覧になった方もいらっしゃるかもしれないが、先日のNHK「ブラタモリ」(タモリが東京都内をぶらぶら散策するだけの番組)で、羽田空港を特集していて、ムーンライダーズの超名曲「くれない埠頭」がかかった。
 といっても5秒くらいだけだったけど
 ともあれ、ムーンライダーズの曲がメディアに流れるのは大変貴重なので、mixi内のムーンライダーズコミュニティでも結構盛り上がっていた。
 私としても、鈴木慶一・博文兄弟を育んだ大田区・羽田には以前からどんな町並みなのか興味があったので、ワクワクしながら見てしまった。

 その「くれない埠頭」を含む80年代初頭のライダーズ名曲をたっぷり楽しめるのがこの一枚。
 発売の経緯については有名な話なのでさらっとふれると、前作「マニア・マニエラ」が「難解すぎる」「売れない」とお偉方から批判され、「だったらリリースしない」とメンバー自ら発売を拒否。 かわりに「こういうポップなのつくりゃいいんでしょ」という感じだったのかは知らないが、同じバンドとは思えないほどポップに突き抜けた本作「青空百景」をリリースしたという流れ。
 だからといって本作で大ブレイク!とは行かなかったみたいだけれど(しくしく)。

 「僕はスーパーフライ」「青空のマリー」「真夜中の玉子」「トンピクレンッ子」……とまあ、これでもかというほどピーカンな曲が並ぶ(トンピクレンは特にお気に入り。「お風呂に入る子元気な子」って……)。
 そんな中でも、「物は壊れる 人は死ぬ 三つ数えて 目をつぶれ」というようなダークな曲もしっかり収録というあたり、「ただのポップなアルバムで終わらせない」というメンバーの意地を感じる(か?)。
 
 そして冒頭の「くれない埠頭」がラストに来るんだな。
 何度聴いてもしみじみさせられる。
 「夢を見た日から 今日まで走った」なんて歌詞、なんだかムーンライダーズの軌跡をそのまま表したようではないか。
 そして現在も走り続けている。 もう35年も。
 「結局、いつも昨日の続きなんですよ」という、岡田徹氏のインタビューでの言葉が思い出される。
 昨日の作業の続きを続けているうちに何十年も気づけば経っていた、なんてかっこいいんだろう。
 これといって何年も継続しているものが何ひとつない私(まあ一応、このブログは6年も続けてますけど)にとっては、まぶしすぎるバンドである。


青空百景
Sony Music Direct
2006-10-25
ムーンライダーズ

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