キリンジ「DODECAGON」ツアー@NHK大阪ホール!

キリンジ@SHIBUYA-AX」について
 昨日は職場の忘年会だったんだが、そんなものはあの兄弟の前にあっては何の妨げにもならない! 軽々とブッチして大阪まで飛んでいきましたよ。
 NHK大阪ホールに入ったのは初めて。普段はNHKの「思い出のメロディー」的なベタな番組を収録しているホールなので、一体そこでどんなキリンジライブが繰り広げられるのか少々心配だったんだけど、なかなかどうしてきれいなホールだった。
 私、いろいろあってキリンジのライブは「FINE」ツアー以来。その時は「フェイバリット」をピアノのみをバックに歌う泰行氏にしびれたものだ。さて、今回はどのような!?
 一曲目は「自棄っぱちオプティミスト」。CDでも安定した歌唱が聴けるこの曲、ウォーミングアップに最適なんではないだろうか(←偉そう)。私たち観客もリラックス。
 「ニュータウン」「ダンボールの宮殿」「風を撃て」など、かなりなつかし目の曲が並び、一瞬最新アルバム発売ツアーであることを忘れそうに。それにしても「ダンボール」の松本氏のピアノソロすさまじかった。私も最近ジャスピアノを練習してみてわかるのが、ああいうアドリブ的なピアノソロを弾くことがいかに難しいか。もう指先を集中して見てしまった。素晴らしい!
 そんな松本氏をはじめとするツアーメンバーの紹介は比較的早いうちに。ブルーマウンテンズにも参加の伊藤隆博氏も私にとっては久しぶり。青山陽一氏のライブで、キーボードを弾いてたのが唐突に立ち上がってトロンボーンを吹き出した姿が強烈に印象的だった彼だが、今回も「ララバイ」「愛しのルーティーン」で唐突に吹いてくれました。かっこいいっす。それから、アーティストを観に来てんだか真城さんを見に来てんだか自分でもわからなくなるくらい、私の行くライブ行くライブに必ずいる真城めぐみ姉さん。黒のニットにグレーのロングフレアというシックなスタイルでした。
 弟「昨日は移動日で、雨も降ってたし喉を痛めちゃいけないってんで、カレー食いに行っただけで部屋でテレビ観てましたね」
 兄「ぼくはテレビは見なかったですね。「なるトモ!」以外。あれ、関東では終わっちゃったんですよ。黒田(メッセンジャー)って人が面白くて(ここで会場爆笑。黒田氏は関西では非常に有名なお笑い芸人。「浪花の土田晃之」という感じの人)。あとは松本君と、コーラスの二人とで京都を散策してました。錦市場とか。あれ、試食したら絶対買いたくなっちゃうからダメですね」そして、兄弟でやっていたのに喧嘩別れし、現在は兄弟別々で店を出しているという某有名カバン店の話をし、唐突に「俺たちは仲良くやろうなっ!」ここでまた会場大受け。言われた方は少々リアクションに困っていたが(苦笑)。そんな淡々としたMCも相変わらず。
 高樹氏はこうも言っていた。「大阪でのライブのアンケートには、必ず『MC頑張れ』って書いてあるんですよ。あの、ぼくたち別にしゃべりが身上じゃないですよ(笑)。だから…頑張れとか言わないで下さい(笑)」。まあ気持ちはわかるけど、関西人ってどうしても、誰に対しても「人間味」みたいなものを求めてしまう部分があり、それが往々にして「笑い」とイコール視されてしまうところがある。だから関東人ミュージシャンであってもしゃべりが面白ければ関西でも人気が出たりね。でも個人的には、しゃべりは今まで通り朴訥でいいから、その分音楽でまっとうに聴かせてほしい。しゃべりが面白くて関西で人気に火がついて、今年紅白に初出場する某アーティストのライブに一回だけ行ったことがあるけど、確かにMCは面白かったんだけど、ほとんどの曲で原曲よりキーを下げていて、すごくがっかりした。ハスキーなハイトーンが魅力の人なのに。プロならそれくらい生でも聴かせろよ!と残念に思ったことが。
 それにひきかえ、今回の泰行氏はいつもながら聴かせてくれた。「鼻紙」のようなファルセットを多用した曲はさすがに苦しい部分もあったが、「スウィートソウル」「ララバイ」「愛しのルーティーン」先程の「ダンボールの宮殿」などなど、安心して聴いていられるヴォーカリストになったなと感慨深い。でもいまだに危うい部分もあり、そこがまた萌えポイント。
 今回、一曲通して歌う曲がなかった分、ギターとコーラスに徹した感のある高樹氏。こんなにかっこいいギタリストだったんだと改めて驚愕。高樹氏といえばどうしても流麗なメロディーを作る人、意味深な歌詞をつむぐ人、というイメージが私の中で先行しがちだったんだけど、クールな表情で淡々と弾くギターが思いのほか熱いのだ。兄さん素敵です! そして足が長い!
 本編ラストは「Love is on Line」。期待通りのハイトーンヴォーカルが美しい~。でも本当に泰行さんすごくなったなと思ったのは最後のフレーズ♪渡る夜露さ♪の低音部。低音に深みがものすごく増したなと。これからますます高音も低音も磨きをかけて、魅力的なヴォーカリストになってくれるんじゃないかと期待大。
 アンコールは「CHANT!!!」「ブルーバード」。「CHANT!!!」は会場中がハンドクラップの海と化した。「ブルーバード」はCDでは正直ピンと来る曲ではなかったんだけど、やはり広い会場でライブで聴くと良い。「これからも大阪に来ようと思ってますので、また観に来てください! 今日はどうもありがとうございました!」と、いつもながら礼儀正しい挨拶とともにステージを去った兄弟なのであった。
 あー今でも感動が覚めやらなくて、「DODECAGON」と「47'45"」を聴き直してしまった土曜日の午後。「この人たちと同じ時代に生きることができてよかった。この人たちと2~5歳くらいしか違わなくて、同じ日本人で、こうして同じ空間で同じ空気を吸えて、この人たちが奏でる音楽の洪水を浴びることができて、なんて幸せなんだろう」と、昨夜「柳のように揺れるネクタイの」を聴きながらしみじみ思った(曲の内容とはまったく関係ないけど)。今度関西に来てくれるのはいつになるんだろう。事務所が閉鎖になったりいろいろあるし、だいぶ先になるんだろうか。つらい。それまで武道館ライブのDVDを見ながら待つことにしよう。

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