「ミュージックマガジン」10月号 ついにキリンジ特集が来た!

 最近のミュージックマガジンはどうもキリンジに冷たいような……と思わないでもなかったので、なんとまあ、表紙巻頭大特集とは、不意をつかれて驚いた。
 内容は、二人へのロングインタビュー、アルバム評、歌詞論、シングル評、他アーティストへの参加作品、などなど。
 てんこ盛りで嬉しい! と言いたいところだけれど……。
 
 どうも、「渋谷系」「ポスト渋谷系」という言葉が多用されているような気がする。
 確かに、渋谷系が下火になった1998年にキリンジがデビューしたわけだし、デビュー当時は「渋谷系を通過してきた」と思われても仕方がないようなサウンドとかアートワークでもあったことは事実だけれど、本人たちは言うまでもなくそこまで渋谷系を意識したアーティストではないし、デビュー当時からとにかくその楽曲の純粋な美しさやヴォーカルの魅力が際立っていたわけだし、渋谷系っぽいイメージからはかなり早々に脱却して唯一無二のサウンドを確立したわけだから、渋谷系渋谷系っていうのもなんだかとても違和感がある。 本人たちもインタビュー受けながら内心困惑していたのではないだろうか。
 あと、キリンジのターニングポイントがシングル「エイリアンズ」のスマッシュヒットであることも事実かもしれないけれど、どうもここでライターさんたちの意識も止まってしまっている感が否めない。
 私たち昔からのファンもだけれど、セルフプロデュースになってからのファンの人は特に、「今」のキリンジをもっと論じてほしかったと感じるのではないだろうか。
 周辺のアーティストなどとも比較しながら、キリンジが登場した意味、存在し続けている意義のようなものをもっと深く掘り下げてほしかったと少し残念な感じがした。
 まあ、これは10年もキリンジをほぼリアルタイムで聴いてきた者の贅沢な不満かもしれない。 「○○も××も好きだけどキリンジも好きです」というような人には楽しく読める特集になっていると思う。


MUSIC MAGAZINE ( ミュージックマガジン ) 2010年 10月号
ミュージックマガジン
2010-09-18

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