宝塚歌劇団花組公演「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」

 花組男役トップスター・春野寿美礼のサヨナラ公演である。
 1930年代のマルセイユを舞台に、わけありで帰郷してきたジェラール(春野)と、親友で夜の歓楽街のボス・シモン(真飛聖)、そして女性参政権の確立のため奮闘するマリアンヌ(桜乃彩音)を軸に展開する物語。
 おささん(春野)を見るのは3回目。元からだったけれど歌唱・演技・存在感、すべてにおいてトップにふさわしい大きさがあり、安心して見ていられるトップさんである。
 おさ・あやねコンビを見るのは初めてだったため、今回特にあやねちゃんに注目したわけだけど、ややハスキーな声には年齢不相応な色気もあり、なかなかよろしい。もちろん若さはじける演技やダンスも魅せる。ただやはりよく言われることかもしれないけれど、歌をもう少し勉強してほしいな。オーケストラに完全に声量が負けてしまってる。でも見た目もきれいだし、ゆうさん(真飛)との新しいトップコンビでさらに大きなトップ娘役になってくれることでしょう。
 マリアンヌを支える市議会議員・モーリスには壮一帆。壮さんってまじめなサラリーマン役とか刑事役とかそういうの多いよね。そろそろもっとインパクトの強い役をやらないと(役が回ってこないと)せっかくのスター性が失われてしまうんじゃないかと心配だ。もちろんどんな役もしっかりこなしてはいるんだけど。
 インパクトといえば、今回最もサプライズな役どころだったのが、シモンの恋人・ジャンヌ役の愛音羽麗。男役のみわっち(愛音)がやってくれました。妖艶な女役。ひょっとして壮さんより彼女をプッシュしてるんじゃ……? がんばれ壮さん!
 娘役陣はといえば、トップ娘役が若いこともあってか、花組にはこれといえる確立された2番手娘役がいない。桜一花ちゃんはそろそろヒロイン候補というより別格気味だし(でもかわいい。黒目がちの大きな目はショーでもよく目立つ)、猛プッシュされてる野々すみ花ちゃんはまだまだ若い。当分この、中堅スターと新進スターのダブル2番手娘役で行くのかな。ほかの娘役ちゃんたちも頑張れ!
 ショーはさすがダンスの花組、男役の花組。今回で退団する鈴懸三由岐、花純風香両お姉さま方が踊る踊る! 男役の黒燕尾の群舞! 見ごたえあったな。あやねちゃんも大人びた役が多いといってもまだまだショーの衣装を着ると少女のような華奢な背中。これから「背中で語れる」娘役トップさんになれるようがんばれ!

 来月は星組を見に行くのだ。とうこさん(安蘭けい)楽しみ!

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