キリンジ「あの世で罰を受けるほど」
「TVブロス」誌を読まなくなって久しい。
まあ、キリンジの連載と、津田寛治さんの連載が終わってしまった今となっては、特に用のない雑誌なんだけど(「好きな男、嫌いな男」もやらなくなっちゃったし)。
本書は、ブロス誌に連載していたキリンジのコラムを単行本化したもの。
ブロスを毎回チェックしていたわけではないので、初めて読むコラムも多く、思った以上に笑えたし楽しめた。
流麗な筆致とピリッとしたユーモアで圧倒する高樹氏、一見地味だが後からしみじみ来る泰行氏と、まるでそれぞれの作る曲のような個性の違いが文章でも楽しめる。
高樹氏の文章のおもしろさは特筆すべきなんだけど、今の私にとっては、高樹氏の子育ての話が改めて興味深い。
どこかの国では、胎盤を食べる風習があると聞いて、わが子の胎盤を食べさせてもらえないかと奥様の健診に毎回付き添ったが、ついに出産後もお医者さんに言いだせなかったとか、奥様が職場復帰するにあたって「卒乳」をさせないといけなくなり奮戦する話とか、お子さんの育児と家事についてとか(何せミュージシャンで在宅なので、相当家事や育児をこなしているようだ)楽しめた。
今では公式サイトのブログさえも会員制で(ちなみに私は会員になっていないので読めない)なんだかやたら敷居が高くなってしまっているキリンジだけれど、何度も言うようだけれど本当にもったいない売り方だ。
売り方によってはおもしろいキャラクターなのに(もちろん音楽のすばらしさは言うまでもなく)。
あの世で罰を受けるほど
まあ、キリンジの連載と、津田寛治さんの連載が終わってしまった今となっては、特に用のない雑誌なんだけど(「好きな男、嫌いな男」もやらなくなっちゃったし)。
本書は、ブロス誌に連載していたキリンジのコラムを単行本化したもの。
ブロスを毎回チェックしていたわけではないので、初めて読むコラムも多く、思った以上に笑えたし楽しめた。
流麗な筆致とピリッとしたユーモアで圧倒する高樹氏、一見地味だが後からしみじみ来る泰行氏と、まるでそれぞれの作る曲のような個性の違いが文章でも楽しめる。
高樹氏の文章のおもしろさは特筆すべきなんだけど、今の私にとっては、高樹氏の子育ての話が改めて興味深い。
どこかの国では、胎盤を食べる風習があると聞いて、わが子の胎盤を食べさせてもらえないかと奥様の健診に毎回付き添ったが、ついに出産後もお医者さんに言いだせなかったとか、奥様が職場復帰するにあたって「卒乳」をさせないといけなくなり奮戦する話とか、お子さんの育児と家事についてとか(何せミュージシャンで在宅なので、相当家事や育児をこなしているようだ)楽しめた。
今では公式サイトのブログさえも会員制で(ちなみに私は会員になっていないので読めない)なんだかやたら敷居が高くなってしまっているキリンジだけれど、何度も言うようだけれど本当にもったいない売り方だ。
売り方によってはおもしろいキャラクターなのに(もちろん音楽のすばらしさは言うまでもなく)。